断言法で願いを叶えるための基本的な使い方と例文

断言法は、強力な願望実現方法の一つとして有名です。

 

この方法は、特定の目標や願望を実現するために、それを毎日繰り返し書き記すことによって、潜在意識に深く刻み込むというものです。

 

断言法の提唱者であるスコット・アダムスは、自身の経験を通じて、この方法の有効性を証明しました。

 

アダムスは、漫画家のトップになることを夢見ていましたが、当初はその道は険しく、多くの困難を乗り越える必要がありました。

 

しかし、彼は断言法を用いるようになると、アダムスの行動が変わったというのもありますが、それだけでなく不思議な偶然が重なってトップの漫画家となった……そう、彼自身が述べています。

 

今、彼はディルバートという作品で、世界的な成功を収めた漫画家として知られています。

断言法の手順

断言法は、シンプルな願い実現メソッドとして知られています。

とうぜんお金を引き寄せるためにも効果的に活用できます。

ここでは、断言法をお金に関して使う際の詳細手順を解説します。

1. 明確な目標金額を設定

まず、自分が本当に手に入れたいお金の具体的な金額を設定しましょう。

目標金額は、具体的かつ明確に設定することで、潜在意識に働きかけやすくなります。

 

例えば以下のような願望にします。

 

「1年以内に貯金1000万円達成する」

「月収100万円稼ぐ」

「宝くじで1億円当たる」

 

2. 実際に断言法で書く文章を考える

目標金額が決まったら、断言法で書く文章を考えましょう。

断言法のアファメーションは、以下のポイントを踏まえて作成しましょう。

 

アダムスの著書では、以下の形で書く事が推奨されています。

 

いわゆる、決意表明のような形です。

 

決意表明の文章とは、以下のような文章です。

→私、○氏名+名前○は、月収100万円になる。

 

しかし過去形や、現在進行形で書いて願いが叶ったという方もいらっしゃいます。

 

過去形

→私、○氏名+名前○は、月収100万円になった。

 

現在進行形

→私、○氏名+名前○は、月収100万円になりつつある。

 

どの形式の文章で書くのかは、あなたの抵抗感が小さい物を選ぶことをおすすめします。

 

また金額については、100万円というような漢字を入れて書くよりも、1000,000というように銀行通帳に記帳される数字のように書いたら、すぐに叶ったという話があります。

 

3. 毎日15回、実際にアファメーションを書く

アファメーションができたら、毎日15回、繰り返し書きましょう。

書く際には、願望が実現した後の生活をイメージしながら書くようにと、アダムスは語っています。

また、決まった時間に書くようにした方が、続けやすくなります。

 

ですが、毎回違う時間帯に書いた方にも、願いが叶ったという方は多くいらっしゃいます。

 

なお書く期間の目安は半年間。

 

アダムスは、半年間書き続けて叶う気配が無い場合は、その願望を書くのは終わりにするそうです。

 

断言法の文章形式

断言法でお金を得る願いを書く場合、以下の形の文章となります。

 

私、○名字+名前○は、△金額△になる。

 

”になる”の部分は、完了形、現在進行形、決意表明の3種類のうち、どれかの形式を選ぶことがほとんどです。

 

完了形

完了形は、願いがすでに叶ったかのように表現する方法です。

 

例えば、「私、○○は貯金が1000万円を超えた」と書くことで、その状態が現実であるかのように潜在意識に訴えかけます。

 

現在進行形

現在進行形は、願いが徐々に叶いつつある状態を表します。

 

例えば、「私、○○は毎日貯金が増えている」と書くことで、進行中のプロセスを感じ取ります。

 

この形式のメリットは、完了形よりも抵抗感が小さい点です。

 

決意表明

決意表明は、自分自身を鼓舞し、行動を促すための宣言です。

 

例えば、「私は経済的自由を手に入れる」と書くことで、その目標に向けた強い意志を潜在意識に刻み込みます。

 

この形式のメリットは、引き寄せの法則のような意識が物理世界に影響を与えるという考えが信じられない人も使える点です。

 

自分の行動だけで、願望を叶えていくことが好みの方向けの文体であると言えるでしょう。

 

