年賀状を送るのであれば、元日に届いて欲しい。
では、いつまでに出すと元日(1月1日)に届くのだろう?
今回は、年賀状はいつまでに出せば元日に届くのか?
また、返信が先方に届くのがお正月を過ぎる場合のマナーについてもお伝えする。
目次
この記事の主要な章は以下の通り。
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年賀状はいつまでに出すと元日に届く?
年賀状はいつまでに出すと、元日(1月1日)に届くのかというと12月25日まで!
とは言え、元日は大量の年賀状を郵便局員は配らないといけないから、25日に出しても確実に届くというわけではない。
ただ、ほぼ確実に元日に届く。
12月25日を過ぎたら元日には届かないのか?
12月25日を過ぎても、元日に年賀状が届く可能性は十分にある。
ただし、元日に届く可能性のある投函日は、年賀状を送る相手の住所によって違ってくる。
- 相手が近隣都道府県に住んでいる場合
○12月27日 - 相手が同一県内に住んでいる場合
○12月28日 - 相手が市内などの同じ郵便管轄内に住んでいる場合
○12月29日
だから、元日に年賀状を届けるタイムリミットは、先方の住む地域により12月27日、12月28日、12月29日のいずれかになると考えて良いということ。
もちろん25日に投函した場合と比べて、元日に届く可能性が大きく下がる点には注意をしたいところ。
12月29日以降に投函された年賀状は?
では12月28日を過ぎて、12月29日に年賀状を出すとどうなるのか?
この場合は、1月1日以降に相手の手元に届く形になる。
1月1日に出すといつ届くのか
1月1日に出した場合は、1月3日~6日くらいに届く。
これは1月2日は郵便局の配達がお休みになるので、1月3日以降の配達になるため。
年賀状は最悪でも何日に届けばマナー違反にならないのか?
年賀状は、1月7日までに相手の手元に届けばマナー違反にはならない。
なぜ1月7日までに届けば良いのかというと、松の内だから。
松の内というのは、門松を飾っておいても良い期間。
だからお1月7日までなら正月気分でいてもいいぜ! という感じであると捉えてもらえれば良い。
松の内は関東と関西とで違うけど
松の内の期間は、関東と関西とで違う。
- 関東は1月7日までが松の内
- 関西は1月15日までが松の内
- 一部地域は1月10日までが松の内
でも郵便局が年賀状を取り扱うのが1月7日までなので、1月7日までに相手に届いているようにしたい。
1月8日以降は消印が押される
1月7日までに投函すれば、年賀状は消印が押されずに相手に届く。
でも年賀状の郵便局での取り扱いは1月7日までなので、1月8日以降だと年賀状として扱われない。
このため通常の郵便物として扱われて、消印が押されることになる。
だから印象があまり良くないので、1月7日までに出せないのなら年賀状を贈るのは諦めた方が良いかもしれない。
年賀状を出すのが間に合わなかった場合は、後述する寒中見舞いで代用するのがマナーとなる。
年賀状を出すのは早すぎるのも注意!
年賀状は、早く出し過ぎるのにも注意したい。
なぜなら年賀状の取り扱いは12月15日からだから。
だから15日になる前、例えば14日に年賀状を出してしまうと普通のはがきと同じように扱われる可能性が高い。
この場合、大晦日前に先方に届いてしまう。
もしも年賀状を出すのが早すぎたら
もしも、年賀状の取り扱いが始まる前に年賀状を出してしまったら、郵便局に電話をかけよう。
このとき電話を書けるべきなのは、年賀状を投函したポストの郵便物を集配する所。
まだ年賀状が郵便局から発送されていない場合であれば、年賀状を回収することが出来る。
ギリギリの時は最終集荷時に注意
先に年賀状は12月25日までに出せば、1月1日(元旦)に届く可能性が高いとお伝えした。
また12月25日を過ぎても、12月27日に出せば1月1に届く可能性があることも。
でも、ここで注意して欲しいのが最終集荷時。
最終集荷時は、郵便局員がポストに入っている郵便物を回収しに来る時間帯。
例えば、もしも夕方5時が最終集荷時の場合、夕方6時にアナタが年賀状を投函したら翌日に回収されることになる。
このため、12月25日に投函したのが最終集荷時よりも後の時間帯の場合、翌日26日に投函したのと同じ扱いになってしまう。
だから、元日に届くギリギリの日に年賀はがきを出す場合は、投函するポストに書かれた最終集荷時をチェックしてからにしたい。
最終集荷時を過ぎてしまっていたら
辺りのポストすべてが最終集荷時を過ぎていた場合であっても手はある。
どうしても元日に届けたい場合は郵便局の窓口にまで年賀状を持って行って出してみよう。
運が良ければ元日に届く。
絶対に元日に届けたい場合の最終手段
絶対に年賀状を元日に届けたい場合、速達を使ってみるのも手。
近隣の都道府県に先方が住んでいる場合でも、翌日には届けられる。
ただし欠点も存在する。
- 速達してもらうための代金が必要
- 速達や配達日指定の消印が押される
- 先方の元につくタイミングを指定できない
○へたをすると元日になる前に相手方に届く
年賀状はいつまでに出すと元日に届くのかについてのまとめ
ここまで、年賀状はいつまでに出すと元日に届くのかについてお伝えしてきた。
情報が少し多いので、ここでは整理させて頂く。
- 年賀状を元日に届く投函日
○12月25日までに出す
○相手の住む地域によっては12月25日以降でも届くかも - 年賀状はいつまでに相手に届ければいいの?
