丹田は、気が集まる場所として有名。
このため呼吸法などを用いて丹田を鍛えることで心身の健康が保てるともされている。
でも鍛えなくても、カイロを丹田に当てるだけでも健康効果を期待できるとされている。
もちろん医療行為の代わりにするわけにはいかないけど、それでも健康の増進を狙うのなら試してみる価値は十分にある。
今回は、そんな丹田の温め方に関しての情報をお伝えする。
丹田を温めるときの注意点
丹田を温めることは、お灸という手もあるけど使い捨てカイロでも行える。
カイロで温める場合、低温やけどに注意をしたい。
低温やけどは、40度~50度程度の通常であれば問題のない温度のものに長時間触れ続けることで生じる。
下手をすれば約3~4分で低温やけどになってしまうことも。
この低温やけどは身近なやけどなので、以下のような点に気を付けて防ぐようにしたい。
- 長い時間、同じ場所に貼らない
- カイロは衣類の内側などに貼る
○皮膚に直接貼らない
丹田をカイロで温める場合、低温やけどを避けるため服の上から温めるというつもりでいよう。
また丹田から少し離れるけどカイロを使う場合、皮膚の弱い部分(頭、顔、脇の下など)に貼らない、心臓の上などにも貼らないなどの点にも気を付けたい。
丹田を温める効果
ここでは丹田を温める効果についてお伝えする。
まず丹田を温めたいタイミングは以下のような例を挙げられる。
- もっと健康になりたい
- もっとエネルギッシュになりたい
- 疲れ気味
- 免疫力の低下を感じる
- 冷えで腰痛になりやすい
丹田は精気やエネルギーが集まる場所だから、丹田を温めることは気力の充実につながるともされている。
また丹田が弱まると、免疫力の低下により病気になりやすくなったり、精神的にもネガティブな方向に引っ張られやすくなる。
だから丹田を温めることは、病気や落ち込みを防ぐ予防的な意味合いが強い。
実際に丹田を温めるとどうなる?
では、実際にカイロで丹田を温めるとどのような効果を期待できるとされているのかというと……。
- 基礎代謝が高まる
○交感神経が刺激されるため - ダイエット効果
- 内臓が活発に働くようになる
- エネルギーが効率的に使える
- 冷え性の改善
- 生理痛の緩和
丹田の温め方
正確にいうのなら、丹田は3カ所(頭、胸、へそ下)に存在する。
でもここで言うのは、へそ下にある臍下丹田(せいかたんでん)。
臍下丹田は、オヘソから5~9cm下(指2本~4本ていど)の場所。
この丹田をカイロで温める。
ただし低温ヤケドになる可能性があるので、肌に直接貼るのは避けよう。
少し面倒だけど、服の上から丹田を温めるのが理想的。
もしも貼るタイプの使い捨てカイロを使うのなら、丹田の上に直接ではなく服に貼って数分ごとに丹田から離しては再び当てるという動作を繰り返すのがよい。
それと貼る場所について参考となる動画があったのでご紹介させていただく。
おわりに
丹田については、鍛えると色々と良いことがあるという話が有名。
使い捨てカイロで温めることは鍛えるほどではないけど、手軽に丹田の力の一端を経験できるのが最大のメリット。
また丹田を温めることは内臓を温めて健康増進を狙えるというメリットもある。だから冷え対策としても丹田を温めるのが有効だと仰る方も多い。
もしも冷えに悩まされているのなら、しばらく試してみるのもよいかもしれない。
でも医療の代替えにはならないので、その辺りには注意が必要である点を最後に付け加えて記事の執筆を終了させていただく。