ハッカ油が、使い方によっては夏を涼しく過ごすアイテムになる!
このような話を聞いた事のある方も多いのではないでしょうか?
ハッカ油というのは、意外と身近な存在です。なじみ深い名前でいうのならミント。
あのアイスクリームやケーキなんかで使われている植物のことです。
そんなハッカは油をスプレーにすると暑さ対策のアイテムとして、とても活躍してくれますよ。
今回は、夏に涼しいを提供してくれるハッカ油スプレーの使い方についてお伝えします。
ハッカ油の作られ方
ミントという名前で親しまれているハッカ。
このハッカの葉を水蒸気で蒸留することで精製されるのがハッカ油。
ハッカ油は食品の添加物としてもつかわれるほど安全性が高く、スプレーにする事で涼感スプレーとして活躍してくれます。
ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油を使うのなら、スプレーの形にすると便利です。
このハッカ油スプレーは、自分で作る事が出来て──。
- 準備
○水
○小さなスポイト
○小さなスプレーボトル
○ハッカ油(1~2滴) - スプレーボトルに水を入れる
○ハッカ油を数滴たらす(1~2滴) - ボトルのフタをする
- よく振る
- 完成
上記が一般的な水を使った作り方。
量とかは、けっこういい加減に調整されます。
ですが濃過ぎると地獄を見るので、1滴だけ入れる事から始めると良いですよ。
無水エタノールを使うと使いやすくなる
薬局などで手に入る無水エタノールを使えば、水とハッカ油とが分離しにくい状態で完成させられます。
ですから、無水エタノールを使う方も多くいらっしゃいますよ。
- 準備
○水(90ml)
○無水エタノール(10ml)
○小さなスポイト
○小さなスプレーボトル(100ml容器)
○ハッカ油(10滴) - スプレー容器に無水エタノール(10ml)を入れる
- ハッカ油を10滴加える
- 容器のフタをしてよく振って混ぜる
- 水を90ml入れる
- 容器のフタをしてよく振って混ぜる
○熱が少し出ても問題はない - 完成
無水エタノールは燃えるので、火気のある場所では作業を行わないようにしましょう。
ハッカ油が瓶から出ない時は?
ハッカ油は粘度が高いので、瓶から中々出ない時があります。
そのような時は、傾けて待ちましょう。
引っくり返すと勢いよくハッカ油が流れる事があるので、傾ける程度にした方がいいですよ。
ハッカ油スプレーの涼しい使い方
ハッカ油スプレーの使い方の基本は、顔や体に吹きかけることです。
ですが他にも以下のような使用方法がありますよ。
- 扇風機に使う
○ハッカ油スプレーを吹きかけた布を扇風機に固定
→固定場所はフレーム部分
○扇風機のファンなどには直接つけないように注意
→燃えるから - 衣服に吹きかける
○香りで涼しい気持ちになる - 網戸にスプレーを吹きかける
○ハッカ油には蒸しを寄せ付けない効果もある
○網戸がポリスチレンの場合は溶けるから避ける - タオルなどに吹きかける
○このまま身体を拭くと涼しい - 帽子の内側の額部分にシュッとかける
○頭部がすーっとなる
ハッカ油をお風呂に入れる方法も涼しい
ハッカ油で涼感を楽しむのであれば、スプレーとして使うのが一般的。
ですが、ハッカ油をお風呂に入れるという方法も良いですよ。
ハッカ油スプレーの使い方で注意したいこと
夏に涼しい時間を与えてくれる、便利アイテムのハッカ油スプレー。
その扱いには少し注意が必要です。
- 保存期間は1週間程度
○水だけで作ったハッカ油スプレーの場合 - ハッカ油スプレーは冷暗所で保管
- ハッカ油は必ず水で薄めてスプレーにする
- ポリスチレン(ps)の容器は溶ける
○ポリスチレンやpsと書かれていない容器を購入する - 使用前には容器をよく振る
○保管している間に水とハッカ油が分離してしまう - 意外と臭いが強い
○シュッとやり過ぎない
ハッカ油が濃いと、容器が溶けたり手荒れの原因になったりと色々な問題が生じるので、濃度には特に気をつけましょう。
ハッカ油を虫除けとして使う場合
ハッカ油の臭いには、虫除け効果があります。
ですから虫除けスプレーをハッカ油で作れるのですが、臭いが薄いと効果は期待できません。
このため、涼感を楽しむための濃度では満足いく結果を得られないかもしれませんよ。
終わりに
今回は夏に涼しい時間を提供してくれる素敵アイテム、ハッカ油スプレーについてお伝えしました。
ハッカ油スプレーはアイデア次第で、色々な使い方ができます。
このハッカ油スプレーですが、原液は刺激が強過ぎるのでスプレーとして使わないことと、ポリスチレン製の容器は溶けるので避ける。この2点には、絶対に気を付けるようにしましょう。
夏を快適に過ごすためのアイテムで、夏に苦い思い出を残したくありませんからね。