○1月7日まで - 年賀状を出すのは早すぎる場合も注意
○12月15日になる前には投函しない
○例:12月14日だと普通の郵便物扱いされる
→元日前に先方に届いてしまう - ギリギリに出す時は最終集荷時に注意
○翌日に投函したのと同じ扱いになる場合がある - 最終手段として速達も存在する
○速達には欠点があるので注意
年賀状の返礼はいつまでに投函する?
年賀状の返礼も、1月7日までに届くようにしたい。
でも年賀状を送っていない方から届いてしまい、返礼しようにも1月7日に投函できない場合もある。
このような場合は、寒中見舞いとして出すのがマナー。
年賀状の返礼が1月7日よりも遅れたら寒中見舞いで
年賀状の返礼が1月7日以降になるのなら、寒中見舞いとして出すのがマナー。
このとき寒中見舞いは、年賀状では出さずに通常のハガキや私製ハガキを使うようにしよう。
寒中見舞いとは?
寒中見舞いというのは、1年の中で特に寒くなる1月に相手の体調を気遣って出す便り。
この寒中見舞い出せる期間は1月8日~2月3日となっている。
豆知識
- 1月8日は松の内が終わった翌日
- 2月3日は節分(春分)の前日
年賀状の返礼として使う場合の寒中見舞いの内容は?
年賀状の返礼が遅れて、寒中見舞いを出す場合はお詫びの言葉を添えるのがマナー。
お詫びの言葉は、”ご挨拶が遅れてしまい失礼しました”など。
お詫び以外の言葉は、通常の寒中見舞いに書くのと同じで寒さに対して相手の体調を気遣う内容にする。
あと気を付けたいのは、寒中見舞いには年賀状のような新年を祝う言葉を入れない点。
- お詫びの言葉
- 寒中見舞いの言葉
- 新年を祝う言葉はいらない
使うハガキ
寒中見舞いで使うのは、通常のハガキや私製ハガキ。
決して年賀状を使ってはいけない。
寒中見舞いは色々と使える
寒中見舞いは色々な連絡手段として使えるけど、以下の3つが基本的な使い方となる。
- 季節の挨拶
- 喪中の方への挨拶
- 年賀状の返礼
喪中の年賀状
自分が喪中の場合には、お祝いをしないのが一般的。
だから、年賀状もお正月のお祝いなので控えることになる。
そして喪中ハガキ(年賀欠礼状)を出すのがマナー。
この喪中ハガキは、12月中旬になる前には相手の手元に届くようにしたい。
※喪中になるのは何親等までが対象なのかは以下の記事で。
相手から喪中ハガキを送られてきた場合はどうする?
喪中ハガキを受け取ったら、その人への年賀状は送らないようにする。
代わりに寒中見舞いを送る。
このとき寒中見舞いには年賀ハガキを使わず、新年を祝う言葉を入れないように注意をしよう。
喪中ハガキを送る対象
喪中ハガキを贈る相手は、毎年年賀状のやり取りをしている相手。
今年も年賀状を送ってくれると予想できる場合に、喪中ハガキを送る。
喪中ハガキを出した相手から年賀状が届いたら返信する?
喪中ハガキを出しても先方が見落として、年賀状が送られてきてしまう場合もある。
この場合は、すでに喪中ハガキを出しているので寒中見舞いを使うなどして伝える必要はない。
喪中ハガキが届く前に年賀状が届いたら返信はどうする?
