
「運を味方にしたい」「人生を好転させたい」そんな気持ちを抱えている方にとって、縁起の良い日を活用することは、確かな一歩となります。本記事では、金運や恋愛運、仕事運など、目的に合った神社や開運日の選び方を紹介します。お参りに行く前に知っておきたい準備や作法、そして実際にどんな神様がどんな願いを叶えてくれるのかも詳しくお伝えします。
開運日とは、古くから日本人の生活に根づく「運が開く日」とされる特別な日のことです。この章では、そもそも開運日とは何か、どのような種類があり、それぞれにどのような意味とご利益があるのかを分かりやすく解説します。お参りの効果を最大限にするためには、まずはこの開運日の性質を理解することが第一歩です。
ちなみに筆者は開運日を調べすぎて、「今日は友引だから友達に連絡しよう」「先負だからお先にどうぞばかり言ってしまう」という、暦に支配された日々を送っています。
開運日とは何か?ご利益と意味を知ろう
開運日とは、暦(こよみ)の中でも「運が開きやすい」とされる吉日のことを指します。この日に神社参拝や願掛け、お守りの購入、新しいことのスタートなどを行うと、より大きなご利益が得られると古くから信じられています。
日々の生活において、何か新しいことを始めたり、願いを神様に届けたいと思ったとき、開運日を活用することで、後押しを得られる感覚を得ることができます。心理的にも行動のタイミングを決める基準となり、不安を和らげてくれる効果もあります。
実際、開運日になると神社の駐車場が満車になって、「開運を求めに来たのに駐車場が見つからず運が悪い」という本末転倒な状況になることもしばしば。神様もきっと苦笑いしているはずです。
主な開運日の種類と意味
ここでは、代表的な開運日とその意味、どんな願い事に適しているかを具体的に解説します。のちほど、これらの日と相性の良い神社を紹介していきますので、併せて参考にしてください。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
「一粒の籾(もみ)が万倍に実る」とされる吉日で、小さな行動が大きな成果に育つと信じられています。財布の新調、開業、投資の開始など、金運や仕事運アップの行動に適しています。また、恋愛面では告白やプロポーズなどのスタートにも良い日です。
一粒万倍日に1円玉を見つけて拾ったら、1万円になって返ってくるのでしょうか。そんな計算をしながら小銭を数える自分の姿は、あまり縁起が良くない気がします。
天赦日(てんしゃにち)
「天が万物の罪を赦(ゆる)す」とされる、最上級の吉日です。年に数回しかない非常に貴重な日で、あらゆる願い事に効果があるとされています。結婚、転職、起業、引っ越しなど、人生の大きな決断を後押ししてくれます。
天赦日なら昨日食べすぎたケーキも帳消しになるでしょうか。天が罪を赦すなら、ダイエットの失敗も含まれることを切に願います。
大安(たいあん)
「大いに安し」と書く通り、何をするにも良いとされる日。日本では最もポピュラーな吉日で、結婚式、引っ越し、契約など、幅広い場面で選ばれる傾向があります。開運日にお参りすることで、総合的な運気の安定が期待されます。
大安の日は何もかもが安泰なはずなのに、「大安だから大丈夫」と油断して傘を忘れて大雨に降られることがあります。神様も「ちょっとは準備しなさい」と思っているに違いありません。
巳の日(みのひ)
弁財天様と縁が深い日で、金運や芸術的才能の開花にご利益があるとされます。特に財布を使い始める、金運アップのお守りを購入する、お金に関する願いをかけるには最適です。
巳の日に蛇柄の財布を買えば金運倍増と聞いて探し回ったものの、蛇柄の財布を持つ勇気がなく、結局無地の財布を買った私。弁財天様、お許しください。
寅の日(とらのひ)
「千里行って千里戻る」とされる虎の力を借りる日で、旅立ち・投資・移動に適した吉日です。失われたものが戻ってくるとされ、金運回復や財運向上に効果的とされています。毘沙門天様と縁が深いのも特徴です。
寅の日に失くした靴下の片方が戻ってきたことがあります。千里行って千里戻るなら、洗濯機の奥から帰ってきてもおかしくありませんね。虎の力、恐るべし。
開運日の組み合わせに注目!
