朝になっても子供が中々起きてくれない。
もしくはずっと眠たそうにしている。
このような状況は、親はイライラするし子供も授業中などにボーっとするなど誰も得をしない。
そんな子どもが起きない状態というのは、寝る時間が遅いなどの原因が存在している。
だからこの原因をなんとかしないと、これからもずっと子供が起きないと悩むことになってしまう。
今回は、そういった子供が起きない根本的な原因と子供を起こす工夫について今回はお伝えする。
子どもが起きない原因について
子どもが起きない原因は、以下の2種類のどちらかに当てはまることがほとんど。
だから、まずはアナタの子どもがどちらかに当てはまらないか考えてみよう。
- 規則正しい生活習慣が身についていない
- 睡眠時間が安定する年齢ではない
では、これから上記2つについて少し詳しく解説させて頂く。
規則正しい生活習慣が身についていない
最近は、親に合わせる形で遅くまで起きていることも多い。
でも子どもは大人よりも多くの睡眠時間を必要とする。
だから大人と同じように夜遅くまで起きているというのは、寝不足になって当たり前の習慣だとすらいえる。
こういった理由から、子供に十分な睡眠時間をとらせているのかしっかりと振り返ってみる必要もある。
睡眠時間が安定する年齢ではない
人間は、生まれた頃はレム睡眠とノンレム睡眠との区別がほとんどない。
それが年齢に比例して区別がつくようになってくる。
だから子供の段階では、身体が未熟で質の高い睡眠をとることができない。
このことが原因で、子供が朝になっても起きないという事態になっていることも多い。
子供の睡眠時間
子供は、大人に近づくにつれて徐々に必要な睡眠時間が短くなっていく。
だから子供と大人とは睡眠時間が違うので、子供がどれだけの睡眠時間を必要とするのか知っておく必要がある。
もしも年齢に見合わない短めの睡眠時間だったら、早めに対処をしたい。
- 0歳~3か月:14~17時間
- 乳児:12~15時間
- 1歳~2歳:11~14時間
- 3歳~5歳:10~13時間
- 4歳~6歳:10~11時間
- 6歳~13歳:9~11時間
- 13歳~18歳:8~9時間
子供の睡眠時間にも個人差は存在する。
でも上記の目安よりも睡眠時間が大きく少ないのなら、生活習慣を見直す必要がある。
子供が起きない!!を防ぐために絶対に行いたいこと
子供が起きない場合、先に述べた2つの原因への対策は必ず行う必要がある。
その1つが、先に述べたような必要な睡眠時間の確保。
もう1つは、朝起きたら太陽光に当てること。
これら2つの要素は、子供が朝になっても起きない場合に必ず取り入れるようにしたい。
必要な睡眠時間の確保について
子供に必要な睡眠時間を確保するためには、とうぜん最適な睡眠時間をあらかじめ知っておく必要がある。
また子供が睡眠不足になる原因として多いのが、親の都合で子供を遅くまで起こさせているというパターン。
親と子供とでは、必要とする睡眠時間に違いがあるので、寝る時間を親に合わせた場合は高確率で睡眠不足になってしまうので注意が必要。
朝起きたら太陽光に当てることについて
朝起きたら太陽光に当たると、メラトニンが分泌される。
メラトニンというのは体を覚醒状態に持っていくホルモン。
だから太陽光に当たると、目を覚ましやすくなる。
子どもを太陽光に当てる工夫
子どもを太陽光に当てる場合、寝る環境に手を加えることも考えたい。
まず子供が寝る場所は、朝になると顔に陽光が当たる場所にする。
そして陽光が室内に入るように、防犯上の問題がないのなら遮光カーテンは使わず通常のカーテンを使うようにしたい。
もしも遮光カーテン、ブラインド、シェードを使わざる得ないのなら、朝になったらそららを開けて陽光が子どもの顔を照らすようにするといい。
太陽光を取り入れるタイミング
太陽光を部屋に取り入れるため窓を開けるなどする場合、子供が起きなければならない時間の10分ほど前が目安となる。
でも最初の頃は太陽光だけでは起きないから、優しく揺らすなどして起こすように心がけたい。
激しく揺らしたりすると、脳内で起きることと記憶が結びついてしまい、起きること=嫌な事だと思うようになりかねない。
だからイラっとしても、優しく起こすことを忘れてはいけない。
太陽が昇るのが遅い冬場などは?
冬などは太陽が昇るのが遅くなる。
そうなると子供の起きなければならない時間によっては、太陽が昇っていないことも──。
とうぜん太陽光が昇るのを待つわけにはいかない。
このような場合は、他の方法を選ぶか太陽光を再現した目覚まし時計があるので、それを使ってみるのも良い。
朝、子供が起きないときに行いたい他の方法
先に述べたように、朝になっても子供が中々起きない場合には、以下の2点について考える必要がある。
- 規則正しい生活習慣が身についていない
- 睡眠時間が安定する年齢ではない
これからお伝えするのは、上記2つを解決したうえで行うと良いこと。
行わなくてもいいけど、もしも行えば子供が朝になったとき起きる可能性が高まる。
その方法とは以下の3つ。
- 自分で目覚ましをセットさせる
- 朝ごはんは子供の好きな物を用意
- 子どもの好きな音楽を流す
これらは、あくまで先に述べた起きない原因を解決してから行うことである点には注意をしよう。
自分で目覚ましをセットさせる
子供に自分で目覚ましをセットさせることは、自立心を芽生えさせる小さなキッカケになる。
自分で目覚ましをセットさせれば、責任感が生じる子も多い。
もしも自分で目覚ましをセットして起きられなくても責めない。
一方で自分で目覚ましをセットして予定通り起きられたら、大げさなほどに親として喜ぶようにすれば子供の責任感を育てることに繋がる。
朝ごはんは子供の好きな物を用意
朝ごはんを子供が好む物にすれば、子供の頭の中で起きることにプラスの意味を持たせられる。
また最近は朝食抜きの子供が増えて、それでエネルギー不足になり学校の成績が悪くなることを問題視する専門家も多い。
だから子供が朝食を摂ることを促すことは、起きない事への対策以上の意味があると言える。
子どもの好きな音楽を流す
子どもの好きな音楽を流すことは、最も手軽に行える方法だと思う。
でも子どもが起きようというモチベーションを引き出すという目的にとって、決して高くはない効果を期待できる方法ではない。
それでも他の方法と併用しやすいという利点がある。
だから基本的には、他の方法と併用する形になると考えていい。
おわりに
子供が朝に起きられないというのは、デメリットが大きい。
眠気が学校に行っているときに出るし、朝食抜きになれば頭がボーっとして授業の内容が更に頭に入ってこなくなる。
こういった事態を防ぐためには、やはり先に述べた以下の2点を考慮することが最も大切になる。
- 規則正しい生活習慣が身についていない
- 睡眠時間が安定する年齢ではない
これらを解決しない限り、他のことを行っても効果はあまり期待できない。
例え効果が出ても一時的なもので終わってしまう。
毎日、無理やり子供を起こすのは親も子供も辛い。
だから起こすことで悩まないように、先に述べた2点を早めに解消するようにしたい。