
引き寄せの法則は、今や多くの方が知る言葉となりました。
この引き寄せの法則ですが、簡単に言えば思っていることは現実化するというもの。
もう少し詳しく述べるのなら、潜在意識が当然だと感じていることが現実化するという物です。
さて、そんな引き寄せの法則の天敵とされるのが、ネガティブな思考です。
ネガティブな思考をすると、願望の実現が妨げられる、ネガティブな想像が実現するとも心配なさる方も多いですね。
今回は、そんなネガティブな思考への対処法をお伝えしようと思います。
そもそもネガティブな思考の引き寄せの法則への影響は
ネガティブな事を考えても、すぐに思考を切り替えてポジティブな事を考えれば、悪い影響は出ないとされています。
問題となるのは、ネガティブな思考を長く続けた場合です。
68秒を超えて同じ思考を続けると、現実化が始まるとされるので、1分と少々ネガティブな思考を続けるのは危険だということになります。
ネガティブな思考への対処法
ネガティブな思考への対処法として最も重要なのは、ネガティブな思考に気付くことです。
なぜなら、ネガティブな思考が習慣化しており、当たり前の思考すぎて気付けないことが多いからです。
気付けないのですから、ネガティブな思考をしていても対処が出来るハズがありませんよね。
このため、ネガティブな思考を続けてしまい、嫌な事が起こってしまうという事が多いのです。
では、どうすればネガティブな思考に気付きやすくなるのかを、ここではお伝えします。
ネガティブな思考に気付くために
ネガティブな思考に気付くために良い方法はいくつか存在します。
ここでは、二つの方法をお伝えしようと思います。
瞑想
一つ目は、瞑想を習慣にすることです。
瞑想にも種類がありますが、ここではマインドフルネス瞑想をお勧めします。
初心者向けですし、インターネット上にも多くの情報があります、それに本も多く出ています。
マインドフルネス瞑想は、椅子に座って呼吸に意識を集中させるという形から、始めると良いでしょう。
雑念が途中でわいてきますが、その雑念に気付いたら呼吸に集中し直すという事を繰り返して下さい。
最初のうちは3分を行うのも難しいと思いますが、続けていれば30分位は行えるようになります。
ポジティブな感情を味わう習慣
二つ目は、ポジティブな感情を味わう習慣を持つことです。
ネガティブな習慣に陥りがちな方というのは、ネガティブになることが癖になっていたり、ポジティブな感情を感じる能力が弱まっている可能性などが考えられます。
ですから、ポジティブな感情を一日の中で何度か詳細に思い出す。またはポジティブな感情を感じたとき、その感情に意識を集中させて味わう。これらを試してみると良いかもしれません。
ネガティブな思考に気づいたら?
前章では、ネガティブな思考に気づくことの重要性とそのための方法をお伝えしました。ここでは、幸いにもネガティブな思考に気づくことができた後、具体的にどのように対処していけば良いのかを解説していきます。
ブロック解除
引き寄せの法則における「ブロック解除」は、ネガティブな思考を根こそぎ削り取る効果的なツールです。
ブロック解除の特徴と効果
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潜在意識に潜む無意識的な考えを削ぎ落とすのが特徴です。
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瞑想を併用することで、ブロックの影響が減少します。
有名な手法
以下は、ブロック解除に役立つ具体的手法です。
手法の名称 | 特徴 |
---|---|
EFT | 感情解放技術で、心身のバランスを整える |
セドナメソッド | 過去の感情を手放すテクニック |
思考の書き出しと分析
ネガティブな思考に気づいたら、その瞬間に実行すべき手法が「思考の書き出しと分析」です。
書き出しの手順
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頭の中の考えをそのまま書き出します(判断不要)。
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ネガティブなフレーズもありのまま記載します。
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書き出した後、以下の質問を分析します。
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どの状況で思考が生じたか?
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その思考でどんな感情が湧き上がったか?
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書き出しの効果
表形式で効果をまとめると次のようになります。
効果 | 詳細 |
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パターンの可視化 | ネガティブな思考のパターンを理解可能 |
感情の整理 | 頭が整理され、感情に巻き込まれにくくなる |
リフレーミング
リフレーミングとは、物事の捉え方を切り替え、ネガティブな思考をポジティブな視点に転換するテクニックです。
プロセスの詳細
以下のステップで実施可能です。
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ネガティブ思考を特定します。
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思考の根拠を探ります。
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別の視点を探し、ポジティブに表現します。
実例
ネガティブな思考 | リフレーミングの例 |
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プレゼンがうまくいかなかった | 次回の改善点を見つける貴重な経験になった。 |
ネガティブな思考への対処法
ネガティブな思考に気づいた後、その流れを断ち切り、ポジティブな方向へ意識を向ける具体的な方法について解説します。
ストップテクニック
ネガティブな思考の流れを断ち切るための簡易的な手法が「ストップテクニック」です。以下のような方法があります。
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心の中で「ストップ!」と強く叫ぶ: 思考を強制的に中断します。
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手を叩いたり指を鳴らす: 物理的な行動で意識をそらします。
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ゴムバンドを弾く: 手首にゴムバンドを巻き、ネガティブな思考が始まった際に軽く弾くことで、不快な刺激を与え流れを中断します。
これらの行動の後は、意識的にポジティブなことや楽しいことに注意を向けることが重要です。
思考をそらす方法
意識的にネガティブな思考から別のことへ注意を向けることで、感情の消耗を防ぐ手段があります。
有効な方法
以下は、意識をそらすための具体的な手法です。
方法 | 詳細 |
---|---|
好きな音楽を聴く | 明るく楽しい音楽を聴くことで気分転換を図る。 |
軽い運動をする | ウォーキングやストレッチで心身をリフレッシュする。 |
趣味に没頭する | 好きなことに集中しネガティブな思考を忘れる。 |
誰かと話す | 信頼できる友人や家族に悩みを聞いてもらうことで気分が紛れる。 |
読書や映画鑑賞をする | 物語に没頭して現実の悩みから一時的に解放される。 |
アファメーション
肯定的な言葉を繰り返し唱えることで、潜在意識を書き換え、自己肯定感を高める方法です。
ポイント
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肯定的な言葉を使う: 「?しない」ではなく「私はできる」「私は価値がある」といった表現を選ぶ。
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現在形で表現する: まるで既に実現しているかのように言葉を使う。
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繰り返し唱える: 毎日、決まった時間に繰り返し実行することで効果が増します。
アファメーションを継続することで、思考や行動にポジティブな影響を与えられるでしょう。
おわりに
今回は、引き寄せの法則を実生活に取り入れる際に気になるネガティブな思考への対処法をいくつかお伝えしました。
このネガティブな思考は、少し抱いただけで実現するという類の物ではありません。
あくまで長く抱き続けた場合に、現実化してしまうのですから。
むしろ、ネガティブな思考をしてしまったと、その後で嫌な気分でいると、そのことが嫌な出来事を作り出すきっかけになるので注意が必要です。
ですから、ネガティブな思考に気付いた場合は、なるべく早く思考をポジティブな物に切り替えるようにしましょう。