特に注目されるのは、「一粒万倍日と天赦日が重なる日」です。この最強開運日は、願いが通りやすいとされ、多くの人が神社参拝をする人気のタイミングとなります。スケジュールが合う場合には、ぜひ狙ってみましょう。
最強開運日は混雑必至なので、神社で「すみません、通してください」「お先にどうぞ」の譲り合いが発生。結果的に礼儀正しい参拝者が増えて、これもまた一種のご利益かもしれません。
暦を味方にする生き方
開運日を意識して生活に取り入れることは、単なる迷信のように見えて、実際には行動を促し、前向きな気持ちを与えてくれる知恵でもあります。「この日を逃すまい」と準備したり、「この日だからこそ願う」という意志が、神様とのご縁を強めることにもつながります。
開運日カレンダーを眺めすぎて、普通の日に何かを始めるのが怖くなってしまった方へ:神様は毎日お仕事をしていますので、ご安心ください。
開運日の種類と意味を深く知る:ご利益を最大限に引き出すために
運を高めたいと願う人にとって、開運日とは単なるカレンダーの吉日ではありません。それは、神様とのご縁を深め、願いを叶えるための「特別なタイミング」です。この章では、代表的な開運日それぞれの意味と、その日にふさわしいお参りの方法や神様との相性について詳しく解説します。参拝のタイミングに迷っている方は、ぜひご自身の願いと照らし合わせながら読み進めてみてください。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)|小さな行動が大きな結果を生む日
一粒万倍日は、「一粒の種が万倍の稲穂になる」という意味を持ちます。この日は、始めたことが大きく成長・発展するとされるため、新しい財布を使い始めたり、願いを込めて神社にお参りするのに最適です。
【この日に合う願い】
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恋愛や結婚などの人間関係の始まり
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ビジネスや勉強のスタート
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お守りや開運グッズの購入
【相性の良い神様】
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縁結び:出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)
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商売繁盛:伏見稲荷大社の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
一粒万倍日にダイエットを始めると、リバウンドも万倍になるのではないかと心配になります。何事もほどほどが一番ですね。
天赦日(てんしゃにち)|天がすべてを赦す最高の吉日
天赦日は、天がすべての罪を赦すとされる日で、あらゆる物事を始めるのに適した最上級の開運日です。特に迷いがある決断や、新たな人生の一歩にこの日を選ぶと、大きな後押しを受けられるといわれています。
【この日に合う願い】
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結婚、入籍、引っ越し、転職など人生の転機
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起業や事業再開などの重要な挑戦
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心の浄化や厄落とし
【相性の良い神様】
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総合運向上:伊勢神宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)
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学業・才能開花:太宰府天満宮の菅原道真公
天赦日には「今日なら何でも許される」と調子に乗って、普段我慢していることを全部やってしまいがちです。天の寛大さに甘えすぎは禁物ですね。
大安(たいあん)|安らかに物事が進む安定の日
六曜の中で最も縁起が良いとされるのが大安です。この日は、結婚式や入籍、契約などのフォーマルな場面に使われることが多いですが、神社参拝にもぴったり。落ち着いた気持ちで願い事を神様に届けたいときに適しています。
【この日に合う願い】
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すでに決まったことを後押ししてもらう祈願
