チャクラとは、サンスクリット語で車輪や円という意味を持つ言葉。
また常に回転していることから、回転という意味も持っている。
スピリチュアルの世界では、チャクラをバランスよく活性化させることで運のよい状態や健康な状態になれるとされている。
今回は、そんなチャクラについて簡単にお伝えさせていただく。
チャクラを簡単にいうと
チャクラは、エネルギーを体に取り入れたり出したりしている場所。
異常が出ると神経系や思考、また人間関係や金銭などといった様々な面で問題が生じるとされている。
またチャクラを見ることで、その人の体や人生の状態を見ることができるともされている。
チャクラの特徴
チャクラは7種類あるという話が有名。
この7種類のチャクラは、それぞれ別の色を持っている。またチャクラごとに対応する感情も違う。
チャクラが正常に働いていると、心身ともに健康となる。
脳の活性化にもつながり、インスピレーションも多く受けることに。
また人生の金銭や人間関係といった分野にも好影響が出る。
逆にチャクラが正常に働いていない場合、病気に悩んだり脳の働きが低下したりする。
タイミングが悪くなるなど、運の悪い状態になりやすい。
チャクラとは何か?スピリチュアル的な前知識
ここではチャクラについてより詳しく知るために必要な、スピリチュアル的な前知識をお伝えしていく。
まず大前提となるのが、この世は全てエネルギー(波動)であるという考え。
エネルギー場が凍結することで物質となる。
人間の体には、物質(肉体)の周りにはいくつかの層が存在する。
これらの層はいくつか存在して、それぞれエネルギーの周波数が異なっている。
チャクラというのは、これらのうちエーテル体という層に関係する。
そしてチャクラは高い周波数のエネルギーを体内に取り入れて利用できる形に変換する役目を持っている。
体内に取り入れられたエネルギーは、臓器や細胞にも影響を与えホルモンの変化にも関わるとされている。
チャクラの数
チャクラの数は7つであるという話が有名。
最近は一般的に知られる7つに16を加えた23個のチャクラに着目する方も増えている。
さらに付け加えるのなら、文献によっては数万という場合もある。
でも数については7つ以上になると複雑になるので、この記事では7つのチャクラを基準に説明させていただく。
チャクラから体内に入ったエネルギーの流れ
体内にエネルギー入るとき、第7チャクラ(クラウンチャクラ)からとなる。
そのあとは脊髄(せきずい)や神経節(しんけいせつ)に沿う形で下へと流れていくことになる。
チャクラのある場所
チャクラのある場所は、体の正面から見た状態だと頭~股間まで縦に配列された形で描写されることが多い。
一方で横から見た場合は、チャクラは肉体の外側にあるエーテル体と呼ばれるエネルギーの層から始まっているのがわかる。
だからチャクラは肉体の外側にも存在していることが分かる。さらに付け加えるのなら体正面のエーテル層~体背面のエーテル層まで水平に存在する形で描写されることが多い。
チャクラの形
チャクラが見える人は、チャクラの形は茎のついた花のようだと喩える方が多い。
感情により花が開いたり閉じたりし、さらに精神的な成長の度合いによって花の大きさに違いが生じるとも。
なお心が元気な方のチャクラは光を放って鼓動しているとされている。
各チャクラのある場所と特徴
ここでは最も基本とされる7つの各チャクラが体のどの場所にあるのかをお伝えする。
各チャクラには個性があり、これらを知っておくことはスピリチュアル分野ではわりと重要だったりする。
第1チャクラ:ベースチャクラ
第1チャクラは、ベースチャクラ以外にもムーラダーラ、ルートチャクラとも呼ばれるチャクラ。
肛門と生殖器の間にあるチャクラ。
第1チャクラが活性化すると
第1チャクラが活性化すると、肉体の健康の回復、行動力の向上、自信の向上などが期待できる。
精神的な安定や行動などにかかわるチャクラなので、日常生活や社会生活に深く関わっているといえる
第1チャクラが弱いと
経済基盤に問題が生じる、現実感が薄いなど地に足がつかない状態になりやすい。
だから日常生活に問題が生じることになる。
ほかにも以下のような問題が生じる。
- 不安感が強い
- 生きることの恐れが強い
- 健康を軽んじる
- 精神性と現実の扱いのバランスが崩れる
第1チャクラを活性化する方法
裸足(はだし)で土の上を歩く。
ガーデニングを行う。
植物を触る。
こういった土や植物に関わる行動をとることが第1チャクラの活性化につながる。
他にも、チャクラにも色がありその色のアイテムを身に着けると活性化につながるともされている。
特に肌に直接触れることになる下着などがこの色だと尚のこと良い。
第1チャクラの場合は赤色。
下着だとかなり派手になるから、抵抗があるのなら小物でもOK。
