誰にでも初めてというものがあり、何事も初めてというのは緊張するものです。
お歳暮もはじめて贈る場合、色々と緊張するものです。
今回は、お歳暮をはじめて贈る方が知っておきたい基本マナーをお伝えします。
お歳暮がはじめて!知っておきたい基本マナー
はじめてお歳暮で物を贈るのであれば、色々と考えなければならないことがあります。
ですがはじめての段階で色々と考えても、頭がこんがらかっガってしまうのがオチ。
お歳暮が初めてという場合は、基本的なマナーに意識を向けるようにしましょう。
- お歳暮を贈る時期
○お歳暮を贈る時期は地方によって違いがある
→早いと11月末から送り始める
○一般的に12月初旬~12月20日頃までに贈る
→迷ったら12月初旬~12月20日頃まで - 贈るのが遅れてお歳暮を過ぎたら
○のしの表書きを変える
→元旦~松の内(1月1日~1月7日)に届くのなら
御年賀で
→松の内~立春(1月8日~2月4日頃)に届くのなら
寒中御見舞いか寒中御伺で - 贈る期間
○仲人や媒酌人は3年が目安
○主治医やお稽古の先生などはお世話になっている間中
○子どもが通う先生や勤務先の上司の扱いは人によって違う
○親類に関しては一度贈ると毎年贈ることになってしまう - 誰に贈るのか?
○お世話になった人に贈るのが基本
○贈る人の例
仲人
媒酌人
主治医
お稽古の先生 - 贈り物の値段
○5千円前後
→上司、恩師、身内など
○3千円~4千円
→身内、友人
○基本的には感謝の度合いで値段は増減する - のし(熨斗)
○紅白の5本か7本
○花結び祝い
○表書きは濃い墨を使う
○フルネームを水引中央結び目の下に書く
→献辞よりもやや小さめで - 贈り物の渡し方
○本来は事前に連絡して直接渡すのがマナー
○現在は購入店や宅配便を利用して贈るのが一般的 - 何を贈るのか?
○可能であれば相手の家族構成や好みなどを考慮する - 人気の贈り物は?
○1位商品券・ギフト券
○2位ハム・ソーセージ
○3位ビール券 - 内のしですか?外のしですか?と訊ねられたら
○内のし:配達してもらう場合
○外のし:自分で直接持っていく場合 - 今年だけ贈る形にしたい場合
○お世話になったけど毎年贈るほどでないと感じる
→のしに御礼と書いて贈る - 相手が喪中の場合
○喪中であっても贈ることに問題はない
→感謝の気持ちを伝えるものだから
○どうしても気になるのなら
→寒中見舞いとして贈ると良い
→そのシアには事前に先方へお断りを入れる
結婚して初めてお歳暮を贈る相手は?
お歳暮の贈り物は、感謝を伝えるためのものです。
そんなお歳暮の贈り物を結婚して初めて贈るのは、新郎新婦のお互いの両親など育ててくれた方である場合が多いようですよ。
結婚するということが家庭を持つということで、これまでよりも大きな責任を持つということです。
ですから育ててくれた方に真っ先にお歳暮の贈り物をするということは、ここまで責任を持てるようになりましたよと感謝の気持ちを伝える意味があるとかないとか──。
関東と関西だと少し大変かも
お歳暮の贈り物ですが、関東と関西とだと贈るタイミングが少し違ってきます。
ですから関東と関西の肩が結婚して、お互いの両親など育ててくれた方に贈る場合、タイミングで悩む方が多いようです。
このような場合は、オーソドックスに12月初旬~12月20日頃に贈ることを選ぶ人が多いですよ。
終わりに
今回は、初めてお歳暮を贈る場合に知っておきたい基本的なマナーについてお伝えしました。
お歳暮の贈り物は感謝の気持ちを伝えるために渡します。
マナーを知っておけば、そういった大切な気持ちを台無しにする確率が減るわけですから、ぜひ心得ておきたいものですよね。
お歳暮のマナー関連記事
お歳暮はビジネス上の関係で渡す場合も多いですよね。
このような場合、マナー違反は取り引きにも関わるのでとても怖いものです。
お歳暮ををお返しする時のマナーの基本
お歳暮を贈る時には、色々なマナーを考える必要があります。
これはお歳暮をお返しする時にも当てはまります。
身内へのお歳暮関連の記事
お歳暮は身内にも贈ります。
身内に贈るとき色々と考えてしまうのが、結婚した後で実家に贈った方がいいかどうかではないでしょうか?
お嫁さんの実家に贈るのなら
結婚してお嫁さんの実家にお歳暮を贈るかどうか迷ったら、以下の記事が役に立つのではと思います。
お歳暮を止める方法
お歳暮の厄介な所は、一度贈ったらその後もずっと贈り続けなければならない点です。
惰性で贈るのなら、やめてしまうことを考えてもいいかもしれません。