甘酒

甘酒の香りや味が苦手と仰る方もいる。

 

でもその多くが酒粕(さけかす)で作った甘酒に対する意見。

 

一方で健康に良いとされる甘酒もある。

 

こちらは麹(こうじ)で作られた甘酒を指すことが多い。

 

麹で作られた甘酒が苦手という人は割と少ない。

 

だから甘酒が健康に良いと聞いたけど苦手だから……と、思っている方は苦手なのは酒粕と麹のどちらで作られた甘酒なのかを確認してみると良いかもしれない。

 

飲む点滴とまで呼ばれる甘酒を、勘違いで有効活用が出来ないのは勿体ない。

 

で、今回の記事は麹の甘酒が健康にいいよという話。

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麹の甘酒で始める健康生活

甘酒は健康に良い。

 

先ほど述べたけど、健康に良いとされるのは麹の甘酒を指すことが多い。

 

麹の甘酒は、通常であればノンアルコール&砂糖なし。

 

もちろん加工された物は、砂糖入りという物も多いけど──。

 

この麹の甘酒は、昔から栄養ドリンク扱いされてきた。

 

江戸時代だと、夏を元気に過ごすために飲まれていたとか。

甘酒の栄養成分

甘酒

栄養分析の技術が進んだ現在、その麹の甘酒にはビタミンやアミノ酸、さらには100種類以上の酵素が含まれているのが分かっている。

 

あまりにも滋養効果が高く成分も点滴に近いことから、飲む点滴と呼ばれることがある。

 

また最近は美容効果の高さにも注目が集まっていて、飲む美容液と呼ぶ方もいる。

残念なお知らせ

甘酒は健康にいい。

 

このような話を聞くことの多くなった昨今。

 

とうぜん甘酒を健康のために飲む方も増えている。

 

でも残念なことに、多くの甘酒は加熱処理が施されている。

 

このため甘酒の健康効果を語るうえで大切な、酵素も活動停止をしてしまっている製品が多い。

 

だから甘酒を健康のためにこれから飲む場合には、加熱処理を施されていない物を選ぶ必要がある。

 

そこでお勧めしたいのが、加熱処理を施していない生の甘酒

 

生の甘酒であれば、酵素やビタミンなどを十分に摂取することが可能。

 

甘酒を購入する際には、加熱処理の有無をしっかりと確認するようにしよう。

豆知識:麹について

麹の甘酒に必須なのが

 

麹というのは、蒸した米や麦や大豆に麹菌という白カビの一種を振りかけて繁殖させたもの。

 

室町時代にはすでに扱われていたとされている。

 

その中でも米を使って麹菌を繁殖させたものは米麹と呼ばれる。

 

この米麹が甘酒を作るのに大切な材料となる。

麹菌と酵素

麹菌が繁殖するとき、100種類を超える酵素を分泌する。

 

甘酒づくりで特に重要となるのが、アミラーゼとプロテアーゼという酵素。

 

アミラーゼはでんぷんを分解してブドウ糖やオリゴ糖になり甘味が出て、プロテアーゼはタンパク質をアミノ酸に分解して旨味が出る。

 

この作用の結果として米が甘酒になる。

 

なお、これらは分解された成分。

 

だから体への吸収スピードがとても早いという特徴もある。

 

そういった理由から、甘酒は栄養ドリンクのような即効力のある栄養摂取が可能だとされている。

甘酒の簡単な摂取方法

甘味付けのためには、白砂糖を使うのが一般的。

 

この白砂糖の代わりに甘酒を使うというのも良い手だとされている。

 

甘酒には白砂糖と違い中毒性が無い。

 

それどころか栄養素が豊富。

 

もちろん栄養素が豊富であっても糖が多いので、過剰摂取は避ける必要がある点には注意が必要。

甘酒を自分で作る

健康効果

米麹を使った甘酒は自分で作れる。

 

麹から自分で作ることもがんばれが可能。

 

でも面倒くさいので、よほどのこだわりがない限り麹は買ってきてしまう事をおススメする。

売られている麹の種類

麹は個人でも買える。

 

この売られている麹には、大きく分けて2種類存在している。

 

それは乾燥麹と生麹

 

乾燥麹に関してはスーパーで見かけることも多い。

 

一方で生麹は、名前の通り生なので日持ちがしない。

 

