暑さ対策で屋根に散水!打ち水が見直されているって知っている?

夏の暑さを乗り越えるための工夫は色々とあります。

 

打ち水もその一つなんですが、最近は屋根に打ち水(散水)をするのが良いという話が持ち上がっていますよね。

 

今回は、屋根に散水をする事の暑さ対策効果についてお伝えします。

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夏は屋根の暑さがヤバイ!

一般的な構造の住宅は、屋根が熱くなると室内にまでその熱が伝わってしまい、室温が上昇してしまいます。

 

特に夏の晴れた日というのは、屋根の温度が60℃~80℃にもなるので室内に伝わる熱もすごいことに──。

 

屋根に行う打ち水は、この熱を逃がす効果があるという事で最近になり注目を集めています。

 

そんな屋根への打ち水は、屋根散水と呼ばれていますよ。

屋根散水の暑さ対策効果

屋根に打ち水を行う事で、室内の温度上昇を防ぐのが屋根散水

 

この屋根散水を行うと、行わなかった場合と比較して室温が2℃~4℃ほど下がるとされています。

2℃温度が下がることの効果

温度が2℃下がると、少しだけ生活が快適になります。

 

ですが、他にも色々なメリットがあって──

  • エアコンを弱めて節電できる
  • 太陽光発電の発電効率が上がる

──このようなメリットもあるとされています。

太陽光発電の発電効率について

太陽電池パネルの発電効率は、温度の上昇に反比例して低下していきます。

 

1℃温度が上昇しただけで0.4%低下するとされていますよ。

屋根散水を知るために打ち水について知っておこう

屋根散水は、打ち水をヒントに考えられました。

 

このため屋根散水の原理は、打ち水とよく似ています。

 

ですから屋根散水をより深く理解するためにも、打ち水について少し勉強してみましょう。

 

打ち水が温度を下げる効果の秘密
  • 気加熱
     ○液体が蒸発するときの現象
       →蒸発するとき周囲の熱を奪う現象のこと
     ○お風呂上がりに体が涼しいのも気加熱の効果
     ○気加熱によって2℃ほど涼しく感じるとされている
  • 空気に流れができる
     ○水の蒸発圧が生じるため
       →打ち水をした所としない所とで

 

打ち水によって温度が下がるとされているのは、上記2つの原理が大きな要因です。

打ち水を行うのに向いている時間帯

暑さ対策のために、打ち水を行うのに向いている時間帯があります。

 

それは朝と夕方。

 

これは、太陽が元気に灼熱地獄を作り出している時間帯の打ち水は、すぐに蒸発をしてしまうので効果を感じにくいという欠点があるためです。

 

また保水効果の高い、芝生や土に打ち水をすると、気化熱が長く続くので涼しさを長く味わえますよ。

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暑さ対策で屋根散水を行う方法は?

自宅で屋根散水を行う場合は、ホースで屋根に向かって水を撒く方がもっとも多いと思います。

 

この方法は少し大変ではありますが、特別な準備を必要としないので、もっともハードルの低い屋根散水の方法だと言えます。

ポンプを使う屋根散水もある

暑さ対策として屋根散水を本格的に自宅で行う場合は、ホースの使用から一歩前進してポンプを使う事になります。

 

散水用にポンプを設置後、スプリンクラーや穴を開けた塩ビ管を使い、屋根に散水することになりますよ。

 

放水時間の管理も、タイマー式のスイッチを使えば簡単に行えるハズです。

ポンプを使う屋根散水の注意点

ポンプを使って屋根散水を行う場合、自分で色々と準備をする事になります。

 

このためポンプの圧力不足、放水口の位置が合わない──このような理由から、屋根散水の効果が十分に得られないことも。

 

ですから、事前にどのようなことを行えば良いのか、準備についてしっかりと確認しておく必要があります。

工場など大きな規模で屋根散水を行うのなら

屋根散水は、工場の屋根に対して行う事も可能です。

 

工場など大きな規模で行う場合は、工業用の屋根散水システムを使う事になりますよ。

 

さすがに自力で行うのは難しいので、プロにお願いすることになります。

終わりに

今回は屋根に行う打ち水である、屋根散水についてお伝えしました。

 

屋根散水は、最近になって暑さ対策の一つとして注目されるようになった方法です。

 

同じように屋根の温度を何とかする方法に、屋根の塗装を塗り替えるという方法もあります。

 

最近は、遮熱や断熱に優れた塗料も発売されているので、屋根散水と一緒に行うという手もありますよね。

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