言霊の中でも、ありがとうは特に有名なのでは?と思います。
確か小林正観さんが奇跡が起こると発表したのが、言霊としてのありがとうの始まりだったと記憶していますね。
その後、いろいろな方がありがとうの効用を口にするようになりました。
とうぜん体験談も色々と聞くようになったのですが、中には効果が出ないとか、望んでいたこととは別のことで効果が出たという話も聞きます。
望んでいたこととは別のことで効果が出たという場合は、そのまま唱え続けていれば本願に良い影響が出る可能性は高いでしょう。
問題は、効果が出ないという方。
単純に唱えた回数や期間が短いという場合もありますし、不平不満愚痴を口にしてありがとう効果を打ち消したり、暗い気持ちで唱えていない時間を過ごしていたり、人によって色々な原因があると思います。
今回の記事は、私の体験談を含めているので、効果が出ないという方に気付きがあるかもしれません。
ありがとうの言霊効果
ありがとうの言霊としての効果とされる内容は多岐にわたります。
病気の治りが早くなった、予想外の収入があった、人間関係がよくなったなど。
その効果は、全体的な運気が上がっていると評価される場合が多いです。
ここで注意して欲しいのが全体的な運気が上がったという点です。
特定の運気や願いごとに作用したという話よりも、色々な面で変化があったという話が多いのが、ありがとうという言霊の特徴です。
こういった全体的な運気が上がって得られる体験は、気付きにくいという特徴があります。
ですから、ありがとうを唱えて効果が出ても、それに気付かず嫌になってやめてしまうという場合も多いとされているので、注意をしましょう。
特に有名な効果
ありがとうを唱えて経験する効果として最も有名なのが、バスタオル3枚をビショビショにするほど大量の涙が出るというものです。
涙は2万5千回唱えると出るらしいですね。
なお泣く時間は1時間~3時間ほどとされています。
この涙の量に関しては、タオルがビショビショになってしまう程であるとされていますよ。
私の経験
私が唱えたときは、無性に泣きたくなったけど少しだけ涙が出ただけでしたね。
他にも私と似たような話は多いので、この涙に関しては個人差があるのかもしれません。
2万5千回の後
2万5千回唱えて泣き終わった後、さらに唱えると心の底から感謝の念が湧いてきます。
で、5万回を唱える頃になると、いよいよお待ちかねの時間。
良いことが起こり始めるとされていますよ。
さらに年齢×1万回、年齢×2万回、年齢×3万回を超えるとさらに凄い事が起こるとされています。
奇跡以外の効果
ありがとうと唱え続けていると、徐々にありがたい気持ちになってきます。
私の場合は2ヶ月間唱えると、ありがたいと感じて良い物に気付けるようになりました。
この時点では、自動的にありがたいと感じるまでには至りませんでした。
そしてありがたいと感じた物に感謝の気持ちを向けるようにしていたら、3ヶ月目を迎える前に常にありがたいと感じるようになったという感じでした。
でも強烈な感謝の気持ちではなく、やんわりとした感じの気持ちでした。
それに少し嫌な事があったら、意識をしないとネガティブな方へと気持ちが傾いて引き摺ってしまうというレベルです。
ですが、ネガティブになっても気持ちを持ち直そうと思えば、早く頭を切り替えれるようにはなりました。
ありがとうの注意点
ありがとうの奇跡を期待するのなら、唱えている期間はネガティブな言葉を口にしてはいけないと言われています。
これは、物すごく大切な点です。
不平不満、愚痴、悪口、泣き言などを口にすると、それまで積み重ねたありがとうがリセットされて0になるとされているからです。
でも、「今のナシ、ナシ! 今のは間違いです!」と10秒以内に否定をすれば無かったことにできるらしいですよ。
よくある勘違い
ネガティブな言葉を口にしてはいけないというのは、ありがとうの奇跡が起こらなくなるからです。
この奇跡以外の部分では、ありがとうの効果は残り続けると言われています。
だからありがとうを唱えることに求めているのが、感謝の気持ちに満ち溢れるなど奇跡を求めないのであればネガティブなことを言って10秒以内に否定する必要はありません。
ですご勘違いしてはいけないのが、奇跡以外を求めている場合でもネガティブな言葉を口にするのは、その効果を大きく損なうということです。
すなわちネガティブなことを口にすると、奇跡を生む効果は0になり、奇跡以外の効果は大幅なマイナスになるというわけですね。
ですから奇跡を期待しない場合でもネガティブなことは口にしないように心がけたほうがいいのは確かなのです。
ありがとうの私の経験
私もありがとうを言霊として3ヶ月間唱えたことがあります。
ネガティブなことを口にしないだけでなく、ネガティブなことを考えていることに気づいたらすぐに頭を切り替えるということも実践しました。
その結果、バスタオルを濡らす程ではないけど泣きたくなったのを覚えています。
更に唱えていると、今度は感謝してもいいものに気付けるようになったりもしました。
この時点では感謝しようと思わなければ感謝できませんでした。
ですが、そこから更に唱えたら今度は自動的に感謝できるようになりました。
そして3ヶ月がたった頃、感謝の気持ちを常に感じているようになっていたという感じです。
なぜ感謝を常に感じられたのか?