だから生麹はクール便でのお取り寄せや、麹や酸や味噌屋さんを通しての購入となる。

麹を使う際の注意点

甘酒の健康効果は、酵素も重要。

 

麹を自分で使って甘酒を作る場合、温度管理に気を付けないとならない。

 

温度管理を失敗すると、まずい甘酒になるうえ栄養効果も激減してしまう。

 

麹が最も元気に働くのは60℃前後。

 

60℃前後であれば、お米のでんぷんがブドウ糖やオリゴ糖にしっかりと分解されて、質の良い甘酒が完成する。

 

対して50℃の場合は酵素の活動が弱くなりでんぷんがあまり分解されず、70℃以上になると酵素が活動を停止してしまう。

 

だから麹を使う場合は、温度管理をしっかりと行いたい。

温度管理は道具でも行える

この温度管理については、温度を管理できる器を用意することで解消される。

 

その器の例として有名なのがヨーグルトメーカー

 

ヨーグルトも、甘酒と同じように発酵することで作られる。

 

65℃の温度設定が可能な場合は、ヨーグルトメーカーでも甘酒を作れる。

 

他にも電気炊飯器や保温調理器、スープジャーの中にも甘酒を作れる機種は存在している。

 

もちろん甘酒づくりに使えない物もあるから、事前に確認をすることを忘れてはいけない。

最近はヨーグルトメーカーで作る人も

自分の家で甘酒を作る専用の家電も市販されている。

 

これらは1万円を超えるものがほとんど。

 

でも最近は甘酒を作る機能が備え付けられたヨーグルトメーカーが増えたこともあり、そちらを使う方が多い。

 

65℃をキープできるという条件付きではあるけど、ヨーグルトメーカーは甘酒を作る道具として使える。

 

甘酒を作るには発酵させるために4時間ほど必要となるのが大変なところ。

 

でも自分で作れば、かなり安く済ませられるのも事実。

 

健康のために無糖の甘酒を毎日飲むことを考えている方は、甘酒を作れる家電の購入を考えてもいいかもしれない。

60℃前後を4時間キープできれば他の家電でも

甘酒は60℃前後を4時間キープできる道具さえあれば、作るための環境が整えられる。

 

だからヨーグルトメーカー以外でも甘酒を作ることは可能。

 

例えば保温機能のあるスープジャーや電気炊飯器でも甘酒を作れる。

 

もちろん甘酒専用の家電ではないので、定期的に温度が維持できているのかを確認する必要はあるけど。

 

また物によっては、甘酒を作るのには向いていないという場合も。

 

このような場合、甘酒づくりに使って故障をしても保証をしてもらえる可能性は低い。

 

だから甘酒を自宅で作るのなら、やはり甘酒を作れると明記されている家電を用意するのが良いかもしれない。

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生甘酒は保存にも注意

生甘酒を作ったのなら、完成した後も注意が必要。

 

なぜなら生甘酒の中では、作った後も酵素が元気に働いているから。

 

このため室温に放置しておくと発酵が進んで味が変わってしまう。

 

もしも作ってすぐに使わないのなら、冷蔵庫で保存をするようにしたい。

冷蔵庫で保管をしても

冷蔵庫で保存をしても、徐々に発酵は進んでしまう。

 

また発酵するとガスが発生する。

 

だから甘酒を入れた容器は、フタを少し緩めておいた方がいい。

 

それと1日に1度は、保存容器のフタを空けるようにした方が安全でもある。

 

下手をすればガスが容器や袋に充満して爆発してしまう。

冷凍も可能

甘酒は冷凍保存も可能

 

ジッパーつきの保存袋などに入れて、冷凍庫に入れておくだけでいい。

 

冷凍した場合は3ヶ月が保存の目安になる。

 

とはいえ、室温や冷凍室を開け閉めした回数などにより保存状態は影響を受ける。

 

だから3ヶ月よりも早くに使い切るようにしたい。

冷凍は劣化する

甘酒を冷凍した場合、解凍時に水分が出る。

 

このため甘味が作りたてよりも少し落ちてしまう。

 

その影響は、特にお菓子作りに出るから注意をしよたい。

甘酒の基本的な単語

ここでは甘酒の基本的な単語について簡単にまとめておく。

麹菌とは?

