ハッカ油はスプレーにするなどすればス~ッと、夏の暑い時期であっても涼しい時間を提供してくれます。
ですが原液を肌に塗りつけて使うなどすると地獄を見る事も──。
今回は、ハッカ油を夏の暑さ対策に使う時の注意点についてお伝えします。
ハッカ油の注意点
ハッカ油を使う場合、注意をしなければ地獄を見る可能性があります。
暑さ対策のためにハッカ油を使ったら──などとなったら辛いですから、以下の注意点を意識するようにしましょう。
- ハッカ油を粘膜部分や目にはつけない
- 目などに入ったらすぐに水洗いして病院に
○目に入った現役の瓶を持っていくと良い - 原液のハッカ油は直接肌につけない
○原液は刺激が強過ぎる - 意外と臭いが強いので注意をする
ハッカ油スプレーの注意点
ハッカ油を使うとき、薄めてスプレー容器に入れるとすごく便利になります。
ですが、ハッカ油をスプレーとして使う場合にも注意点があるので意識をしましょう。
- 原液でスプレーしない
○刺激が強過ぎて痛い思いをする - 水だけで薄めた場合は使用前にしっかりと混ぜる
○水だけだと油と水なので分離しやすい
→使用前には容器をしっかりと振って中身を混ぜる
ハッカ油の容器の注意点
ハッカ油を使うとき、スプレーにするなど別の容器に入れ替える場合も多くありますよね。
このような場合、使う容器に注意をする必要があります。
容器によっては、変質したりして中身を台無しにする事も多くあるからです。
- 容器は小さめの物を使う
○使い切れるサイズが良い
→水だけで作った場合は1週間ほどしか保たないから - プラスチック容器は溶ける可能性がある
○ポリスチレン(ps)を溶かす
○おすすめの素材
ガラス
陶器
耐油性
耐アルコール性容器
ポリプロピレン
ポリエスチレン
先に書いた、基本的な注意点と共に意識しましょう。
容器が溶けると面倒な事に
ハッカ油を入れた容器が溶けると、とうぜん中身が周囲に漏れてしまいます。
場合によってはハッカ油によって、床や家具にシミなどができる事もありますから注意が必要です。
それだけでなく、容器が溶けるということは、その成分がハッカ油に溶けだすということ。
容器の成分が混ざったハッカ油を、肌に塗ったり飲用したりしたら身体に良いハズがありません。
ですから家にシミなどを付けない、健康に問題を起こさせない。この2点のためにもハッカ油の保存に使う容器には注意が必要なのです。
ハッカ油を網戸に使うと溶けるって本当?
ハッカ油を虫除けのために、網戸に塗る方もいらっしゃいますよね。
このとき気にする方が多いのが、ハッカ油によって網戸が溶けるのではという点。
ハッカ油が溶かすのはポリスチレン(ps)。
一方で網戸で使われる事の多い素材は、ステンレス、グラスファイバー、ポリエステル、ポリプロピレンなど。
ですから、ポリスチレンが使われることはほとんどないので、網戸が溶けたという事例もあまり無いようです。
もちろん絶対ではないので、メーカーに直接問い合わせてみるのが一番良いのは言うまでもありませんが。
ハッカ油を加湿器に入れるときの注意点
ハッカ油を使える加湿器は、エッセンシャルオイルを使う機能のある加湿器のみです。
それ以外の加湿器に使った場合、加湿器の内部がべたついたりカビが生えて残念なことに──。
加湿器の寿命を短くすることになるので、専用の機能がある場合以外は加湿器の中に入れるのは避けましょう。
ハッカ油を原液で使う時の注意点
ハッカ油は、原液で使うとトラブルが発生する可能性が高くなります。
肌に原液のまま使ったら肌荒れになったり、原液をフローリングや壁に吹きかけたらシミが出来てしまったという事例があります。
ですから、基本的には薄めて使うと考えると良いかもしれません。
そして原液のまま使うのは、特別な場合のみだと考えましょう。
ハッカ油を肌に使う場合はどうする?
ハッカ油は、薄めて使うのが基本。
濃いハッカ油は、手荒れ以外にも吐き気や下痢の原因になる事があります。
ハッカ油の濃度は目的に合わせて!
ハッカ油を肌に塗る場合は、なるべく薄くした方が良いのは確かです。
でも涼感目的であればどれほど薄くてもいいのですが、虫除けの場合は臭いが薄過ぎると効果を全く期待できません。
なぜなら、ハッカ油の虫除け効果は臭いによるものだからです。
ですから、ハッカ油は目的に合わせた適切な濃度を知っておく必要があります。
ハッカ油を機械に使う場合の注意点
ハッカ油を扇風機に2~3滴垂らした布をフレームに固定する。
これで涼気な香りの風を楽しめます。
ですが、このとき直接扇風機のファンなどの可動部にハッカ油を着けたら、発火してしまったという事例も──。
このような事があるので、機械の動く部分や熱の出る部分などにはハッカ油を近づけないようにしましょうね。
ペットや妊婦さんへのハッカ油の注意点
ペットと妊婦さんを同列にするな! このようなお叱りを受けるかもしれません。
ですが、共通した問題点があるのでハッカ油の使用は避けた方が良いと、一緒に注意をお伝えさせて頂きます。
その共通点というのは、臭いに敏感である点。
動物というのは、臭いに敏感なのでハッカ油を使うことで、ストレスを与える可能性があります。
また女性が妊娠すると臭いに敏感になるので、場合によってはストレスになるので慎重にハッカ油は使った方が良いでしょう。
ハッカ油と猫
ハッカ油は安全。
このように言われていますが、猫が舐めると中毒症状が出る事があるので注意をしましょう。
ですから家の中で猫を飼っている場合は、ハッカ油の使用は慎重になった方が良いでしょう。
終わりに
夏のクールアイテムであるハッカ油。
涼しい時間を夏の暑い時期に提供してくれるだけでなく、虫除けに使えるなどの点でも有名ですよね。
ですが原液を肌に直接つけると問題が生じるなど、いくつか注意をしたい点があります。
特に原液で使う場合には、薄めて使う場合よりもトラブルが発生しやすいのでより一層の注意をしましょうね。