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家庭運、健康運の安定
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お守りの新調や御朱印集め
【相性の良い神様】
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夫婦・家族運:二見興玉神社の猿田彦大神と宇迦之御魂神
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健康運:奈良・大神神社の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
大安の日に「今日は大安だから絶対大丈夫!」と根拠のない自信を持ちすぎて、普段以上に大胆な行動を取ってしまうのは私だけでしょうか。神様も「ちょっと落ち着いて」と思っているかもしれません。
巳の日(みのひ)|金運を司る弁財天とつながる日
巳の日は、七福神の一人である弁財天と縁のある日です。弁財天は金運だけでなく、芸術や学問、音楽の女神としても知られています。特に金銭的な願いや芸術的な才能開花を祈る方にとって、巳の日のお参りは絶好のタイミングです。
【この日に合う願い】
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金運、財運、収入アップ
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芸事の成功、芸能活動の運気上昇
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お金の巡りを良くする財布の使い始め
【相性の良い神様】
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金運:不忍池弁天堂(東京)、江島神社(神奈川)の弁財天
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芸術:広島・厳島神社の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
巳の日に弁財天様に「宝くじが当たりますように」とお願いしたところ、10円玉を拾いました。これも弁財天様のお導きと思い、大切に財布にしまっています。小さな幸せから始まるのですね。
寅の日(とらのひ)|出ていったお金が戻る!旅と金運の吉日
「千里行って千里戻る」とされる虎にちなんだ寅の日は、出費したお金が戻るとされ、投資や大きな買い物、宝くじ購入にも良い日です。また旅や移動にも縁起が良いため、遠方の神社へ開運旅行を計画するにもおすすめです。
【この日に合う願い】
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宝くじ購入、投資開始
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ビジネスの資金回収や契約
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開運旅行やお礼参り
【相性の良い神様】
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勝負運・金運:京都・鞍馬寺の毘沙門天、東京・大黒天のある増上寺
寅の日に「千里行って千里戻る」と言って電車で隣県まで行ったものの、帰りの電車代を忘れて結局タクシーで帰ることに。確かにお金は戻っていきました…間違った方向に。
このように、開運日にはそれぞれの意味と神様との深いつながりがあります。単に「縁起が良い日」として選ぶのではなく、自分の願いに合った日と神社を選ぶことで、ご利益がより具体的に感じられるようになります。
開運日と神社の組み合わせを完璧に調べ上げて準備万端で向かったものの、肝心の神社が工事中だったことがあります。神様も「たまには休暇をください」ということでしょうか。
願い別・お参りしたい神社一覧:あなたの願いに最適な神社はどこ?
開運日以外にも神社にいけるタイミングがありますよね。そのような場合、特定の願い事に強い神社に行くのも良いかもしれません。
神社にはそれぞれご祭神があり、その神様のご神徳(ご利益)に応じて「得意な願いごと」があります。例えば、恋愛成就には縁結びに強い神社、金運アップには財運の神様が祀られている神社など、願いの内容によって参拝先を選ぶことで、より神様のご加護を受けやすくなります。
ここでは、願いごとのジャンル別に、全国でも特に人気が高く、信仰を集めている神社を紹介します。あなたの願いにぴったりの神社を見つけて、心を込めてお参りしましょう。
恋愛・結婚・良縁の願いにおすすめの神社
1. 出雲大社(島根県)