この感謝の気持ちを常に感じるようになるのは、潜在意識にありがとうの言葉が大量に染み込んだからだと言われていました。
だから、かなり良い方向に進んでいたと言えるけど私は唱えるのをやめてしまいました。
その理由は、かなりネガティブな話なので具体的な部分は省きますが、それまで経験したことが無い事故に合ったとだけ書いて起きます。
この経験で、ものすごく落ち込んでしまいました。
トラブルがあった当初は、これは好転反応か神様の試験なんだと自分に言い聞かせていたけど、やはり辛すぎて唱え続けることが出来なくなってしまいました。
こうして、私はありがとうを唱えなくなったわけです。
トラブルが原因で言霊をやめる人が多い
ありがとうだけでなく、他の言霊でもこういったトラブルで唱えるのをやめてしまったという話は多いですね。
私は、もしも、あのときありがとうを唱えていたらどうなっていただろう?と思わなくはありません。
ありがとうの奇跡が起こったかは分かりませんが、もっと強い感謝の気持ちを常に感じていただろうから人生観が大きく変わっていたのは確かだと思います。
あの時の気持ちを考えれば仕方なかったと思えるけど、少しもったいなかったな~とは感じることもありますね。
アナタは、こういった失敗をなさらないことを祈っています。
ありがとうの好転反応
ありがとうや、他の言霊を唱え続けると好転反応と呼ばれる症状が出ることがあります。
好転反応とは、潜在意識内のネガティブな要素をデトックスする現象だとも、潜在意識が変化を拒んでいるからだとも言われています。
この好転反応は肉体的、精神的な物が主です。
しかしトラブルが起こるなどすることもあります。
好転反応の一部を書くと以下のような物が挙げられます。
- 頭痛
- めまい
- 倦怠感
- 発熱
- 皮膚のトラブル
- 過去のトラウマが蘇る
- 人間関係の悪化
私も、ありがとうを唱えている時、なんども好転反応らしき症状が出ました。
無性にイライラしたり、普段なら我慢していたことに怒りを爆発させたりと、怒りに関連した反応は多くありました。
ですがキツかったのは、不安ですね。
とんでもなく気持ちが落ち込むということが定期的にありました。
好転反応は、その人の最も弱い部分に出ると言われています。
その事を考えると、私の場合は不安や怒りといった面に弱い部分があったのでしょう。
ちなみに怒りとは二次的な感情と言われています。
怒りを感じる直前には、悲しみや不安を感じ、その原因に対抗するために抱くのが怒りだと言われています。
ですから好転反応として怒りを感じたら、原因となっている感情を特定する方がよいですよ。
感情を特定できれば、ブロック解除と呼ばれるメソッドを行う事が出来ますから。
ブロック解除をしてしまえば、怒りなどの感情が極端に出ることが無くなって、生きるのが楽になります。
ブロックとは?
ブロックとは、過去の体験がキッカケで生じた固定観念が無意識部分に形成されたもののこと。
「自分は無能だ」「〇〇ができない」「人々と友好的になれない」「富裕になれない」という無意識的な思考となって人生に影響を与えます。
他にも細かな説明はあるのですが、この記事で大切なのはこの位です。
そして、このブロックを無くすのが、ブロック解除であると覚えておいて下さい。
ブロック解除の方法は、EFTやセドナメソッドが有名です。
スピリチュアルよりであれば、ホ・オポノポノでしょうかね。
他にも色々とあるので、興味のある方は探してみるのも良いかもしれません。
おわりに
今回は、ありがとうという言霊についてお伝えしました。
ありがとうの奇跡については、ネガティブなことを口にしてはいけないというルールが、ハードルを高くしている言霊です。
この部分で挫折する方が多いように燃えます。
ですうが、ありがとうを唱え続けると奇跡とは別に感謝の気持ちがあふれてくるという効果もあります。
こちらについては、ネガティブなことを口にしても少しマイナスになるだけで0になることはありません。
この点を考慮して唱えると、ありがとうの奇跡を経験できる可能性を高めることができるのではと思います。
具体的には、最初は奇跡を狙うのではなく感謝の気持ちに溢れるようになることを選びます。
するとネガティブな想いを抱くことが減るので、とうぜんネガティブなことを口にする回数も減る。
そうなったら奇跡のためにありがとうを唱える……と、いうわけです。