12月に不幸があった場合などは、喪中ハガキを出す余裕がないことが多い。
もしも喪中であることを知らせていない状態で年賀状が届いたら、寒中見舞いという形で返信をする。
相手が喪中なのに年賀状が届いた場合
喪中のハズの人から年賀状が届いた場合。
このような場合は、年賀状で返信するわけにはいかない。
だから、寒中見舞いを出す方がよい。
郵便局やコンビニの年賀状販売はいつまで?
年賀状は、郵便局やコンビニで買う人が多い。
この章でお伝えするのは、年賀状が販売される場所について。
まずは年賀状を手に入れる王道である、郵便局の年賀状販売についてお伝えする。
郵便局の年賀状販売について
郵便局の年賀状の販売期間は毎年違う。
でも傾向はあって、販売の収量は1月の第2金曜日までの場合が多い。
もっとも、年賀状の販売期間が終了する前に売り切れてしまう場合もある。
年賀状の販売はいつまで?
年賀状の販売終了は、販売の収量は1月の第2金曜日までが一般的。
ではいつから販売が開始されるのかというと、10月中半ば~11月初旬。
2019年の場合は11月1日から。
年賀ハガキの入荷が決まったら、希望者には電話連絡をしてくれるので、このサービスを利用すれば買い遅れの可能性を減らせる。
インターネット通販はもっと早い
年賀ハガキはインターネットでも予約を受け付けている。
こちらは郵便局で直接買う場合よりも早く、2019年の場合は9月1日から行われている。
年賀ハガキの購入はゆうゆう窓口を活用したい
年賀ハガキを購入する場合、郵便局のゆうゆう窓口を活用したい。
ゆうゆう窓口というのは、大きな郵便局にある。
土日や午前0時でも買えるから、忙しい人にはありがたい。
年賀状の扱いだけでなく、切手の販売や郵便物の受け付けも行っている。
郵便局のインターネット通販
郵便局では、年賀状販売をインターネット(郵便年賀.jp)でも行っている。
基本的には年賀状販売が郵便局から発表された日の16時くらいから、年賀状の販売は開始される。
でも予約受付販売の終了は、10月31日までと短いので注意をしたい。
インターネットなので24時間受け付けの上、送料無料で5枚から届けてくれる点もありがたい。
もちろんスマホからの注文も可能。
年賀状の販売はコンビニだといつまで?
コンビニでも年賀はがきは買える。
色々な場所にあるし24時間営業で便利なのが、コンビニの嬉しいところ。
でも全てのコンビニで年賀状が売られているわけではなく、ポスターが貼ってあるか日本郵便の旗(ノボリ)を立ててあるお店でだけ買える。
コンビニで年賀状が販売され始められるのはいつから?
コンビニで年賀状が販売されるのは、10月初旬~1月8日頃まで。
でも郵便局のように販売期間が明確なわけではない。
このためコンビニの店舗によって、販売がいつから始まりいつ終わるのかは違ってくる。
コンビニで販売される年賀状の種類は?
コンビニで販売される年賀状は、5枚や10枚がセットという場合が多い。
中にはバラで売ってくれるところもあるけど、基本的にはセットでの販売。
コンビニで販売される年賀状の種類はというと、無地とイラスト入り。
イラスト入りについては、1枚57円~100円と値段の幅が広い。
イラスト入りの年賀状は人気だから注意
イラストや写真入りの年賀状は、無地の年賀状よりも販売が早めに終了する傾向にある。
だから、ラスト入り年賀状は早めに購入しておいた方がいい。
コンビニでは写真やデザインを選んで印刷をお願いできる
コンビニでは、写真やデザインを選んで印刷できるサービスが行われている。
自宅での印刷に比べて割高にはなる。
でも安定して品質の高い仕上がりになるし、なによりも手間が掛らないから人気が高い。
また最短で3日で仕上がるというのもありがたい。
コピー機を使った印刷の注意点
コンビニでは、コピー機を使って年賀状の印刷を行うことも可能。
でも使う機種によって、使える用紙が異なる。
このため予め、どの用紙の年賀状を使えるのかチェックしておく必要がある。
他にも年賀状が販売される場所がある
年賀状は、郵便局やコンビニだけで販売されるわけではない。
家電量販店やスーパーでも売られることが多い。
また、金券ショップの場合は正規の価格よりも少しだけ安く買うことができる。
そういった年賀状を買える場所の代表例を挙げると──。
- 郵便局のインターネット通販(郵便年賀.jp)
- コンビニエンスストア
- 大手スーパー
- 家電量販店
- 金券ショップ
- 地下街のショッピングモールなど
年賀状はお店が用意するだけでなく、郵便局から年賀状の出張販売所が来て販売することも多い。
大きなスーパーや家電量販店なんかで、郵便局から出張販売に来ているのを見かけたことのある方が多いのでは?
