石油ファンヒーターを寒くなったので出してみたけど、使ってみたらほこりっぽい臭いがする──なんていう事がありますよね。
ホコリっぽいだけならともかく、使うと焦げた臭いがするときがあるのが怖い所です。
ファンヒーターで火災が発生したという話も聞くので、掃除をしてホコリを取り除きたい所ですが、どのように行えば良いのでしょうか?
今回は、そんな石油ファンヒーターにほこりが溜まった時の掃除方法をお伝えします。
ファンヒーターに溜まったほこりの掃除を行う頻度は?
石油ファンヒーターは、ファンを回して暖かい空気を部屋に送ります。
このため部屋のホコリや糸クズを吸いこんでいるということなので、吸気口や内部にホコリが溜まりやすいので定期的な掃除が必要となります。
- フィルター掃除:週に1回
- 温風の吹き出し口:月に1回
- 油受け皿&油フィルター:月に1回
また、毛の多い動物を室内で飼っている場合は、より小まめな掃除が必要となります。
ファンヒーターに溜まったほこりの掃除、具体的な方法は?
ファンヒーターの掃除方法ですが2種類が存在します。
普段から手軽に行える簡易的な方法と、分解する方法です。
この2種類の掃除方法を使い分けることが、ファンヒーターのほこり掃除の基本となりますよ。
普段から手軽に行える掃除方法について
普段から手軽に行えるファンヒーターの掃除方法は、灯油の漏れなどの異変を点検する目的もあります。
分解する必要はないので、お部屋を掃除する時などに簡単に行えますよ。
- 電源を切る
- 熱を持っていないことを確認して掃除を開始
- 吸気口のホコリを掃除する
○掃除機を使い裏側の吸気口を掃除
→細いノズルを使うと良い - 排気口のホコリを掃除する
○排気口のホコリを掃除機で取る - 外装の乾拭きする
○ヒーターのボディについた誇りを雑巾でとる
掃除と共に定期的に行いたい事
掃除と共に定期的に行いたいことがあります。
それは、オイルタンクが空になるたびに奥を確認すること。
ゴミが入ったり水滴が混じるときがあるので、それらがオイルタンクの奥にないか定期的に確認するようにしましょう。
石油ファンヒーターの本格的な掃除
石油ファンヒーターを本格的に掃除する場合、内部を掃除するための分解やすすぎ洗いなどがあるので少し大変です。
ですが安全に石油ファンヒーターを使うためには、内部の掃除も大切になるので少し頑張ってみましょう。
- 道具を用意する
○雑巾
○給油ポンプ
○捨てても良い浅い容器 - 電源を切る
- 熱が無い事を確認する
- タンクから灯油を抜く
○給油ポンプを使い浅い容器に移す - 給油フィルターを灯油ですすぎ洗いする
○先程浅い容器に移した灯油ですすぐ
○ここで使った灯油は再利用できないので捨てる
→灯油を買ったガソリンスタンドに持っていく - ファンヒーターの中を拭き掃除する
○雑巾でタンクの奥とフィルターを掃除する - タンクとフィルターを元に戻す
掃除をしてはいけない部分もある
内部にホコリが溜まると、色々な問題が生じるファンヒーター。
ですから掃除を徹底的に行いたい所ですが、掃除を行ってはいけない部分もあります。
例えば燃焼部などは危険ですので、清掃は専門家に任せた方がいいですよ。
ファンヒーターの中にほこりが!ファンとかが危なそうだけど何が起こる?
ファンヒーターの中にホコリが溜まると、色々な問題が生じます。
ここでは、それらの問題をいくつかお伝えさせて頂きますね。
石油ファンヒーターの中にほこりが溜まると生じやすい問題
石油ファンヒーターの中にホコリが溜まると、調子が悪くなってきます。
真っ先に感じやすい調子の悪さは、点火が遅い、灯油が残っているのに給油表示が消えないなどです。
放置すると急に動かなくなる事もあるので、早めに掃除を行いましょう。
ファンヒーターにほこりが溜まったときのエラー例
ほこりがファンヒーターの中に溜まっていると、上記以外にも色々な問題が生じます。
例えば──
- センサー類の誤作動でファンヒーターが止まる
- 内部センサーやファンのホコリでフィルターの清掃ランプが点灯
- フィルター掃除をしても清掃ランプが消えない
──こういった問題が生じることがあります。
ファンヒーターがほこりでエラー……火事の原因になるの?
ファンヒーターを久しぶりに使うため、灯油を入れて点火──そうしたら焦げくさい!
このようなとき、発火しそうで怖いですよね。
実際に、ファンヒーターに溜まったほこりが原因で、火災が発生したという話を聞いた事のある方もいらっしゃると思います。
ですがほこりよりも、以下のような原因で火災が発生することの方が多いとされていますので、ほこりと共にコチラも気をつけましょう。
- ビニールなどが熱風で変形した
- 新聞などの薄い紙が燃えた
- スプレー缶やカセットボンベのガスが膨張して爆発
- コタツの中に入れていた
- 布団の中に入れていた
- ひざ掛けの中に入れていた
石油ファンヒーターのほこりはどのような事態を招くか?
石油ファンヒーターに溜まったほこりは、どのような事態を招くのか?
代表的な例をまとめると──。
- 異常燃焼
- 火災
- 故障の原因
- 機能効率の低下で消費電力が上がる
- ハウスダストを飛散させる
- 焦げた臭いを発生させる
また石油ファンヒーターのほこりをとることは、寿命を延ばすためにも大切ですよ。
気になった動画
ファンヒーター関連で気になった動画があるので掲載させて頂きます。
終わりに
今回は、石油ファンヒーターの掃除方法についてお伝えしました。
製品の型などによって違っているのですが、今回ご紹介した方法が掃除の基本となります。
作ったメーカーや取扱説明書に、その製品に合った掃除方法が書かれている場合が多くあります。
ですから一度、メーカーのホームページを見るなどするのも良いのではと思いますよ。