七福神

七福神は、宝船に乗った姿で有名な神様たち。

 

縁起の良い神様として知られているけど、具体的にはどのようなご利益があるのだろう?

 

今回の記事では、七福神の名前とご利益についてお伝えする。

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七福神のご利益

七福神は、7柱(神様の人数は柱という言葉で表す)の神様。

 

商売繁盛の神様として知られる恵比寿天様(えびすてんさま)以外の神様は海外から日本にやってきた。

 

その過程でご利益は色々と変化してきたけど、今の日本では以下のご利益があるとされている。

 

七福神のご利益
  • 大黒天
    ○読み方:だいこくてん
    ○特徴:商売繁盛の神様として知られている
    ○ご利益:五穀豊穣、子孫繁栄、出世開運
  • 毘沙門天
    ○読み方:びしゃもんてん
    ○特徴:夫婦和合の神様として知られている
    ○ご利益:武道成就、降魔厄除、家内安全、大願成就、財宝富貴
  • 恵比寿天
    ○読み方:えびすてん
    ○特徴:大魚守護の神様として知られている
    ○ご利益:商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大漁豊作
  • 寿老人
    ○読み方:じゅろうじん
    ○特徴:福徳智慧の神様として知られている
    ○ご利益:幸福長寿、家庭円満、延命長寿、福徳知恵
  • 福禄寿
    ○読み方:ふくろくじゅ
    ○特徴:招徳人望の神様として知られている
    ○ご利益:財運招福、延命長寿、立身出世、招徳人望
  • 弁財天
    ○読み方:べんざいてん
    ○特徴:福徳施与の神様として知られている
    ○ご利益:恋愛成就、学徳成就、諸芸上達
  • 布袋尊
    ○読み方:ほていそん
    ○特徴:商売繁盛の神様として知られている
    ○ご利益:千客万来、家運隆盛、家庭円満

 

上記のようなご利益が各七福神にはあるとされている。

 

そして七福神全てを参拝することで、七難即滅、七福即生というご利益があるとも。

七難即滅、七福即生について

七難即滅、七福即生というのは、7つの災難(七難)が除かれて七つの幸福(七福)を授かるという意味。

 

具体的には、以下のような感じ。

 

七難
  • 水害の難
  • 風害の難
  • 日月の難
  • 火災の難
  • 戦乱盗賊の難
  • 早魃の難
  • 星宿の難

 

七福
  • 寿命 : 寿老神のご利益
  • 有福 : 大黒天のご利益
  • 人望 : 恵比須神のご利益
  • 清廉 : 布袋のご利益
  • 威光 : 毘沙門のご利益
  • 愛敬 : 弁財天のご利益
  • 大量 : 福禄寿のご利益

 

七福神の七の意味

七福神の七。

 

古くから七にはたくさんのという意味があった。

 

だから七福とは、たくさんの福という意味と捉えることもできる。

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七福神とは?名前と具体的なご利益

七福神の信仰は、室町時代の末期から始まった。

 

特に農民や漁民の間で民間信仰という形で浸透していった。

 

では七福神はいつ頃から存在していたのかというと、日本では平安時代~室町時代にインドや中国から伝わったとされている。

 

そして室町時代の後期に入ると、もともと日本に存在していた恵比寿さんと合わせた合計七柱の神様が信仰されるようになった。

 

では、これから各神様の少し詳しい情報をお伝えしていこうと思う。

大黒天(だいこくてん)

大黒天様は、大地を掌握するとされており農業の神様として有名。

 

国造りの神さまである大国主命と過去に習合(同一視)されて、豊穣の神さまとして信仰されるようになった。

 

また財宝、福徳開運の神様としても知られている。

見た目

大黒様は、頭には頭巾、背に大きな袋を背負って手には打ち出の小づちを持っている姿で描かれる場合が多い。

 

背に背負った大きな袋は、打ち出の小づちを振れば何でも出てきて、何でも欲しい物が出てくるのだとか……青い猫型ロボットのお腹のポケットみたいだ( ̄Д ̄;;

歴史やいわれ

大黒様は一度仏となったけど、人々に福徳を授けようと再び現世に降りたとされている。

 

インドではマハーカーラという神様で、ヒンドゥー教の最高神であるシヴァ神の化身の一つとされていた。

 

このマハーカーラという名前は、大いなる暗黒という意味がある。

毘沙門天(びしゃもんてん)

毘沙門天様は、融通招福の神として知られている。

 

庶民には富の神として信仰する人が多かった。

 

また悪霊退散、知恵と勇気の神様でもあるため、武将は勝負の神様として信仰する。

見た目

武将の姿をしており少し怖い。

 

右手には宝棒、左手には宝塔。

 

さらに足元を見ると、踏みつけられた邪鬼がいる。

歴史やいわれ

インドでは財宝の神さまだった。

 

中国に渡ると、仏教を守護する四天王の一柱である多聞天として、武神や守護神として信仰された。

 

そういった闘いの神様であるという性質から、毘沙門天は上杉謙信が信仰したことでも有名。

恵比寿天(えびすてん)

恵比寿天様は、漁業の神様。

 

でも現代は、商売繁盛の神としての方が有名となっている。

見た目

左手に鯛、右手に釣り竿を持った姿で描かれることが多い。

歴史やいわれ

七福神の中で、唯一の日本初の神様。

 

いざなみ、いざなぎの第三子(一説には第一子の蛭子という説もある)で、満三歳になっても歩くことが無かったので船に乗せられて捨てられたとされる。

 

でも乗せられた船が漂着した場所で手厚く祀られたとされる。

 