ご祭神:大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
縁結びの聖地として全国的に有名。旧暦10月には全国の神様が出雲に集まり、人々の縁を結ぶ「神在祭」が行われます。
2. 東京大神宮(東京都)
ご祭神:天照大御神・豊受大神・造化の三神
「東京のお伊勢さま」として親しまれ、恋愛・結婚運のご利益を求める女性に人気。縁結びのお守りも種類豊富。
3. 貴船神社(京都府)
ご祭神:高?神(たかおかみのかみ)
水の神様であり、縁結びの神としても信仰が厚い。片思いや復縁の願いにも力を貸してくれるといわれます。
出雲大社で縁結びのお守りを買ったその日に、電車で隣の席の人と意気投合しました。しかし、その人は既婚者。神様、もう少し詳細な情報をお願いします。
金運・財運アップの願いにおすすめの神社
1. 銭洗弁財天 宇賀福神社(神奈川県)
ご祭神:宇賀福神
境内の霊水でお金を洗うことで、金運を呼び込むとされる有名スポット。洗ったお金は「種銭」として使うと吉。
2. 御金神社(京都府)
ご祭神:金山毘古神(かなやまひこのかみ)
その名の通り金運上昇の神社として非常に人気。お札型のお守りや金色の鳥居が話題。
3. 宝当神社(佐賀県)
ご祭神:野崎隠岐守綱吉公
「宝くじが当たる神社」として参拝者が絶えない。実際に高額当選の報告も多く、宝くじを購入したあとにお参りすると吉。
銭洗弁財天でお金を洗って大切に財布にしまったところ、洗ったお札がにじんでしまいました。これも金運アップの一環…と前向きに解釈しています。
健康・長寿・病気平癒の願いにおすすめの神社
1. 大神神社(奈良県)
ご祭神:大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
日本最古の神社の一つで、病気平癒や長寿祈願に訪れる人多数。拝殿の奥にある三輪山そのものがご神体。
2. 北野天満宮(京都府)
ご祭神:菅原道真公
学業の神様として知られますが、健康・身体健全の祈願所としても有名。特に受験生の心身の健康祈願に。
3. 少彦名神社(大阪府)
ご祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)
医薬・薬の神様を祀る。製薬会社関係者や、健康・病気平癒を願う人に信仰されています。
健康祈願に行った神社で、石段を登り切ったら息切れが激しく、「もう少し段階的に健康にしてください」とお願いし直しました。ご利益は即効性があるようです。
仕事運・出世・就職・開業祈願におすすめの神社
1. 伏見稲荷大社(京都府)
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
全国に3万社ある稲荷神社の総本宮。商売繁盛・事業成功・仕事運にご利益がある。千本鳥居でも有名。
2. 神田明神(東京都)
ご祭神:大己貴命、少彦名命、平将門命
IT企業や経営者にも人気の神社。ビジネスの成功、起業、開業祈願に特におすすめ。
3. 太宰府天満宮(福岡県)
ご祭神:菅原道真公
学問だけでなく、官僚としての能力や出世運にも通じるご神徳あり。就職活動や昇進を願う人に◎。
仕事運向上を祈願した翌日、上司から「今度の企画、君に任せるよ」と言われました。ご利益かと思いきや、それは皆が避けたがる案件でした。神様、これも修行のうちでしょうか。
厄除け・心願成就・総合運向上におすすめの神社
1. 伊勢神宮(三重県)
ご祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
日本人の総氏神とも称される神様。すべての願いを受け止めてくれる包容力があり、人生の節目に参拝すべき神社。
2. 川崎大師(神奈川県)
ご祭神:弘法大師(空海)
厄除けのご利益で全国的に知られる真言宗の寺院。初詣や厄年の祈願者が特に多い。
3. 日光東照宮(栃木県)
ご祭神:徳川家康公
強運と成功の象徴として、人生の節目や勝負事の前に参拝する人が多い。総合的な運気上昇を願うならここ。
総合運向上を願って伊勢神宮に参拝した帰り道、電車で席に座れて、コンビニでお気に入りのお菓子の最後の一個を買えました。小さなことでも確実にご利益はあるようです。
開運を引き寄せるために。参拝前に整えておきたいこと
神社は神聖な場所。そこに足を運ぶということは、神様と向き合う神事でもあります。開運を願うなら、まずはその前段階として、心身を整え、丁寧に参拝する準備が大切です。以下のポイントを押さえておきましょう。
1. 清潔な身なりで神域へ
参拝の前には、できるだけ入浴を済ませ、清潔な服装で向かいましょう。カジュアルでも構いませんが、露出の多い服や乱れた服装は避け、神様に失礼のない装いを心がけます。
「清潔な服装で」と心がけて白いシャツを着て行ったら、参拝前にうどんを食べて見事に汁をこぼしました。神様、身だしなみより心が大事ですよね?