年賀状の豆知識色々
ここでは年賀状にまつわる、ちょっとした豆知識をお伝えする。
- 年賀状のお年玉抽選
○抽選は1月15日に行われる
○抽選結果の発表
→郵便局のホームページ
→抽選翌日の新聞
→郵便局の窓口 - 年賀状の保管期間
○優先的に破棄する年賀状
→契約している保険会社の年賀状
→買い物をしている店舗の年賀状 - 今年届いた年賀状は翌年まで残したい
○来年の年賀状の贈り先を把握するのに使う
→翌年まで残して置く
郵便局で年賀状の書き損じは交換可能!手数料が必要だけど
年賀状は足りなくなる事を避けたいので、多めに準備しておくのが常識と化している。
また、書き損じにより出すことが出来ないことも──。
こういった未使用や書き損じの年賀状は、郵便局で切手などと交換してもらえるから有効活用しよう。
郵便局での年賀状の交換手数料
郵便局に行けば、年賀状を切手などと交換してもらえる。
その手数料は、年賀状1枚の交換につき5円。
この手数料の金額は、未使用だろうと書き損じだろうと変わらない。
未使用の年賀状が手元にあっても使い道はない。
だから、切手などと交換してしまった方がお得だと言える。
喪中で使わなかった年賀状は無料で交換
郵便局で年賀状を他の商品と交換する場合、基本的には手数料が必要になる。
でも例外がある。
その例外とは、喪中で年賀状を使えなくなった場合。
期限はあるけど無料で交換できる。
この期限というのは、年賀状の販売開始~販売終了日までと限られているので注意をしよう。
また簡易局以外の郵便局でしか交換できないから、その辺りにも気をつける必要がある。
喪中で使わなかった場合の交換には手続きが必要
喪中で使わなかった年賀状の交換には、特別な手続きが必要となる。
とはいえ、それほど複雑な手続きではない。
- 窓口で服喪であると申し出る
- 備え付けの請求書に色々と記入する
○記入内容
○住所
○氏名
○亡られた方との続柄など
年賀状と交換できる物
年賀状と交換できる物は、切手だけじゃない。
切手以外にも、郵便局では以下のような物と交換できる。
- 通常切手
- 弔事用切手
- 通常はがき
- 往復はがき
- その他の郵便はがき
- 郵便書簡
- レターパック封筒(特定封筒)
なお、特殊切手やお年玉付き郵便はがきなどとは交換できない。
この辺りは、郵便局で確認できるから詳細はそちらでチェックした方がいいかもしれない。
年賀状が未使用や書き損じの場合の交換期限
郵便局での年賀状の交換。
このとき、他の商品との交換するのに期限はない。
だから去年の年賀状であっても交換できるということ。
この点を考えると、お年玉つき年賀はがきの場合は抽選結果をチェックしてから、交換した方がお得だということ。
交換できない年賀状がある
交換できない年賀状がある。
それは、以下の年賀状。
- 料額印面の汚れが激しい
- 料額印面が破れている
- 宛先不明で戻ってきた年賀状
書き損じでも新品にできるのが便利
書き損じてしまった年賀状も、新品の年賀状と交換できる。
だから少しだけ、書き損じも安心してできるのではと思う。
手数料が必要で、その年の年賀状の販売期間に限るという条件がつくけど。
余った年賀状の使い道は?
年賀状は、お正月を過ぎたら使い道がなくなってしまう。
もちろんお正月を過ぎても、通常のハガキと同じように使えはするけど印象がね──。
ちなみに、年賀状を通常のハガキとして使う場合は、印刷された年賀という文字を二重線で消してから投函するのがマナーだから、忘れないようにしよう。
そんな余った年賀状だけど、世間ではどのように活用しているのかというと──。
- 郵便局で他の商品と交換する
- 懸賞用ハガキとして使う
- 現金化する
- 寄付をする
年賀状の現金化について
未使用に限るけど、金券ショップに持っていけば年賀状を現金と交換してくれる場合が多い。
寄付をするという使い方について
未使用や書き損じのハガキを集めて切手に交換後に現金化。
そして発展途上国の支援にあてているというNPO法人などがある。
終わりに
今回は──
- 年賀状はいつまでに出すのか?
- 投函が間に合わなかった場合は、どのように動くのがマナーなのか?
この2点を中心にお伝えした。
年賀状を元旦に届けるには、12月25日までにポストへと投函したい。
でも12月25日に投函しても、確実に届くわけではない。
それでも元旦に届かないことは滅多にないのだから、12月25日が投函の目安になるのではと思う。