初めの頃は海の神様だったけど、鎌倉時代に入ると商売繁盛の神様としても信仰されるようになった。

寿老人(じゅろうじん)

寿老人様は、南極老人星の化身だともされる仙人。

 

七福神の仲間である福禄寿と同一視されることもあり、この場合は吉祥天などが代わりに描かれることもある。

見た目

手に持った杖には巻物を括り付け、団扇や桃などを持って、鹿が従っている姿で描かれることが多い。

 

それぞれ手にした物には意味があり、団扇は難を払う、桃は長寿の象徴、鹿も長寿の象徴となっている。

歴史やいわれ

中国に置いて、道教の修行によって仙人(神仙)に至ったとされる。

福禄寿(ふくろくじゅ)

福禄寿様は、長い頭がチャームポイントな道教の神様。

 

招徳人望の神様として知られていて、名前の文字には、以下のような意味がある。

 

  • 福(幸福)=幸運と子孫に恵まれる
  • 禄(身分)=金銭に恵まれる
  • 寿(寿命)=長生きする

見た目

福禄寿様は、長い頭に長い顎鬚(あごひげ)、大きな耳たぶを持った千歳の老人。

 

左手に宝珠、右手には巻物が括りつけられた杖、そして鶴と亀を連れている姿で描かれることが多い。

歴史やいわれ

元々は、福星・禄星・寿星(この寿星が南極老人星とされる)の三星を神格化した神様とされていた。

 

でも日本には、福禄寿様は道教の長寿神で寿星の化身の仙人と伝えられる。

 

だから一般的に中国では福星・禄星・寿星の三星の神様とされるが、日本では寿星の一星の神様として扱われるという違いがある。

 

中国の町や村に住みながら、多くの人々の信仰を集めたとされる。

 

日本では鎌倉~室町時代に中国の神様を描いた絵として伝わった。

弁財天(べんざいてん)

弁財天様は七福神の紅一点で、日本では奈良時代から信仰されるようになる。

 

知恵財宝、愛嬌縁結び、芸事の神様とされることが多い。

 

神道の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)や、仏教の妙音菩薩と同一視されることも。

見た目

七福神の中で唯一の女性神。

 

羽衣をまとって琵琶(びわ)を手にしている姿で描かれることが多い。

歴史やいわれ

元々は、インドで水(河)の神様として信仰されていた。

 

いつしか音楽や言語の神様として崇められるようになり、やがて日本に伝わってきた。

 

インドの神様だった頃は、ヒンドゥー教の水の神さまサラスヴァ―ティ。

 

やがて財宝や芸術に関わり深い吉祥天の性質が混ざったころ、財宝を授けて下さる神である弁財天として信仰されるようになる。

布袋尊(ほていそん)

布袋尊様は、笑門来福、夫婦円満、子宝の神として知られる。

見た目

布袋尊様は、大きなお腹、大きな口を開けての笑顔、背中には大きな袋という特徴を持つ形で描かれることが多い。

歴史やい

布袋尊様は実在の人物。

 

中国が唐の時代だった頃のお坊様。

 

住まいを定めず、心の真実の大切さなどを説きながら施しを受けて過ごしていたとされる。

 

この頃から大きな袋を背負っており、受けた施しはその中に入れていたらしい。

 

笑顔を絶やすことなく人と接し、信仰の厚い人には背負った袋から宝を取り出して与えたともされる。

 

布袋孫様は弥勒菩薩の化身だったとされることもある。

 

雪の中でも寝ても体に雪が積もらなかったなどの言い伝えがあって、死後になると弥勒菩薩の化身と考える人が現れ始めた。

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七福神関連の言葉

七福神は多くの方に信仰されている。

 

でも信仰していると言うほどではないけど、福が訪れるということで関連したアイテムを手元に置いているという方も多い。

 

ここでは、七福神関連で特に有名な道具についてお説明させて頂く。

宝船

七福神と言ったら宝船を忘れるわけにはいかない。

 

本格的に福を求める方の中には、七福神の乗った豪華な宝船を自宅に飾るという方もいらっしゃる。

 

では、宝船とは何かというと……縁起物を色々と詰め込んだ船の事を表す言葉。

 

最初の頃は宝船に詰め込むのは稲だけというのが一般的だった。

 

でも次第に、打ち出の小づちや千両箱などといったおめでたい物が乗せられるようになる。

宝船の歴史

七福神が宝船に乗った姿が描かれたのは室町時代

 

その後、江戸時代に入り七福神が宝船に乗った姿が一般にまで広まった。

 

江戸時代の頃は、”なかきよの とおのねふりの みなねさめ なみのりふねの おとのよきかな”と書いた宝船の絵を、お正月の2日に枕の下に寝て眠ることで良い夢を見られるという話が広まっていた。

福笹

福笹は、十日えびすなどで受け取れる。

 

打ち出の小づち、鯛、大判小判といった縁起の良い物が結ばれている。

 

その見た目通り縁起の良い物であり、運隆盛や商売繁盛のご利益があるとされる。

福銭

福銭は受け取れる機会が福笹よりも多い。

 

いろいろな寺社で授けてもらえる。

 

他のお金を招くとされているため自分の手元に置いておいても良い。

 

でも他の方に贈ると、縁やお金を招くとされている。

おわりに

日本人にとってなじみ深い神様である七福神。

 

福を招くとされているので、運気向上を目指す方は関連したアイテムを手元に置いておくという方も……。

 

また、最近では七福神巡りという形で祀られている土地を周るという方も増えている。

 

アナタも運気アップを目指すのなら、旅行もかねて七福神巡りをしてみるのも面白いかもしれない。

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