ホ・オポノポノは、潜在意識内の情報をクリーニングする手法。
ブロックと呼ばれる、潜在意識内にある願望実現を妨げたり病的な反応などの原因となる情報を癒す効果があるとされる。
ホ・オポノポノ以外にもブロックに対処できるメソッドはあるけど、それらと比べて手軽である点が大きな特徴だといえるかもしれない。
今回は、そんなホ・オポノポノについてお伝えする。
ホ・オポノポノとは?
ホ・オポノポノは、ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛していますと言うだけ(心の中で思うだけでもOK)という手軽さがありがたいメソッドとして有名。
でも本格的に学ぶと、70程の手法を学ぶことになるらしい。
でもありがとう、ごめんなさい、許してください、愛していますと言うだけでも効果があったという体験談は多い。
ちなみに、この4つの言葉は声に出さなくても心の中で唱えるだけでもいい。
ホ・オポノポノは2種類
ホ・オポノポノは2種類ある。
元々の姿である、グループで行うのが基本となるホ・オポノポノ。
そして個人で行うことのできる、セルフアイデンティティ スルー ホ・オポノポノ(SITH)。
日本で広く知られているのは後者。
言葉の順番について
ホ・オポノポノで唱える、ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛していますという4つの言葉。
これらをどのような順番で唱えるかは特に決まりはない。
だから自分にしっくりとくる順番で唱えるようにしよう。
4つの言葉を全部唱えないといけないのか?
ホ・オポノポノは、4つの言葉を唱えるメソッドとして有名。
でも実際は愛しているは、ほかの言葉も内包しているとのこと。
よって愛しているだけでもOK。
ホ・オポノポノは誰に向かって唱えているのか?
ホ・オポノポノは、自分の潜在意識に向けて唱えるメソッド。
だから過去の出来事のブロックに対して行う場合、嫌な人や出来事に対して唱えていると錯覚する方も多いけどそれは勘違い。
あくまで潜在意識内の情報に対して唱えている。
この辺りは感覚的なものだから分かりにくいかもしれない。
でも唱えることを繰り返していると、いつの間にか感覚がわかるようになってくるのでひたすら唱えるようにしよう。
ホ・オポノポノの便利なところ
ホ・オポノポノは、個人的には難易度が低いブロック解除メソッドのように感じられる。
多くのブロック解除メソッドは、ブロックの正体をかなり詳細に把握しなければならない。
これがすごく疲れる。
でもホ・オポノポノは、ただ唱えればいい。
仮に特定の問題に使いたい場合は、「自分の潜在意識の中にある情報のどの部分が問題の原因になっているのだろうか?」と潜在意識に向かって語り、後は4つの言葉を唱えるだけ。
この点は、本当に大きなメリットだと思う。
ホ・オポノポノの欠点
ホ・オポノポノの欠点として感じるのは、ブロック解除を行ったという実感がわきにくい点。
4つの単語を唱えるだけなので手応えと呼べるものを感じられない。
人間というのは反応がないと飽きるので、このことが原因でホ・オポノポノに効果がないと感じてを続けられなかった人も多い。
ホ・オポノポノの基本的な考え
ホ・オポノポノは、全ての問題は潜在意識内の情報が原因であると考えている。
これは引き寄せの法則の考えに似ているかもしれない。
この潜在意識内の情報というのは、アナタの経験してきた記憶だけでなく宇宙が始まってから全ての記憶のこと。
だから潜在意識を個人の記憶として捉える一般的な考えと、ホ・オポノポノの潜在意識のとらえ方は少し違うかもしれない。
よくある勘違い
人間関係がうまくいかない。金銭面に不満がある。健康に不安がある。
ホ・オポノポノを行うことでこういった問題を解決できる──と、いうわけではない。
ホ・オポノポノが行うのは正常化であって、都合の良い結果にするメソッドではない点には注意が必要。
問題を生じさせている情報(記憶)をホ・オポノポノで開放すると、人間は本来の順調に物事が進む状態に戻れる。
この物事が順調に進んだ先にあるのは本来あるべき状態。だから都合が良いと思える結果が待っているとは限らない。
