犬はとうもろこしを食べると、色々な問題が起きます。
これは、とうもろこしを生で与えたり、茹でるときに塩を使ったり、与える量が多かったりするのが主な原因です。
また、とうもろこしはアレルギーを引き起こしやすい食材ということもあり、アレルギーになることもあります。
今回は、そんな犬ととうもろこしについての記事です。
犬のとうもろこしアレルギー
とうもろこしは、ドッグフードの原材料として使われることが多いですよね。
栄養価も高く、ビタミン群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなど)、各種ミネラル(カルシウム、マグネシウム)、リノール酸、食物繊維などが含まれています。
ですが中には、とうもろこしによってアレルギーを引き起こす犬もいるので注意が必要ですよ。
犬がアレルギーになると?
犬がアレルギーを引き起こすと、目の充血、嘔吐、下痢、じんましん、湿疹、身体のかゆみなどの症状が出ます。
このような症状が出ていないか、初めてとうもろこしを食べさせる場合にはよく観察するようにしましょう。
犬がとうもろこしの芯でアレルギー以外にも!?
愛犬にトウモロコシを与えた場合、気をつける必要があるのはアレルギーだけではありません。
とうもろこしは誤飲しやすい食べ物としても有名です。
また、固い上に食物繊維の塊なので、誤飲した場合胃の中で消化することが難しい食べ物としても有名です。
胃の中で詰まったりしますし、最悪の場合だと腸閉そくになって開腹手術をする必要が出る場合も。
これらの症状は、すぐに出る場合もありますが数日経ってから出る場合もあります。
ですから特に食物繊維の多いとうもろこしの芯の部分を食べてしまった場合、しばらくは注意をする必要があります。
愛犬にトウモロコシを与える際に気をつけること
とうもろこしには、犬に食べさせる場合に気をつけなければならない特徴があります。
- カロリーが高いので肥満の原因に
- 不溶性食物繊維セルロースが含まれている
○過剰摂取は消化不良の原因になる - 必ず茹でて柔らかくしてから与える
- 大量摂取は避ける
○食物繊維が多いのでしょうかに悪い
→下痢、嘔吐、胃腸炎などの原因になる - カリウムが多い
○たくさん食べるとおしっこの回数が増えたりおもらしをしたりする
犬はとうもろこしを食べられるのか?
これまで、とうもろこしがアレルギーの原因になるなど問題点をお伝えしてきました。
ですが、少量であればとうもろこしを犬に与えても問題はないとされています。
- 量については10~15g程度まで
○量が多いと消化不良などの原因になる
○犬の体格によって適切な量は変わってくる - 塩を使わずにゆでる
○塩を使うと塩分の取り過ぎになる - 消化しやすいようにすりつぶしてペースト状にする
与えるのであれば、これらについて気をつける必要がありますよ。
とうもろこしの効能
愛犬にトウモロコシを与える場合、気になることの1つにどのような栄養があるのかという物がありますよね。
とうもろこしが持つ栄養の一部をお伝えすると──。
- 葉酸
○細胞の分裂、成長、DNA形成を助ける
○妊婦さんが摂るべき栄養成分として有名 - カリウム
○代謝活動や神経活動などを支える - ナイアシン
○様々な酵素が働く時に必要とされる
終わりに
栄養もあって、わりと食べる犬の多いとうもろこし。
芯の部分(白い部分)を与えない、しっかりと茹でる、与える量に気をつける、しっかりとすり潰す。
こういった点に気をつければ、愛犬に与えることが出来ます。
ですが芯の部分を与えるなどすると危険なので、しっかりと安全に注意をしながら与えるようにしましょうね。
他にもある注意したい食べ物
愛犬に何かを食べさせるのなら、人間と犬とでは体質が違う事に注意が必要ですよね。
今回お伝えしたように、とうもろこしを食べさせる場合にも注意が必要ですが、他にも注意したいものが色々とあります。
身近なところでいえば、スイカやバナナにも気をつける必要がありますよ。
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