2. 鳥居の前で一礼、「正中」を避けて歩く
神社に着いたら、鳥居をくぐる前に一礼。「これから神様のもとへ入らせていただきます」という気持ちで頭を下げましょう。参道では、中央(正中)を避け、端を静かに歩きます。正中は神様の通り道とされているからです。
正中を避けて端を歩いていたら、他の参拝者も同じことを考えていて、みんなで端に寄りすぎて逆に混雑してしまいました。神様も「もう少しバランス良く歩いてください」と思っているかもしれません。
3. 手水舎での清め方
手水舎では、次の順で心身を清めます:
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柄杓を右手で持ち、左手を清める
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左手に持ち替えて右手を清める
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左手に水を受けて口をすすぐ(柄杓に口をつけない)
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再び左手を清める
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柄杓を立てて柄に水を流し、元の場所へ戻す
この一連の所作には、心を整える意味も込められています。
手水舎で清めの作法を完璧に覚えて実践したつもりが、緊張して左右を間違えて混乱してしまいました。神様、心の汚れも一緒に流してください。
4. 拝殿での正式な参拝作法
神前では「二拝二拍手一拝」が基本です。
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賽銭を静かに入れる
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深いお辞儀(90度)を2回
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胸の前で2回柏手を打つ
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願いごとを心で唱える
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最後に1回深くお辞儀
願いごとは、「お願い」よりも「感謝と決意」を込めるとよいでしょう。例:「?できますように」より、「?を実現するために努力します。どうかお見守りください」という姿勢が大切です。
5. お守りは”お力の分け御霊”
神社で授与されるお守りは、神様のお力を分けていただくもの。大切に扱いましょう。持ち歩く、机に置く、財布に入れるなど、日々身近に感じられる場所がおすすめです。
1年を目安に神社に納め直し、新しいものを授かるのが一般的なサイクルです。
地域別・願望別に訪れたい全国の開運神社
日本には数多くの開運神社がありますが、エリアや願いごとによってご利益の特色が異なります。ここでは、全国各地の代表的な開運神社を、「エリア別」と「願望別」に分けてご紹介します。旅行や参拝計画の参考にしてみてください。 ちなみに神社巡りは意外と良い運動になります。御朱印コレクションと同時に足腰も鍛えられる、まさに一石二鳥のスピリチュアルフィットネスです。
【エリア別】全国の開運神社
関東
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明治神宮(東京都)
都心にありながら深い森に囲まれた明治神宮は、夫婦円満や家内安全、そして仕事運のご利益で知られています。初詣では日本最多の参拝者数を誇ります。 -
鶴岡八幡宮(神奈川県)
鎌倉を代表する神社。勝運・学業成就・交通安全など多くのご利益があり、歴史ある格式の高さが魅力です。
交通安全のご利益があるのに、鎌倉の狭い道でレンタサイクルを借りてヒヤヒヤする観光客が後を絶たないのは、きっと神様もお見通しでしょう。
関西
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伏見稲荷大社(京都府)
全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。商売繁盛・五穀豊穣の神様として、赤い鳥居が続く千本鳥居は圧巻です。 -
住吉大社(大阪府)
海の神、住吉三神を祀る神社で、交通安全や厄除け、開運のご利益があります。新年の「初詣」でも有名です。
千本鳥居を全部くぐり終わる頃には、商売繁盛よりもまず膝の心配をしたくなるかもしれません。でも大丈夫、きっと健康運もついでに上がっているはずです。
中部・北陸
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白山比咩神社(石川県)
霊峰・白山を御神体とする神社で、縁結びや家内安全にご利益。自然豊かな境内に癒やされる人も多いです。 -
熱田神宮(愛知県)
三種の神器の一つ・草薙剣を祀る格式高い神社。武運長久・商売繁盛・勝負運を授かれるとされます。
草薙の剣を祀る神社なのに、なぜか最強の武器は「きしめん」だと地元民は密かに信じているようです。
九州
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太宰府天満宮(福岡県)
学問の神様・菅原道真公を祀る全国的に有名な神社。受験・資格試験など学業成就の参拝者でにぎわいます。 -
