庭に巣をつくった鳥を狙う影が──我が家の猫だ!!
さすがにヒナを襲ったら寝覚めが悪すぎる。
そこで鳥が巣をつくった木に我が家の癒し──もとい猫を近づけない方法がないかをリサーチしてみた。
猫よけになる対策を色々と
猫よけになるとされる方法は色々とある。
その中でもとくに有名なのが、ペットボトルに水を入れて置いておくという物ではないだろうか?
もっともこれはカラスよけの方法と混同されて広まった、間違った情報だと最近は知られるようになってきた。
水を入れたペットボトルを入れておいても、猫は平然と横を通り過ぎていく。
猫たちは、なかなか図太い神経をお持ちだからね(;´▽`A“
だから、お馴染みのペットボトルでは猫よけ対策は行えないから他の方法を探そう。
ペットボトル以外の猫よけ対策
最近では猫よけグッズも多く市販されている。
だけど超音波発生器やスプレーやらなんてワザワザ買いたくない!
いやね、どうしても必要なら買うけど。
最初から、そんなにお金を掛けたくないというのが本音。
だから今回は、身近なもので安く行える猫よけ対策についてお伝えする。
で、今回調べた結果、以下の4つが有効ではないかと判断した。
- コーヒーかすで対策
- 水で対策
- 重曹で対策
- 酢で対策
では、これから各対策について少し詳しくお伝えしていこうと思う。
コーヒーかすで猫よけ対策
ここで言うコーヒーかすは、ドリップした後の残りカスでもいいし、インスタントコーヒーを使ってもいい。
インスタントコーヒーについては、消費期限が切れた物を使う方が多い。
猫はコーヒーの臭いがあまり好きではないので、まとめて置いておけば臭いで猫よけ対策を行えるとされている。
コーヒーかすの使い方
コーヒーカスで猫よけ対策を行う場合、インスタントコーヒーの粉末は花壇や鉢植えに撒くだけでいい。
ドリップコーヒーのカスの場合は、いったん乾燥させてから花壇や鉢植えに撒くことになる。
コーヒーカスで猫よけ対策を行うメリット
コーヒーカスで猫よけ対策を行うことのメリットを並べると以下のような感じになる。
- 手軽で行いやすい
- コストがかかりにくい
○コーヒーカスを使うだけなので - 近所のクレームに繋がりにくい
○コーヒーの香りは身近な物だから - コーヒーカスは消臭効果も期待できる
○猫がトイレにしている場所の臭いを消せる
→酸性がアルカリを打ち消すため
→コーヒーカスが酸性
→アンモニア臭(尿)がアルカリ
→猫のマーキングへの対策にもなる
○コーヒーカスが湿っていると消臭効果が高まる
→活性炭の5倍だともいわれている - 花壇などとの相性も悪くない
○コーヒーカスが最初は植物の育成を阻害する
→長期的には生育を助ける場合が多い
→でも絶対に生育を助けるとは限らない
→植物との相性があるので慎重に判断したい
コーヒーカスを使った猫よけ対策は、デメリットも存在する。
- 効果が長持ちしない
○長くても1週間で効果が切れる - 水に濡れるとすぐに効果が消える
○雨が降った翌日には交換しないと - 臭いに慣れる猫もいる
- コーヒーは猫にとって有害
○コーヒーのカフェインが猫に中毒症状を与えることも
→ただし相当量を摂取させなければ大丈夫だとも
→成猫は525~750mg程度で危険
→一般的なカフェインの量
→インスタントコーヒー1杯が約60mg
→缶コーヒー1本が約100~150mg
水で猫よけ対策
猫は、水に濡れるのを嫌がる。
特に猫の足の裏は繊細だから、肉球部分が濡れるのはすごく嫌がる。
だから猫に立ち入って欲しくない場所に水を撒いておくだけでも猫よけになる。
この手軽さこそ、水を使った猫よけ対策のメリットだと言えるかも。
デメリット
水を使った猫よけ対策は、夏場など気温の高い時期はすぐに乾いてしまう。
だから何度も水を撒くはめになる。
この苦労を無くす道具として、猫よけスプリンクラーという物もある。
これはセンサーで野良猫を感知するスプリンクラーで、感知すると自動で水を撒いてくれるというもの。
でもスプリンクラーを購入するのに、5,000円~10000円がコストとして必要となるという欠点がある。
また、庭に一定の広さが必要だというデメリットもある。
重曹で猫よけ対策
掃除や料理に使える、みんな大好き重曹。
重曹は猫よけ対策にも使える。
正確には猫が嫌がって遠ざかるというよりも、猫がやってくる原因である臭いを取り除く。
