自然な涼しさを提供してくれる扇風機。
でも少し涼しさが足りない!と蒸し暑い夏には感じることも多いですよね。
そんな時に役立つ暑さ対策があります。
その工夫というのは濡れタオル、霧吹き、保冷剤、ペットボトルを扇風機に使った方法です。
今回は、暑さ対策につながる扇風機の使い方についてお伝えします。
扇風機で涼しくなれる理由
扇風機を使うことで涼しさを楽しめるのは、2種類の原理が働くからです。
原理1:体の周りの空気が吹き飛ぶから
肌の周辺の空気は体温によって暖められているので、本来の空気の温度よりも少し高めです。
扇風機の風によって、体温により温められた空気が吹き飛ぶので涼しく感じられます。
原理2:気加熱が体温を奪うから
汗など皮膚の水分が扇風機の風によって気化します。
気化するときに体温を奪っていくので、扇風機によって涼しく感じられます。
より効果的な扇風機の使い方
扇風機をより効果的に使うポイントがあります。
それらを並べると──。
- 部屋に空気の通り道を作る
○窓を2ヶ所開けると空気の通り道ができる
→5cm~10cmの隙間が良い
→風に勢いがつくから - 扇風機の向きに注意
○部屋の外の方が涼しい場合
○部屋の内側に向けて窓の近くに置く
○部屋の中の方が涼しい場合
○外の厚い空気が部屋に入らないように注意
扇風機を暑さ対策に使うのならペットボトルで
扇風機を暑さ対策として使うのなら、風を冷たくする工夫をすると良いですよ。
風を冷たくする方法はペットボトルを使ったり霧吹きを使ったり、色々とあるので好みの方法を使いましょう。
- ペットボトルの中身を凍らせて
○床が濡れても大丈夫なように布や新聞紙を敷く
○ペットボトルを扇風機の前に置く
→2Lのペットボトルに水を入れて凍らせる - 濡れタオルを使う方法
○扇風機の後ろに濡れタオルをかける - 霧吹きを使う方法
○霧吹きに水を入れて冷蔵庫で冷やす
○身体にスプレーする
○扇風機の風にあたる
※少し詳しく後述 - 保冷剤を使う
○後述
暑さ対策で扇風機+保冷剤の暑さ対策
扇風機に保冷剤を組み合わせれば、冷たい風を楽しめます。
まずは以下の道具を揃える事から始めましょう。
- 保冷剤
○すぐに溶けることもあるので数個用意する
○複数のサイズを用意する
→大きい物は長持ちするけど凍らせるのに時間がかかる
→小さい物は凍るまでに時間がかかるけど早く溶ける
○代わりにペットボトルを使う手もある
→500mlの物を使用 - 保冷剤を扇風機にとりつけるケース
○S字フックか網ラック
必要な物を用意したら、以下の手順でさっそく行ってみましょう。
- 部屋にこもった熱を逃がす
○窓を二つ開けて空気の通り道を作る
○扇風機を回すと空気が流れやすくなる - 保冷剤を設置
○保冷剤を扇風機の後ろにとりつける
→前に設置すると風を阻害する
○このとき保冷剤はタオルでくるむ
→水滴で扇風機が漏電させないため - 扇風機を回す
扇風機+霧吹きの暑さ対策
扇風機と霧吹きを組み合わせる暑さ対策もあります。
これには扇風機に水を吹きかける方法、自分に水を吹きかける方法の2種類がありますよ。
扇風機に水を吹きかける方法
扇風機の羽根に、霧吹きで水を吹きかけます。
このとき扇風機がショートしないように、羽根部分以外には吹きかけないようにしましょう。
羽根に水を吹きかけたら、そのままスイッチを押せばいつもよりも涼しい風を楽しめます。
このとき、アロマオイルを霧吹きの水に垂らして香りを楽しむ方もいますよ。
自分に水を吹きかける方法
濡れても良いTシャツなどを着て、自分の服に向かって霧吹きでシュッシュッと水を吹きかけましょう。
そして扇風機のスイッチを!
かなり涼しいですよ。
世の中には、他にもTシャツをビッショリと濡らして扇風機に当たるという方法もあります。
ですが定期的に霧吹きを使える分だけ、霧吹きを使う方法のほうが効率的なのでは?と思います。
終わりに
今回は、暑さ対策として扇風機を使う時に役立つ情報をお伝えしました。
エアコンだと寒過ぎると感じる場合、今回お伝えしたような方法で扇風機を使うのも良いかもしれませんよね。
扇風機に保冷剤やらなんやらを設置するのが少し面倒かもしれませんが、優しい涼しさを楽しむためにも頑張りましょう。