また手先を使う作業も第1チャクラの活性化につながる。
例えば料理がその代表例。
もしもスピリチュアル的なアプローチで活性化させるのなら、グラウディングの瞑想を行うという手もある。
グラウディングの瞑想というのは、イメージで地球と繋がる方法。
youtubeなんかにも、誘導瞑想の動画を投稿されているのでそれらを参考に行うのもいい。
第2チャクラ:セイクラルチャクラ
第2チャクラは、セイクラルチャクラ、スヴァディスターナなどとも呼ばれる。
丹田にあるチャクラ。この丹田というのは、おへそから指2~3本下にある場所。
気力に影響するチャクラでもある。
このため人生を情熱的に生きられるか?邪気やネガティブなエネルギーを跳ね返す力にも関係してくる。
第2チャクラが活性化すると
第2チャクラが活性化すると、情熱的になる、生きる活力が上がる、創造性が高まる、決断力が高まるという影響が出る。
だから人生がより充実したものになるということ。
第2チャクラが弱いと
第2チャクラが弱いと、退屈だと感じることが多くなったり決断力が鈍くなったりする。
また感情の乱れなども生じやすい。
他にも以下のような影響が出る。
- 行動力の低下
- 変化を極端に嫌う
- 人生の喜びをあきらめがちになる
- 左脳的思考が過度に優位になる
- ネガティブな人に影響されやすい
- ネガティブな思考に流されやすい
第2チャクラを活性化する方法
第2チャクラの活性化は、腹式呼吸(丹田呼吸)が有名。
また明るく楽しいと感じる映画を見たり本を読んだりするのも良い。
あと絵を描く、物を作るなど芸術に関することを行うのもおすすめ。
この第2チャクラに対応する色はオレンジ。
だからオレンジの下着を身に着けるのもよい。
第3チャクラ:ソーラープレクサスチャクラ
第3チャクラは、ソーラープレクサスチャクラ、マニプーラとも呼ばれるチャクラ。
自分らしさに関わるチャクラ。
場所は、みぞおち辺り。
第3チャクラが活性化すると
第1チャクラの活性度が高いと、集団の中で自分を見失わない、集団の中で輝く、自分を愛する、自分を信じるなどの影響が出る。
第3チャクラが弱いと
周囲や社会の目ばかり気にするようになる。
だから自分軸を失いがちになるとも言える。
第3チャクラを活性化する方法
第1チャクラを活性化するのなら、火に関連したことがオススメ。
例えば太陽の光を浴びる、キャンドルを焚くなど。
また体温を上げるスパイシーな料理を食べる、エクササイズで汗をかくなどもオススメ。
なお、この第3チャクラは黄色に対応したチャクラ。
第4チャクラ:ハートチャクラ
第4チャクラは、ハートチャクラ、アナハータという名で呼ばれるチャクラ。
ある場所は、胸の中央とも心臓ともされている。でも基本的には胸にあるチャクラと書かれることが多い。
愛情に関するチャクラであると共に、他のチャクラとも関係が深い。
このためほかのチャクラに不調が生じた場合、第4チャクラも影響を受けることが多い。
また地球と霊的次元を繋ぐ調整役のチャクラともされている。
なお第4チャクラの愛情というのは、家族など身近な人物だけでなく全ての生命に対するもの。だから慈愛のチャクラともいえる。
第4チャクラが活性化すると
活性化すると思いやりのある人間となる。
他者に安らぎを与えられるようになる。
また自分の愛情で自身が満たされるようにもなる。
第4チャクラが弱いと
人間不信に陥ったり、愛情を一方的に求めるようになる。
また孤独感や感情が冷淡になったりもする。
だから愛情に対し不信や欠乏を感じるようになるともいえる。
第4チャクラを活性化する方法
第4チャクラは、胸の中央付近のマッサージで活性化できる。
またボランティアなど他の人への無償の奉仕などを通して愛情を感じることも活性化につながる。
他にも、日常の中で起こった小さなことに感謝をするというのもオススメ。
なお第4チャクラは緑色に対応している。
第5チャクラ:スロートチャクラ
第5チャクラは、ヴィシュッダ、スロートチャクラとも呼ばれる。
自己表現にかかわるチャクラ。
第5チャクラが活性化すると
コミュニケーションに関する能力が高まる。
自分の意見を上手に伝えたり、芸術関連の表現能力などにも関わってくる。
第5チャクラが弱いと
第5チャクラが弱いと、自己表現が苦手となる。
喉や周辺に違和感を感じることが多い場合などは、第5チャクラが弱まっていることが多い。
第5チャクラを活性化する方法
どのような形でもよいので自分を表現することが活性化には大切。
歌う、スピーチをするなど声で自己表現をするのはもちろん良い方法。
それだけでなく日記を書く、SNSやブログで情報発信をするのも活性化に役立つ。
またコメディ映画のような物を見て、思いっきり笑うというのも自己表現となる。
なお青色や水色が第5チャクラに対応している。