霧島神宮(鹿児島県)
天孫降臨の地として神話に登場する霊験あらたかな神社。開運・縁結び・厄除けに強いパワースポットです。
学問の神様に祈願した後、境内の梅ヶ枝餅をついつい何個も食べてしまい、「食べ過ぎ注意」という別の学習をする参拝者も多いとか。神様、こんな欲望も見守ってください。
【願望別】おすすめの神社
縁結び・恋愛成就
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出雲大社(島根県)
縁結びの神様・大国主命を祀る神社として全国的に有名。「良縁を結ぶ」ご利益を求めて、多くの人が訪れます。 -
東京大神宮(東京都)
”東京のお伊勢さま”として親しまれ、恋愛成就や結婚祈願に人気。女性に特に支持されています。
出雲大社で良縁祈願をした後、出雲そばで「縁が細く長く続きますように」と二重に祈る人もいるとか。そば湯まで飲み干せば、きっと縁も末永く続くでしょう。
商売繁盛・金運アップ
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豊川稲荷(愛知県)
商売繁盛の神様として、企業経営者や自営業者にも信仰される神社。赤い幟が立ち並ぶ参道も印象的です。 -
銭洗弁財天(神奈川県)
境内の湧き水でお金を洗うと金運が上がるといわれ、金運アップのご利益を求める参拝者が絶えません。
お金を洗って金運アップを願う銭洗弁財天。でも本当にお金が増えたら、今度は「洗濯機を買い替える運」も必要になりそうです。
健康祈願・厄除け
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川崎大師(神奈川県)
厄除けの大師として知られ、全国から参拝客が訪れる有名な寺院(神社ではなく寺)。健康・無病息災の祈願に。 -
日枝神社(東京都)
厄除け・病気平癒にご利益がある神社で、都心にあるにもかかわらず静謐な雰囲気が漂います。
厄除けを祈願した後、参道の久寿餅を食べ過ぎて別の意味で体調を心配する参拝者がいるのも、きっと大師様の想定内でしょう。
神社とのご縁は”導き”
「どの神社が一番効くか」よりも、「どこに呼ばれていると感じるか」が大切です。気になる神社、行きたいと感じる神社は、すでに何らかの”ご縁”が始まっているのかもしれません。 もしくは単に、その神社の名物グルメに魅力を感じているだけかもしれませんが、それもまた立派なご縁の始まりです。
神社参拝のQ&A(よくある質問)
神社参拝にまつわる疑問や不安にお答えするQ&Aです。初めての方も、何度か参拝している方も、知っておくと安心です。
Q1. お賽銭はいくらが良いの?
A. 金額に決まりはありません。気持ちが大切です。
一般的には5円(=ご縁)や11円(=いい縁)など、語呂合わせで選ばれることが多いですが、必ずしも縁起の良い数字にする必要はありません。自分の心がこもっていれば、どんな金額でも問題ありません。 ただし、お賽銭箱に一万円札を入れた後に「おつりは?」と聞く方がたまにいらっしゃいますが、神様にはレジ機能はついていません。
Q2. 神社ではどのようにお祈りすればいい?
A. 基本は「二礼二拍手一礼」です。
参拝の流れは以下の通りです:
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鳥居をくぐる前に一礼
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手水舎で手と口を清める
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賽銭箱にお賽銭を入れる
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二回深くお辞儀(礼)
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二回手を打つ(拍手)
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願いごとを心の中で伝える
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最後に一礼
※神社によって作法が異なる場合もあるので、看板や案内に従うと安心です。 手を打つ時に「パンパン」と音が鳴らない場合がありますが、それは神様への静かなアピール方法として、最近流行りの「エアー拍手」かもしれません。
Q3. 神社とお寺の違いは?
A. 神社は神道、お寺は仏教に基づいています。
神社は日本の神様を祀り、鳥居があるのが特徴です。一方、お寺は仏教の寺院で、ご本尊として仏様をお祀りし、鐘や仏像が見られます。参拝の作法や雰囲気も異なります。 簡単な見分け方:鳥居があったら神社、鐘があったらお寺、両方あったら「あ、ここは融合型だな」と思って、とりあえず丁寧にお参りしておけば間違いありません。
おわりに
この記事では、「開運日」に焦点を当て、目的に合った神社選びから作法まで、充実した参拝のための情報をお伝えしました。多くの方が、人生の転機や不安な時期に運気を変えたいと願っています。そんな時に「吉日」や「縁起の良い日」を活かすことで、心に安心感と前向きな気持ちを得られます。 また、ただ神社に行くのではなく、「いつ・どこで・どのように」参拝するかによって、ご利益の実感がより深まります。大切なのは、神様とのご縁を意識し、感謝をもって行動することです。参拝の前後に心を整える習慣を取り入れることで、開運の効果を感じやすくなるでしょう。