だから猫に直接作用する方法ではない。
このため重曹による猫よけ対策は、他の方法と併用するのが良いとされている。
重曹のまき方
猫よけ対策として重曹を使う場合、一番大切になるのが猫がトイレとして使っている場所を見つけること。
このトイレとしている場所というのは、ようするに臭いで縄張りだと主張している場所。
だからトイレの臭いを消すことが出来れば、猫が近づいてこなくなる可能性が高い。
重曹の使い方としては、水に混ぜてから排泄場所に撒く方法と、粉のまま土に混ぜる方法とがある。
どちらでも行いやすい方を選んで大丈夫だけど、水で溶いてから撒く場合は早めに撒く必要がある点には注意をしたい。
なぜなら重曹は水で溶いてもすぐに沈殿してしまうから。
素早く撒くことを心がけよう。
重曹のメリット
重曹が持つ最大のメリットは、スーパーやドラッグで手軽に購入できること。
猫のトイレの臭いを消すには大量の重曹が必要。
だけど色々なことに使えるから、大量に買い込んでもそれほど困ることはない。
ちなみに重曹には、料理用や掃除用など色々な用途の物があるけど、臭いを消すのが目的だから使うのはどの用途の物でも構わない。
重曹のデメリット
重曹を使うときは、植物への影響を考慮しなければならない。
特に花壇などに使う場合、土がアルカリ性に偏ってしまう。
このため植えてある植物が、アルカリ性だと育ちにくい物だと枯れてしまうことも。
だから花壇などに使う場合には、事前に植えてある植物がアルカリ性でも大丈夫なのかを調べる必要がある。
酢で猫よけ対策
猫よけ対策は酢でも行える。
この酢の臭いを猫は嫌う。
だから猫がトイレとして使っている場所や、通り道に酢の臭いを付けてやるといい。
酢を使った具体的な方法
酢を猫よけ対策として使う場合、水を200ml、酢を50ml混ぜたものをスプレー容器に入れて使うといい。
また酢は酸性。一方で猫の尿はアルカリ性だから、尿のアンモニア臭も中和される。
猫よけ対策にお金をかけるのなら?
猫よけ対策には、お金のかかる物も多い。
それらの方法の中でも、特に有効だとされるのが超音波を発生させる装置とコーヒーかすを併用すること。
この装置は超音波式猫駆除装置という。
現在販売されている猫よけグッズの中でも、特に売れ筋であるとされている。
超音波式猫駆除装置について
猫に聞こえても人間には聞こえない。
そんな周波数である25kHz以上の超音波を発生させるのが、超音波を使った猫駆除装置の原理。
人間には聞こえない音なので、夜に使かっても近所から苦情が来ることはない。
こういった道具で気になるのが電源だけど、昼間はソーラーパネルで夜は充電池を使う。
だから維持費はかからないことになる。
この装置を使うと共に、コーヒーカスを猫の通り道やトイレにしている場所に撒くなどするとかなりの効果を発揮するとされている。
他にもあるお金のかかる猫よけ対策
現在、もっとも売れているとされるのが先に述べた超音波式猫駆除装置。
でも自宅の状況次第では、使うことができないという事もあるかもしれない。
そこで他の選択肢をいくつか、ここではお伝えしておく。
- 自動スプレー式
○猫が近づくと
→空気をスプレーから噴射して驚かす
○維持費が少し必要
→スプレー缶1つで50回仕える
→交換用スプレー缶は1000円 - 猫が嫌がる臭いの薬剤の使用
○効果は2週間ほど
→でも雨が降れば効果は早めに消える - 猫よけネット
○ネット表面には小さなとげがついている
→猫がトゲを嫌がって近づかなくなる
○侵入されたくない場所が広いと
→相応の枚数が必要となる - 猫が嫌う臭いの植物を植える
○柑橘類(かんきつるい)やミントは猫が嫌う
→猫によっては無頓着な場合もある
おわりに
今回は、猫よけの選択肢を色々とリサーチしてみた。
やっぱり動物を遠ざける場合は、嫌がる臭いを使うという方法をとられることが多いみたい。
でもこの匂いを使った方法を選んだ場合、近所から苦情が来ないように注意が必要となる。
だからコーヒーカスのように、日常にある物を使った方法はかなり優秀だと言えるかもしれない。
一方で猫のことで本気で悩んでいる場合、超音波の装置を選んでみてもいいかも。
でも悩みが浅いのであれば、最初の方でお伝えした無料で行える対策を試してみることをおススメする。
それらの方法でダメだった場合、お金をかけるという感じにした方が良いのではと思う。