第6チャクラ:サードアイチャクラ
第6チャクラは、サードアイチャクラ、アージュニャ、ブラウチャクラとも呼ばれている。
この第6チャクラは、第三の目とも呼ばれていて眉間に存在する。
これは透視、予知、霊視などに関わるとされるため。
また脳の奥に存在する松果体とも深くかかわっている。
第6チャクラが活性化すると
第6チャクラは、見えない世界を理解することができる。
でも実世界でもインスピレーションを得たり、人や物事の本質を理解する観察力の向上なども期待できる。
問題がある場合、解決策がやってきやすくなる。
第6チャクラが弱いと
問題がある場合、本質から離れた場所で解決策を探してしまう。
インスピレーションやアイデアが訪れない。
第6チャクラを活性化する方法
閃いたことを即座にメモにとる習慣を持つ。
また小さなことでいいので、直観に従って行動してみるのもいい。
可能であれば瞑想の習慣を持つと尚のこといい。
第6チャクラは藍色に対応している。
第7チャクラ:クラウンチャクラ
第7チャクラは、クラウンチャクラ、サハスラーラと呼ばれていて頭頂(大泉門)にあると表現されることもあるが、頭頂よりも少し上(身体から離れた位置)にあるとされる事も多い。
宇宙と繋がる力を持ったチャクラだとされている。
第7チャクラが活性化すると
チャネリングができるようになる。
またワンネス(全てが一つだという感覚の状態)になるのにも関わる。
こういった特徴があるため、悟りのチャクラとも呼ばれている。
また活性化すると、大きな存在に守られていると感じるようになり精神が安定してありのままの自分を受け入れる能力も向上する。
第7チャクラを活性化する方法
睡眠の質を高めると、第7チャクラに良い影響が出る。
また星空を眺めるなど宇宙を意識する時間を作ることも活性化の役に立つ。
第7チャクラを活性化するのなら、見えない世界について学び霊性を高めることも大切になる。
なお第7チャクラが対応しているのは紫色。
チャクラと上手に付き合うポイント
最後に、チャクラと上手に付き合うポイントをお伝えする。
まずチャクラの調整について。
チャクラの調整は、位置とエネルギー量の2点に注目すると良い。
チャクラの位置について
チャクラは、日常生活を送っていると少しずつ位置がズレてくる。
本来は背骨に沿った形で体の中心にあるチャクラ。
位置がズレると、チャクラのエネルギーが全体的に高くても力を発揮できなくなる。
だからヨガや誘導瞑想などを利用して定期的に位置の調整を行うほうがいい。
でも、こういった方法は特別なもので大変だと思う方もいるかもしれない。
そのような方にお勧めしたいのが、へその下3cm付近の丹田を軽くリズミカルにポンポン軽く叩く方法。
叩くたびに少しずつチャクラの位置が調整されていく。
チャクラのエネルギーについて
チャクラは、全体がバランスよく活性化しているのが良い状態だとされている。
だから自分の願望がお金や恋愛であったとしても、それらに関わるチャクラのエネルギーだけを高めるというのは避けた方がいい。
一部のチャクラだけを活性化する危険の例
一部のチャクラだけを活性化した場合、どのような危険性があるのか?
有名なところだとスピリチュアル的な能力を高めたいと第7チャクラのエネルギーを過度に高めた場合。
第1チャクラとのバランスが崩れて地に足のつかない計画を立てたり、精神的な病を患うなどの危険性がある。
だからチャクラを活性化(エネルギーを増やす)させるときは、エネルギーの少ないチャクラをまずは活性化させる。
そして順番にバランスよく各チャクラのエネルギーを高める行動をとっていくというのが好ましい。
もちろん全てのチャクラを同時に活性化させるという方法をってもいい。
とはいえ完全にバランスよく調整するのは難しい。
だから神経質にならない範囲で、自分の状況を参考に少しずつバランスを調整していくくらいがオススメ。
なおチャクラのエネルギーを高めるには、対応した色をジッと見るだけでも効果が期待できる。
エネルギーの低下したチャクラについて
チャクラには、個別に対応する感情が存在する。
だから自分の恐れ、罪悪感、行動パターンなどを参考にエネルギーの低下しているチャクラを割り出すことが可能。
だいたい満たされない感情や状況(経済面や恋愛面などのこと)がある場合、それらに対応したチャクラのエネルギーが低下していることが多い。
おわりに
今回はチャクラについて特に重要な点のみに絞ってお伝えした。
チャクラと上手に付き合う上で重要なのは、全体をバランスよく活性化すること。
一部のチャクラのみを活性化させると、思いがけないトラブルが生じることすらあるので注意をしよう。
この点はチャクラと上手に付き合う上での最も基本となる部分。
だから特にチャクラの活性化を考える方は、絶対に忘れないようにしたい。