家にいたらゴロゴロと雷の音が……。
このようなとき心配になるのが停電。
突然、部屋が真っ暗になって驚かされることも多い。
また停電するときというのは、近くに落ちた雷の影響で家電製品に悪影響が出ることも。
今回は、停電したときにどうすればいいのかをお伝えする。
停電したらどうする?
停電したら、真っ先に行うのが電気が来ていないエリアを確認すること。
- 家のみが停電(家全体&一部のみ)
〇ブレーカーが落ちている可能性が高い
以下を確認する
→アンペアブレーカー
→漏電ブレーカー
→安全ブレーカー - 近所も停電
〇家の外部に停電の原因がある可能性が高い
→しばらく様子を見る
→時間が経っても回復しない場合
→最寄りの電力会社の営業所や配電事業所に連絡
エリア確認後に行いたいこと
停電してエリアの確認が済んだら、次はコンセントから家電の電源プラグを抜く必要がある。
特に暖房器具(ヒーター、ストーブ、こたつなど)、電気ポット、アイロン、ドライヤーといった発熱する機器は早めに電源プラグを抜くようにしよう。
これらは停電から回復したとき、火災や火傷(やけど)の原因となりやすい。
また電動工具のような、人に向けた場合に殺傷力のある物も停電からの回復時にケガの原因になりやすい。
だから、こういったものも電源プラグを抜くようにしようl
電源プラグを抜くのは家電を守るためでもある
電源プラグを抜く目的は、ケガを避けるためだけではない。
停電から回復して再び電気が供給され始めたとき、家中の家電製品が一斉に運転を再開し、ブレーカーが落ちたりする。
また運転の再開時に過大な電流がながれるなどして、家電製品に悪影響が出たりすることも多い。
だから停電したら、抜いても大丈夫な電源プラグは極力抜くようにした方がいい。
携帯やスマホを省電力モードにする
停電のエリアを確認し、電源プラグも抜いた。
この時点で急を要する停電時の対策は一通り終わったことになる。
でも全ての対策が終わったわけでは無い。
次に携帯やスマホを省電力モードにする必要がある。
停電が長く続く場合、連絡手段が携帯やスマホしかなくなってしまう場合も多い。
スマホなどは電波を探すために多くのバッテリーを使っているため、機内モードなどの省電力モードにすることでバッテリーを長持ちさせたい。
省電力モードや低電力モードにすると、一部機能に制限が出る可能性はあるけどそれは連絡手段を確保するためだと諦めるしかない。
停電から復旧するまでどう過ごす?
停電から復旧するまで、電気を使えない状態で過ごすことになる。
この電気を使えない状態というのは不便というだけでなく、場合によっては命にかかわることもある。
例えば熱中症。
暑い時期だけでなく、冬でもなってしまう方がいる。
停電になるとエアコンなどが使えない。
だから窓を開けて通気性をよくするなどの対策をしっかりと取るようにしよう。
それと、熱中症を防ぐためには水分補給も必要となる。
通気性を高めること、水分補給をすることの2つを意識して停電中の熱中症を避けるようにしよう。
冷蔵庫の開け閉めは控える
停電中は、大半の冷蔵庫が機能を停止する。
冷蔵庫は冷気が外に逃げにくい構造の為、2時間ほどは冷蔵庫内の温度が低いまま維持される。(アイスクリームなどは溶ける可能性がある)
でも冷蔵庫の扉を頻繁に開け閉めしていると冷気がドンドン逃げて行ってしまうので、開け閉めはあまりにしないようにしよう。
ガソリン式発電機は換気しながら使う
停電中に役立つのが発電機。
でもガソリン式発電機は、排気ガスに毒性の高い一酸化炭素が多く含まれている。
過去には、窓を閉め切った部屋で使い家族が一酸化炭素となり搬送されたという事件もあった。
この事件のように、ガソリン式発電機の室内での使用には注意が必要。
かならず換気をよくしてから室内では使うようにしよう──と、いうか基本的に室内で使わないようにした方がいい。
停電から復旧したら
停電から復旧して電気が通ったら、いくつか行いたいことがある。
以下のようなことをして、停電による家電への影響に対応したい。
- 家電が正常に動くか確認する
〇家電の電源プラグを接続 - 家電のタイマーをセットし直す
〇タイマーがリセットされている可能性がある
〇炊飯器やテレビなどはリセットされることが多い - 冷蔵庫が動いているか確認
- 冷蔵庫の設定が変わっていないか確認
おわりに
今回は停電したらどうするのかをお伝えした。
突然やってくる停電。
短時間で回復すればいいけど、長く停電することも。
場合によっては、停電した場合を想定して電気を使わない生活を1日くらい体験しておくこともいいかもしれない。