麹菌は白カビの一種。

 

カビというのは毒があって、食中毒の原因になるのが普通。

 

でも麹菌は毒を作らない。

 

世界的に見ても珍しく、日本は麹菌があったおかげで優れた発酵食品が色々と生まれた。

 

醤油や味噌と言ったのは、その発酵食品の代名詞。

発酵と腐敗の違いは?

発酵と腐敗は似て非なるもの。

 

発酵というのは、微生物によって植物の成分が分解されて人に有益な物を生成すること。

 

一方で害になるものを生成する場合は腐敗と呼ばれる。

 

だから発酵か腐敗かは、人間が食べても大丈夫かどうかが判断基準となっている。

酵素とは?

麹菌が繁殖するとき、100種類を超える酵素が生成される。

 

この酵素は分解する能力がある。

 

でんぷんやたんぱく質を分解して、ブドウ糖やアミノ酸へと変える。

甘酒と生甘酒の違い

甘酒の健康効果を活かしたいという場合、甘酒と生甘酒の違いも知っておいた方がいいかもしれない。

 

この2つの違いは、出来上がった後に火入れをするかどうか。

 

火入れをすることで酵素が活動を停止して、微生物も死滅、ビタミンも壊れる。

 

この結果、味も変化しづらくなり飲める期間は長くなるけど栄養効果は生よりも低い物に。

 

一方で生甘酒は、酵素や微生物が生きた状態。

 

それにビタミンも壊れていない。

 

だから生甘酒の方が、健康効果は高い。

甘酒の上手な飲み方

甘酒

甘酒は脳のエネルギー源であるブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群などが豊富に含まれている。

 

これらは病院でうける点滴と成分がほとんど同じ。

 

だから甘酒は飲む点滴と呼ばれることもあるほど。

 

また甘酒には、腸内の善玉菌が増えるのに役立つ食物繊維やオリゴ糖も含まれている。

 

さらに活性酸素を取り除いたり、美容に役立つ効果も期待できるのでかなり健康効果が高い。

 

これらの甘酒の栄養効果を十分に引き出すには、やはり微生物や酵素が十分に働く生甘酒を飲むのが良い。

甘酒の飲む量

甘酒は作り方によって糖度が異なってくる。

 

だから飲む量を一概に決めるのは難しい。

 

でも飲むと良いタイミングなら言える。

 

それは

 

脳というのは、寝起きにブドウ糖がかなり不足している。

 

そこでブドウ糖が多い甘酒を朝に飲むことで、脳が働きやすい状態になってくれる。

 

他にもお酒を飲む前に甘酒を飲めば悪酔い防止に。食後に飲めば消化を助けてくれる。こういった効果も期待できる。

 

ただし甘酒は糖分があるので、血糖値が上がる。

 

だから空腹時に飲むのは、血糖値の観点から避けた方がいいと言われている。

甘いものが苦手なら

甘い物が苦手だから、甘酒を飲むのが苦痛という方もいらっしゃると思う。

 

無理に飲んでストレスをためると健康効果とは逆の効果になってしまうので、甘い物が苦手な場合は飲まない方がいいかもしれない。

 

それでも甘酒の栄養効果が気になるという方は、酸味のあるフルーツと一緒にミキサーにかけてみるのも良いかもしれない。

 

酸味のおかげで意外とサッパリと飲める。

 

またほうじ茶と甘酒を混ぜて飲むという方もいる。

 

変わった所では、野菜にかけるドレッシングに使うという場合も。

 

もちろん甘酒を砂糖の代わりに使うという方もいる。

生甘酒のツブツブを減らす方法

甘酒のツブツブが苦手という方も多い。

 

私もかつては苦手だった。

 

そのようなツブツブが苦手な場合は、生甘酒を作る時に麹や米の粒を予め潰しておくとよい。

 

さらに生甘酒が完成したらミキサーにかけると、ビューレ状になるのでかなり飲みやすくなる。

 

なお、この状態の甘酒は料理にも使いやすいので有効活用したい。

おわりに

甘酒は栄養が豊富な飲み物。

 

その栄養価の高さから飲む点滴と呼ばれるほどなので、疲れたときなんかは栄養ドリンク代わりに飲むのもいい。

 

それに環境さえ用意出来れば、自分で作れるので安価に手に入れられるようにもなる。

 

だから体調を考えて、栄養のある物を定期的に口にするようにしたいという場合は、甘酒を選ぶのも良いかもしれない。

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