さつまいもを食べると、おならが出やすくなるという話は有名ですよね。
事実、健康な人が1日におならをする回数は13回。一方でさつまいもを食べた人は1日に20回前後のおならをすると言われています。
ですから、さつまいもを食べるとおならが出やすくなるという話は、都市伝説の類ではないのです。
このおならですが、出すと人目が気になるものですよね。
今回は、さつまいものおならを防ぐのに役立つ情報をお伝えします。
さつまいものおならを防ぐ!人前で出ないようにするには?
さつまいもを食べると出やすくなるおなら。
実は、さつまいもの皮ごと食べると防ぐことが出来ます。
おれは皮に含まれるヤラピンという消化酵素のおかげ。
ヤラピンによって、さつまいものデンプンが早く消化されるため、消化効率が良くなります。
なぜやらピンの消化酵素でオナラを防げるのか?
さつまいもを食べることでおならが出る大きな原因は、さつまいもが消化しにくい食べ物である事です。
ですから皮ごと食べて消化酵素を得ることが、おならを防ぐことに繋がるのです。
重要なのは消化効率をアップさせること
さつまいもの皮を食べると、おならを防げるのはデンプンの消化効率がアップするからです。
この事を考えると、デンプンの消化効率をアップできるのなら、皮以外の方法を使っても良いということだって分かりますよね。
ですからさつまいものおならを防ぐには、サプリメントを飲むのも手ですし、調理方法を工夫するなんていうのも有効な手だと言えます。
さつまいもを食べておならが出るのは何時間後?
さつまいもを食べておならが出るようになる時間知っておけば、タイミングに気を付けておならの出るタイミングを調整できますよね。
おならは、腸内でアミロースを分解してガスが発生すると出る準備が完了します。
残念ながら、消化する時間というのは個人差があるため一概には言えません。
ですが、目安として6~8時間後でおならの出やすくなると言われていますよ。
さつまいものおならが止まらない?案外、臭わないから大丈夫かも
さつまいもを食べた後に出るおならは、あまり臭いがしません。
これは、臭いの元となるアンモニアがあまり含まれない炭酸ガスのおならだからです。
ですから、臭いで気付かれることはありませんよ。
ただ、音の出るタイプのおならなので、音で気づかれるかもしれませんが。
さつまいもでおならが出るのはなぜ?
さつまいもを食べるとおならが出るのには、ちゃんとした理由が存在ます。
その理由というのは──
- さつまいものデンプンは分解しづらい
- さつまいもには食物繊維が多い
──この2つです!
おならの出る理由1:さつまいものデンプンは分解しづらい
おならの成分は、口から一緒に飲み込んだ空気と腸内細菌によって分解されたときに発生するガスの2つ。
この腸内細菌によって発生するガスが重要です。
腸内細菌によって発生するガス
腸内細菌によって発生するガスのほとんどは、大腸で吸収されます。
吸収しきれなかった分が、肛門から外に出るのです。
さつまいものデンプンは分解するのが難しく、腸内に長くとどまってしまいます。
そして胃や小腸で分解しきれずに大腸にまで──。
そのため腸内細菌によって分解されるタイミングが遅くなり、大腸にガスが吸収される時間が取れません。
この結果、他の食べ物よりも肛門から出るおならの量が多くなってしまうのです。
さつまいものデンプンについて
さつまいものデンプンは、粒が大きいという特徴があります。
このため胃や小腸で消化されずに大腸で消化されやすいのです。
おならの出る理由2:さつまいもには食物繊維が多い
食物繊維は消化に時間が掛ります。
この食物繊維ですがご飯と比較すると、蒸したさつまいもには10倍ほど含まれています。
食物繊維によってデンプンが守られて消化に時間が掛り、大腸にまで運ばれるデンプンが増える。さらに蠕動(ぜんどう)運動”という腸周辺の筋肉が伸縮する動きも長く行われてオナラが肛門から押し出されやすくなる。
こういった理由から、オナラが出やすくなります。
終わりに
今回は、さつまいもでおならが出る理由についてお伝えしました。
さつまいもによるオナラですが、出るのを防ぐポイントは消化効率を上げることにあります。
特に、さつまいものデンプンを消化しやすくすることが大切です。
そのためにもっとも手軽に行えるのが、さつまいもの皮ごと食べることです。
ですが消化効率を上げるために、調理方法に気を使ったりサプリメントを使うなどするのも良い方法ですよ。