夏は、熱中症や夏バテといった、暑さがキッカケとなる体調の問題に悩ませる季節です。
このうち熱中症は、身体の中にある水分やミネラルが汗と共に排出されて、体温調節を行いにくくなる事をキッカケに生じます。
よって熱中症を予防するには、水分と塩分の補給が大切だとされています。
このうち塩分補給に最適だとされているのが梅干し。
今回は、夏の塩分補給に梅干しが良い理由とおすすめの摂取の仕方をお伝えします。
梅干しと夏の塩分補給
梅には、元々豊富なミネラレルが含まれています。
このミネラルと漬けるときに使う塩が合わさることで、大量のミネラルを含むことになるのです。
また梅干しには、クエン酸、カテキン酸、フラボノイドなど様々な健康に良いとされる栄養素が含まれていますよ。
梅干しの塩分補給以外の注目したい効果
梅干しには、色々な栄養成分が含まれています。
それらの栄養成分が健康に良いと、メディアで紹介されることも多いですよね。
特に代表的な梅干しの栄養効果についてご紹介すると──。
- 疲労回復
○クエン酸が炭水化物、タンパク質、脂質をエネルギーに変換 - 活性酸素の除去
○廊下の原因となる活性酸素の除去効果
→抗酸化作用 - 脂肪燃焼作用
○バニリンという成分が効く
→梅干しからしか発見されていない
他にも梅干しには、殺菌効果、免疫力アップ。肝機能向上、生活習慣病の予防、便秘解消などの効果もあるとされていますよ。
こういった色々な健康効果を期待できる点も、梅干しを夏の塩分補給のときに食べると良い理由です。
塩分補給のついでに、色々な健康効果を得られるわけですからね。
夏の塩分補給で食べる梅干しの数は?
夏の塩分補給で梅干を食べる場合の量ですが、とくべつ多く食べる必要はありません。
食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになりかねませんから、1日1粒だけ食べることから始めて数を調節していくと良いですよ。
また、梅干しには食べ物を腐りにくくする効果があります。
ですから、お弁当などに入れておくと、少しですが腐りにくくできますし、梅干しも自然に食べられますよ。
梅干しの塩分について
梅干しの塩分は、1個につき1g~2gほど。
とんこつラーメン1杯で5gの塩分ですから、梅干しにはかなり塩分が多い感じがしますが、それ程ではないとも言えます。
ちなみに塩分摂取の目安量ですが、成人男性が1日に8.0gで成人女性は1日に7.0gですよ。
夏の塩分補給で食べる梅干しの数は?
梅干しと一言でいっても、使う塩分や大きさに違いがありますよね。
一般的な梅干しに限定すれば、1日に1個が目安になります。
というのも、分摂取の目安量は成人男性が1日に8.0gで成人女性は1日に7.0g。
そして梅干し一粒で1g程度の塩分補給が可能。
これらを考えると、1日3食をしっかり摂るという前提であれば、塩分過多になりかねないからです。
塩分補給は生活環境を考慮して
夏の塩分補給は汗と共に失われたミネラルの補給が目的となります。
ですから、それなりの汗を流す環境にいない場合、塩分補給を意識して行うと塩分過多になりやすいので注意をしましょう。
また、食事からも塩分(ミネラル)は補給できます。
よって、どのような食事をしているか? どの程度の汗を流しているのか?これらを考えながら、夏の塩分補給は行った方が良いという事になります。
冷凍梅干しと梅干し水のススメ
夏の塩分補給で梅干しを食べるときにオススメなのが、冷凍梅干しと梅干し水です。
どちらも作り方が簡単なので、暑い夏を迎えたらぜひ試してみて下さい。
冷凍梅干し
梅干しを冷凍庫に放りこんで、放置するだけで冷凍梅干しは完成します。
塩分が多い梅干しなら、凍りつかずに徹底的に冷えるだけです。
この冷凍梅干しは、そのまま食べたりお弁当に入れたりして使いましょう。
梅干し水
水500ml+すりつぶした梅干し(1粒)+ハチミツ大さじ1杯をペットボトルに入れると、梅干し水は完成します。
スポーツ飲料の味が苦手な方でも、こちらなら飲めるという方が多いですよ。
終わりに
今回は、梅干しが夏の塩分補給に良いという話をしました。
梅干しは食べやすいサイズです。
そのまま食べるとすっぱ過ぎるのですが、ご飯との相性が良いですし加工も行いやすいですよね。
ですから工夫次第で、いくらでも食べやすくなる食材なので、うまく塩分補給に活躍させたいところです。