塩は、悪い気を自身に取り込んで周囲を浄化することで知られている。
この浄化効果を利用したおまじないの一つが塩まじない。
願い事が叶うのを邪魔する要素の一つに、自分の無意識下にある願望実現を邪魔する想いがある。
この願望実現を邪魔する想いを浄化するのが塩まじないの効果。
また願望実現だけでなく、漠然とした不安やモヤモヤに対しても効果があるとされているので、気分転換したいときにも役立ってくれるはず。
塩まじないの効果
塩まじないは、願い事が叶うのを邪魔している無意識的な想いを浄化してくれるとされている。
このため効果は願いを清めると表現されることも多い。
また塩まじないを行うことで、気分がスッキリするなど気持ちの面で変化があったという話も多くある。
塩まじないの願い事の書き方
塩まじないで書く願い事は、手放したい状況や考えを書くことになる。
だから通常の願い事を叶えるおまじないとは違い、ネガティブな内容を書くことになる。
例えば○○になれない、○○に失敗する、○○と恋人になれないなど。
こういった否定的なことを願い事として書いて、それを塩で浄化することになる。
だから塩まじないで紙に書く内容は、願い事というよりも悩み事であると考えた方がよいかもしれない。
塩まじないを行う場所
塩まじないは、願い事を紙に書くときに集中する必要がある。
だから集中できる部屋で塩まじないは行うようにした方がいい。
とはいえ耳栓をするなどして、徹底的に環境を整える必要はない。
あくまで塩まじないの最中に他の人から声を掛けられない程度の環境を整えるだけで良い。
塩まじないに必要なもの
塩まじないに必要なものは、100円均一に売っているものばかり。
おまじないの道具は、専用に新しく用意した方が効果が高まるという話がある。
でも家にあるものを使っても効果がないというわけではない。
だからとりあえずは家にある道具を使い、効果があると感じたら新しく用意するという形でも良い。
- 塩
○天然の塩(天日塩や粗塩) - 紙
○水に溶けやすく燃えやすいもの
→トイレットペーパーや半紙
○10cm四方に切った物を使う - ペン
○特に決まりはない
○マジックインキが使いやすい - ライターやマッチ
○特に決まりはない
○チャッカマンが使いやすい - 灰皿
○特に決まりはない
○大きめのものが使いやすい
○灰皿を使わずに髪紙燃やすのもOK - 消火用の水
○紙を燃やすとき近くに置いておきたい
塩まじないのやり方
塩まじないは、以下の手順で行うことになる。
- 集中できる場所に移動する
- 意識を集中させる
○深呼吸などをする - 紙に悩みを書く
- 悩みを書いた紙の上に塩を乗せる
○ひとつまみでOK - しっかりとお祈りする
○お祈りの方法に決まりはない - 悩みを書いた紙で乗せた塩を包む
- 塩ごと悩みを書いた紙を燃やす
- 燃やした灰を集める
- 灰をトイレに流す
トイレットペーパーに願い事を書いた場合は、以下のように燃やす工程を経ずにトイレに流すという方法も使える。
- 集中できる場所に移動する
- 意識を集中させる
○深呼吸などをする - トイレットペーパーに悩みを書く
- 悩みを書いた紙の上に塩を乗せる
○ひとつまみでOK - しっかりとお祈りする
○お祈りの方法に決まりはない - 悩みを書いた紙で乗せた塩を包む
- 塩を包んだ紙をトイレに流す
塩まじないの悩み事の書き方
塩まじないの紙には、願い事ではなく悩み事を書く。
この点が通常の願いを叶えるおまじないと違うので少しややこしい。
塩まじないで書く内容の例
収入を増やしたい→収入が少ない
ギャンブルに勝ちたい→ギャンブルで損をする
結婚したい→結婚できない
健康になりたい→病気がち
塩まじないに向いていない願い
塩まじないに向いていない願い(悩み)がある。
それは文章を考えるのが難しい願い事。
特に嫌な状況を遠ざけるために塩まじないを行う場合、文章を考えるのが難しい。
例えば、特定の嫌な人と関わらないようになりたいという願い事。
○○と仲良くなりたいとか書けばいいと感じるけど、これだと願いが叶っても仲良くなることが無くなるだけで関わることが無くなるわけではない。
このような場合は、○○と関わる機会が増えると書くのが良い。
こういった文章を考えるのが難しい願い事は、縁切りなど他のおまじないを利用した方がよいかもしれない。
塩まじないの豆知識
ここでは塩まじないについて、豆知識にあたる話をまとめさせていただく。
塩まじないの代償
塩まじないには代償が必要という話がある。
でも塩まじないの代償については、紙に書いた言葉に問題があったのでは?と言われることが多い。
特に問題として多いのが、他人の不幸を願うというもの。
塩まじないは遠ざけたい悩みを紙に書くけど、誰かが不幸になっている状況を書くのはやめておいた方がいい。
塩まじない向きの日
塩まじないは、いつでも行ってOK。
でも満月の日など、浄化の力が強いとされる日は特に相性が良い。
ただ満月の日を利用する場合、月の力が失われるとされるボイドタイムは避ける必要がある。
だから満月の日に塩まじないを行うのなら、ボイドタイムの時間帯をネットなどを使って確認しておきたい。
塩まじないの工夫
塩まじないで使う紙は、トイレットペーパーなど破れやすい物を使うことが多い。
だから実際に文字を書く前に、実際に書いて練習をしておいたほうが良い。
紙に書き込む願い事の数
紙に書く願い事は、1枚に1つ。
もしも願い事が複数ある場合は、複数の紙に書くようにしよう。
塩まじないの各行動の意味
塩まじないの、願い事(悩み)を書いた紙に塩を振りかける、灰を水に流すの2つには浄化の意味が込められている。
まず塩は、浄化や悪い気を吸収されるとされてきた。
だから願い事(悩み)を書いた紙に塩を振りかける行為は、願い事(悩み)を浄化することを意味する。
また水も浄化の意味をもっており、灰を流す行為は手元から離すことや浄化を意味する。
おわりに
今回は、塩まじないについてお伝えした。
塩まじないには、燃やす方法と燃やさずにトイレに流す方法とがある。
燃やしてからトイレに流した方が、やはり効果を感じる人が多いように感じる。
でも燃やすというのは場所選びや準備などが少し大変。
だから行い始めたばかりの頃は、負担の少ないトイレットペーパーに書いて燃やさずにトイレに流す方法を選ぶ方が良いかもしれない。