熱中症を防ぐ塩分補給の目安は?量や時間に気を付けて安心快適な夏を!

夏の暑い時期になると、熱中症に注意をする必要が出てきますよね。

 

この熱中症ですが、水分補給と共に塩分補給にも気をつけなければなりません。

 

塩分補給をせず水分補給だけを行うと、逆に熱中症になりやすい状態を作り出してしまうからです。

 

今回は、そんな塩分補給についてお伝えします。

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熱中症と水分補給と塩分補給

熱中症対策として水分補給として水をガンガン──と大量の水分を飲んだ結果、逆に熱中症になってしまう事があります。

 

これは血液中のミネラルの割合が、大量の水分補給により低くなるのが原因です。

 

そんな事がないように、水分補給の際には塩分補給も同時に行う必要があるとされています。

 

ココで心配になるのが、塩分の摂りすぎで高血圧にならないかという点ではないでしょうか?

塩分と高血圧

高血圧の原因となるのは精製塩

 

ですから自然の海水を高温で焼いて作る自然塩(天然塩)であれば、精製塩のような血圧の上昇は起きません。

 

このため塩分補給には、海塩が適切という事になります。

 

ちなみに、精製塩と自然塩の違いは、原材料などを見ることで判別することになります。

 

  • 自然塩:原材料の欄に海水とだけ書かれている。
  • 精製塩:天日塩と書かれていたり、工程の欄にイオン膜や立釜などと書かれている。
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自然塩と精製塩の違いは?

塩分補給

自然塩と精製塩。その最大の違いは、加工や添加が精製塩は多くされている点です。

 

精製塩は、とにかく不要物を減らしてナトリウムの割合を高める傾向にあります。

 

この不要物を取り除く工程で、ミネラルの大半を取り除いてしまいます。

 

よって自然塩の方が精製塩よりも、ミネラルなどの不純物が多いという結果になっているのです。

自然塩は健康に良い

自然塩は、精製塩よりも健康に良いとされています。

 

これはミネラルが残っているため。

 

骨や歯を丈夫にする、基礎代謝を上げるなどの効果を期待できるとされています。

 

また血糖値や血圧の調整や、不整脈の安定も期待できますよ。

高血圧と塩の関係

塩分補給で気になるのが、塩分摂取によって高血圧にならないのか?という点だと思います。

 

この不安を持っている方ほど、先に書いたように、自然塩に血圧を調節する効能があるという話を意外だと感じるのではないでしょうか?

 

ですが、塩分を摂り過ぎると高血圧になるという話は、精製塩に関しての話であり自然塩は高血圧になる可能性は低いとされています。

 

もちろん自然塩でも、摂り過ぎはよくありませんが──。

精製塩で高血圧になる理由

塩分が原因で高血圧になるのは、血中の塩化ナトリウムの濃度が上がった場合です。

 

血中の塩化ナトリウムの濃度が上がると、人間の体は水分を欲しがります。

 

そして血液が増えて、やがて血圧が上がってしまう事態に──。

塩その物ではなく塩化ナトリウムが高血圧の原因

ここで注目したいのが、塩その物ではなく塩化ナトリウムが高血圧の原因だという点です。

 

精製塩は99%が塩化ナトリウム。一方で自然塩はミネラルなど様々な不純物が含まれているため、精製塩よりも塩化ナトリウムの割合が低い傾向にあります。

 

また自然塩の場合は、ミネラルなどが血圧のバランスを整えてくれるなどの効果も期待できます。

 

このため自然塩は精製塩よりも、高血圧になりにくいのです。

塩分補給をするかどうかの目安は?

熱中症

夏場に塩分補給をするかどうかは、汗をたくさん掻いたかどうかで判断をしましょう。

 

汗というのは少し出ただけの物は、含まれるミネラルが少ない傾向にあります。

 

一方で大量に汗をかくと、汗にミネラルが多く含まれるようになります。

 

ですから、かいた汗の量で塩分(ミネラル)を補給するかどうか判断をする必要があるのです。

少し具体的に

塩分補給のタイミングですが、夏場に1時間のウォーキングを行うとおよそ2gの塩分が排出されるとされており、この程度なら塩分補給は必要としないという考えがあります。

 

また、1時間半の運動を行った場合に塩分補給が必要になるとされています。

 

この1時間半の運動をした汗の量を基準にするのが、塩分補給のタイミングを考える場合には最も分かりやすいのではないでしょうか?

運動以外の場面の塩分補給

運動以外でも、真夏の炎天下での作業や蒸し暑い室内での仕事などで、大量に汗をかく場面も多いですよね。

 

このような場合にも、塩分補給を考えた方が良いですよ。

 

1時間半の運動を行ったみたいに汗をかいた──こんな状態になったら、必ず塩分補給を行いましょう。

塩分補給の量について

熱中症対策

熱中症対策として塩分を補給する場合の量ですが、残念ながら個人差があるため一概に適切な量がどの程度かを述べる事は出来ません。

 

ですが食塩を加えた水を用意しておいて、喉が乾く前にそれを飲むという形での塩分補給が一般的です。

水に加える食塩の量

1Lの水に1g~2gの食塩を加えるのが、水に加える食塩の基本だとされています。

 

更に1時間以上の運動を行う場合は、4~8%の糖質も摂るようにするという考えもあります。

 

糖質を加えるのは、水分や塩分の吸収が糖質によって促進されるからです。

熱中症の症状が出たらすぐに医療機関へ!

塩分補給や水分補給をしても、熱中症の症状が出てしまう事があります。

 

意識がハッキリしない場合はすぐにでも医療機関に行きましょう。

 

そして意識がハッキリしている場合は、日陰や屋内で適切な水分や塩分の補給をして安静する事にします。

 

ですが意識がハッキリしていても体調の悪さが続くようなら、早めに医療機関に行く必要があります。

塩分補給にオススメの食べ物

塩分を上手に摂りたい場合は、梅干を食べるのも手です。

 

梅干し以外であれば、塩分以外にも色々と良い栄養素をとれますから一石二鳥にも三鳥にもなります。

終わりに

今回は、塩分補給についてお伝えしました。

 

塩分補給は、必ずしも行う必要があるわけではない点に注意をしましょう。

 

まぁ、それでも夏の暑い時期であれば汗がドンドン出るわけですから、高確率で塩分補給が必要になると思いますが──。

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