愛犬に留守番をしてもらうとき、暑さ対策をしっかり出来ているか心配になりますよね。
夏場は、家の中が相当暑くなります。
しかし自由に外へと出る事の出来ない犬は、飼い主が用意してくれた暑さ対策を活用することでしか暑さをしのげません。
ですから、日中の暑さをしのぐ準備を飼い主が予めをしておく必要があります。
今回は、愛犬に留守番をしてもらう時に行いたい暑さ対策についてお伝えします。
留守番をしている時の犬の行動
留守番をしている時の犬は、ゲージなどに入っていない場合、あちこちに移動をします。
これは涼しい場所を探しているため。
リビング、廊下、玄関とウロウロして涼しい場所を見つけて寝転がったりします。
このため、飲み水を用意するのは当然ですが、どうじに涼しい場所を確保しておくことも重要となりますよ。
留守番中の犬のための暑さ対策
留守番をしている犬のために行える暑さ対策の基本は2つ。
- 飲み水の確保
- 涼しい場所の確保
これらについて、ここからはお伝えします。
留守番中の暑さ対策1:飲み水確保の基本
愛犬が留守番中に、水分不足にならないようにすることはとても重要なことです。
このとき注意点があります。
給水ボトルではなく、水を入れる大きな器を用意するようにしましょう。
犬は体温が高くなると、水をがぶ飲みして体温を下げようとする習性があります。
給水ボトルでは水をがぶ飲み出来ませんから、水を入れる大きな器が必要となるのです。
上記の点も含めて主要な注意点をまとめると──。
- 水分補給できる場所を用意
○複数に水を入れた容器を置いておく - 水が温かくなりやすいので注意
○日光が当たる場所は避ける
○氷を入れた器も用意しておく - 水を入れる器を用意
○給水ボトルだと犬がガブ飲みできない
留守番中の暑さ対策2:涼しい場所の確保
留守番中の愛犬のために水を用意する以外にも、涼しい場所を用意することも大切になります。
ここでは、家で留守番をする愛犬のために、どのように涼しい場所を作れば良いのかをお伝えします。
涼しい場所を作る基本
家の中で愛犬に留守番をしてもらう場合、以下のような方法が涼しい場所を作る基本となります。
- 空気の通り道を作る
○小窓を開けたり、換気扇を回すなどする
→空気がこもると室温が上昇するため
○停電でエアコンが停止したときにも役立つ - 冷たい敷物を用意する
○大理石ボードやアルミボードなど
→最近は人工大理石の物も人気 - カーテンを閉めたりすだれを用意する
○日陰を作るため
○日差しがあるだけで室温は大きく上がる
○カーテンは遮光カーテンが理想 - 犬がイタズラする物は撤去
○犬が誤飲する可能性のある者は撤去する
○ジェルマットなどにも注意をする
→破って中身を飲む可能性がある
エアコン(クーラー)の使用
最近では、エアコン(クーラー)を留守番をする愛犬のために使う方も増えています。
- 気温が上がる時間帯には特に使いたい
○気温の上がる時間帯:11時~16時 - 冷房の設定温度
○26℃~28℃ - 空気の循環をさせる工夫を行う
○冷たい空気は下に集まりやすいので
○扇風機やサーキュレーターを使用 - エアコン(クーラー)の注意点
○人感センサー
→犬だと反応しない場合が多い
→センサーを解除できるかセンサーがない物を使いたい
○冷気は下に溜まりやすい
→犬は床に体が近いため冷え過ぎるかも
→毛布を用意しておく
エアコン(クーラー)を使わない場合は、小窓を開けたり換気扇を回したりして、空気の通り道を作っておきましょう。
また、小窓を開けたりして空気の通り道を用意することは、停電になりエアコンが止まってしまった場合などに、最悪のケースになるのを防げる可能性が生まれますよ。
愛犬の体を冷やすグッズについて
床に敷くマットなど、犬の体を冷やすための道具が色々と販売されています。
警戒心が高い犬の場合、そういった道具に近づくのを嫌がる場合があるので、留守番のために使うのなら予め警戒心といておくようにしましょう。
そのためには、抱っこして一緒に近づくという動作を毎日繰り返すのがよいですよ。
- 中身を凍らせたペットボトルを用意
○布巾袋を作って中に杯入れる
→そのまま渡すと噛んで壊す可能性がある
→そのままだと冷え過ぎる - 床に敷くマットなど
○ジェルマットや大理石を用意する
○ジェルマットは噛んで中身を誤飲する可能性がある
→噛んで壊さない大理石タイルなどが便利
○アルミ製のクールマットはすぐに温かくなる
→オススメしない - 扇風機は工夫をして
○扇風機は蒸発した汗を吹き飛ばして涼しくする
→犬は汗をかかないから涼しくならない
○扇風機の前に凍らせたペットボトルを置くと良い
→冷えた空気が流れる
○扇風機は空気の循環を最大の目的にすると良い
サークルやゲージなど
愛犬の行動範囲を制限するサークルやゲージ。
これらは、なるべく使わないという方が多いですね。
留守番だけでもストレスが掛るので、ゲージに閉じ込めると尚のこと大きなストレスがかかってしまうからです。
また、犬のいる場所が熱くなっても逃げることができないので、熱中症になる可能性も高まります。
もしも愛犬をゲージに入れたまま留守番をさせるのなら、遮光カーテンを閉めて、水もたっぷりと用意するようにしましょう。
終わりに
今回は、愛犬に留守番をしてもらう時の暑さ対策についてお伝えしました。
留守番の最中は、飼い主が何かしてあげることは出来ません。
ですから、事前に愛犬が暑くて困らないようにしっかりと対策をしてあげましょう。
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