なんとなく似た感じのする、チャーハン(炒飯)と焼き飯とピラフ。
よく似ているけど、実際はチョット違う。
スポンサーリンク
チャーハンと焼き飯の違い
チャーハンと焼き飯の違いは、色々な考え方がある。
その違いについて最も有名なのが作り方。
- チャーハン=玉子を先に入れてからご飯を入れる
- 焼き飯=ご飯を先に入れてから卵を入れる
チャーハンと焼き飯:別の違い
チャーハンと焼き飯には、作り方以外にも違いがある。
例えば日本の東西で、東日本はチャーハンと呼ぶ傾向にあり、西日本では焼き飯と呼ぶ傾向にある。
- チャーハン=東日本に多い
- 焼き飯=西日本に多い
東日本にチャーハンと呼ぶ人が多い理由
東日本では、古くから焼きおにぎりを焼き飯と呼んできた。
でも明治に入ると中国からチャオファン(チャーハンの語源)という言葉が入ってくる。
調理方法が同じなので焼き飯で良いという考えもあったけど、紛らわしいことでチャーハンと呼ぶようになる。
西日本に焼き飯と呼ぶ人が多い理由
西日本は東日本と違い、焼きおにぎりを焼き飯と呼ぶ風習はなかった。
このためチャオファンという言葉が入ってきても紛らわしくなく、焼き飯という名前が定着した。
お店の違い
チャーハンと焼き飯は、出すお店が違う。
中華料理店ではチャーハン。
それ以外では焼き飯として出す場合が多い。
炒飯と焼き飯とピラフの違い
炒飯と焼き飯の違いについては先にお伝えした。
ここにピラフを加えると、さらに複雑になってくる。
使うお米の違い
ピラフはご飯を炒めた後にスープで調理して完成。
一方でチャーハン&焼き飯は、ご飯を調理して完成。
- ピラフ=炒めたご飯をスープで調理する
- チャーハン&焼き飯=ご飯をそのまま調理する
調味料が違う
炒飯と焼き飯とピラフは、使われる調味料に違いがある。
- 炒飯=ごま油やしょうゆなど
- 焼き飯=オイスターソースや和風だし
- ピラフ=ブイヨンやバターなど
上記のようにピラフは、洋食で使われることの多い調味料が使われる傾向にある。
炒飯と焼き飯とピラフの変化
炒飯と焼き飯とピラフは、インド料理のプラーカが起源だとされる。
それぞれの変化の過程は以下の通り。
- プラーカ→ウズベキスタンやトルコ→フランスでピラフ→スペインでパエリア
- プラーカ→中国→チャーハン
変化の歴史は、上記のような感じだとされている。
スポンサーリンク