これは良い結果にならないという意味ではなく、予想を超えた良い結果になることすらあるというポジティブな意味でとらえてもらいたい。
ホ・オポノポノの上手な使い方
ホ・オポノポノは、他の言霊が効果を発揮するのを妨げる潜在意識内の情報を無くすのに役立つ。
このため潜在意識を書き換えたいとき、ホ・オポノポノで浄化をしてから言霊などを使うことがオススメ。
すると少ない抵抗で言霊を潜在意識が受け入れてくれる。
もしくは、しばらく言霊やイメージワークをつけても変化が出なかった場合などにホ・オポノポノを使うのもよい。
イメージワークなどで結果を出すのを邪魔していたブロックが解放されるので、次に行ったときに良い結果になりやすい。
ホ・オポノポノの注意点
ホ・オポノポノに限らず、ブロック解除全般に言えることだけど大量の実践が必要となる場合がほとんど。
それこそ一生実践し続けるのを覚悟しなければならないほど。
とにかく数をこなす。
ホ・オポノポノを実践するのなら、この点は心得ておいたほうがいいかもしれない。
ホ・オポノポノのインスピレーションと直感
ホ・オポノポノで潜在意識のクリーニングが進むとインスピレーションが生じる。
このインスピレーションは直観とは区別されるもの。
直観は、記憶をもとに出てくるもの。インスピレーションは神聖なる存在から届くものだと定義されている。
これらの違いは判別が難しいけど、クリーニングが進むと感覚的に分かってくる。
ブロックとは?
ブロックというのは、願望の実現を妨げるものとして有名。
引き寄せの法則の分野では大きな障害として知られている。
潜在意識内に存在するブロックは、ホ・オポノポノで解除(クリーニングとホ・オポノポノでは呼ばれる)が可能。
他にもブロック解除のメソッドとしては、セドナメソッドやEFTが有名。
ブロックがあると
ブロックがあると、願望実現を遠ざける行動や考え方を自然とするようになる。
またブロックの種類によっては、特定の不幸に向かって無意識的な行動をしてしまうことも。
こういった好ましくない状況を作り出してしまうので、可能な範囲でよいのでブロックは解除していった方がいい。
ブロック解除の効果
ブロック解除に重点を置くことで人生が好転する人がいる一方で、あまり変化の出ない方もいる。
これらの違いを生む原因は、ブロック解除と願望実現メソッドを行う割合に問題がある場合が多いという話がある。
ブロック解除は効果が高い。
でもそれはアナタの人生に大きな影響を与えるブロックを解除できた場合の話。
そういったブロックは発見するのが難しいので、セラピストなどプロの助けがない場合は願望実現メソッドに高い比重を置いた方が良いとされている。
これは効果の高いブロック解除を行うのは難しいというのもあるけど、願望実現メソッドを行っていると実現を妨げるブロックが反応をして表に出やすいというのもある。
反応したブロックは捉えやすいので、願望実現メソッドを行いながらブロックを発見次第解除をしていくと効率がいい。
ホ・オポノポノのブロック解除
ホ・オポノポノは、特定のブロックを解除することも可能。
でも基本的には、どのブロックを解除するのかを潜在意識に選ばせるという形になる。
だから他のブロック解除メソッドと比較すると少し違ってくる点がある。
特に願望実現メソッドとブロック解除メソッド(ホ・オポノポノ)を行う割合。
再度書くけど、他のブロック解除メソッドはブロックを特定して行う。一方でホ・オポノポノは、ブロックの特定を行わずに使うことができる。
このため影響の大きなブロックを発見せずとも進められるので、行う比重を願望実現メソッドよりもブロック解除メソッド(ホ・オポノポノ)に重きを置くことができる。
でも必ずしもホ・オポノポノ重視である必要はない。
最初のうちは好みの比重で進めていけばいい。
おわりに
今回はホ・オポノポノについてお伝えした。
個人的にホ・オポノポノの最大の魅力は、ブロックを特定しなくていい点にあると思っている。
このブロックの特定は、とにかく大変。それにけっこう疲れる。
だからホ・オポノポノはブロック解除を手軽に行いたい方向けのメソッドだといえるかもしれない。