成功体験の共有

断言法は、目標を紙に書き続けることで潜在意識に働きかけ、願いを叶えるメソッドです。

お金に関する断言法も効果があり、多くの人が臨時収入や収入アップを経験しています。

ここでは、ネット上で見つかる断言法の体験談の概要をお伝えさせて頂きます。

1. 月収12億5000万円を達成した人

• 毎日「私は月収が10億円以上ある」とアファメーションを書く
• 特に信じたり期待したりせず、気楽に続ける
• 数ヶ月後、医●系の特許を取得し、月収12億5000万円達成

2. 臨時収入を得た人

• 欲しいものを具体的にイメージし、「私は○○を持っている」とアファメーションを書く
• 具体的な金額を指定しなくても効果がある
• 数日で臨時収入が入ってくる

3. 宝くじで当選舌した人

• 具体的な金額を指定し、「宝くじで○○円当たる」とアファメーションを書く
• 数ヶ月後、高額当選

4. 収入アップした人

• 具体的な金額を指定し、「私の月収は○○円ある」とアファメーションを書く
• 数ヶ月後、昇給や転職により収入アップ

 

断言法は紙とデジタルのどちらがオススメ？

断言法は、紙とデジタルのどちらで書いても良いとアダムスは語っています。

 

ですが、それぞれ利点と欠点があるので、それらを踏まえた上で、どちらを使うのか決めましょう。

 

紙に手書きで書く

手書きで書く最大の利点は、脳の活動を促進することです。

 

手書きの場合は、脳の1万以上の部分を刺激し、創造性や記憶力を高める効果があるとされています。

（キーボードなどの場合は数100程度）

 

また、手書きは個人的なタッチを加えることができ、書く行為自体に意味を持たせることができます。

 

一方で、欠点としては時間がかかることや、大量の願い事を書く際には不便であることが挙げられます。

 

デジタルデバイスで書く方法

デジタルデバイスを使用する利点は、速さと便利さです。

 

キーボードを使って素早く文章を入力でき、どこにいても書き続けることができます。

 

しかし、手書きに比べて脳の活動が少ないという研究結果もあり、潜在意識に願いを刻みつけるという目的という観点では弱いと言えます。

 

ですが、速く手軽に書けるので、断言法の最大のハードルである続けるのが大変であるというデメリットへの対策になります。

 

断言法の心理的効果

断言法を実践することで、願望が実現する過程において、多くの人がポジティブな変化を体験します。

 

これらの変化は、単に目標を達成すること以上の意味を持ち、個人の内面的な成長や自己認識の向上に寄与することがあります。

 

ポジティブな自己イメージの形成

断言法を通じて、個人は自分自身を成功した状態で想像することが多くなります。

 

この習慣は、自己イメージを強化し、自信を育むことに役立ちます。

 

モチベーションの維持

断言法は、毎日のように同じ願いを書く願望実現方法です。

 

しかも1日の間に15回も願いごとに意識を向けることになりますよね。

 

このため、断言法を行っていると、願望に意識を向けている時間が増えるので、実現へのモチベーションを維持しやすくなります。

 

行動の変化

断言法を実践することで、目標に関連する行動を無意識のうちに取るようになることがあります。

 

普段は行かないような場所に行きたくなったり、妙に気になる本が目に入ったり。

 

こういった、感覚は潜在意識のメッセージであることがあります。

 

そういった感覚を大切にして従う事で、思いがけない形で願いごとが叶ったという例は多くあります。

 

もちろん勘違いもあるので、リスク管理はしっかり行う必要がありますが。

 

認知の変化

断言法は、目標に対する認知を変えることがあります。

 

繰り返し願望を書くことで、それが現実のものとしてより受け入れられるようになります。

 

すると、これまで考えてもみなかった方法に思いつくことも。

 

断言法による心理効果をもっと活かすために

これらの心理的効果を最大限に活用するためには、以下の工夫をしてみると良いでしょう。

 

 

おわりに

今回は、お金に対して断言法を使う場合についてお伝えしました。

 

断言法は、色々な分野で使えるのですが、お金で使う方も多くいらっしゃるようです。

 

継続するのが大変な断言法ですが、少しくらい休んでもいいし、書く数が15以下であっても良いとアダムスは語っています。

 

また休んだり、15以下でも叶ったという報告も多くあります。

 

ですから、気軽に断言法は始めるのが良いのではないでしょうか？