すっかり定番のイベントとなった節分の恵方巻き。
恵方巻きの食べ方に関しては、地域ごとに色々なルールが存在している。
今回は、そんな恵方巻きの食べ方のルールについてお伝えする。
恵方巻きの食べ方のルール
恵方巻きの食べ方というのは、地域や家庭ごとに違う。
例えば、有名な口を離さずに食べ切るというルール。
このルールも、口を離してもいいという地域もあれば、願いごとを念じる間だけ口を離さないという所などがある。
だから、「恵方巻きのルールはこれや!!!」と、唯一無二のルールをお伝えすることは難しい。
唯一無二のルールは言えないけど一般的なルールなら!
恵方巻きの食べ方については、唯一無二のルールは存在しない。
でも世間で広く知られているルールというのは存在する。
だから、慣れ親しんだルールがあればそれに従う。もしも慣れたルールが無ければ一般的に知られているルールに従う。
このような感じで、従うルールを決めるのが良いのではと思う。
恵方巻きの由来を見ると
恵方巻きには、先に述べたように唯一無二のルールがあるわけではない。
だから、世間で言われているどのルールに従うのかを自分で決めればいい。
でも、「そんないい加減なルールに従ったら効果が無いんじゃない!?」と心配になる方も多いのではと思う。
でも、恵方巻きの由来を見ると、元々は願かけや景気づけの意味合いで食べられていたのが分かる。
だから、恵方巻きには神様に由来するありがたい由縁があったわけではない。
むしろ「願いを叶えるために頑張るぞ!」という決意表明に近いものだったといえる。
この事を考えると、どのような食べ方のルールに従おうとも、行動をする動機づけになればそれでいいともいうことになる。
恵方巻きの由来
恵方巻きがいつから存在しているのかというと江戸時代からあった。
そして恵方巻きが節分に食べられるようになったのは、大正時代に入ってから。
大正時代になると大阪商人や花街の間でメジャー化して、当時は商売繁盛を願って食べていたとされている。
大正時代の恵方巻きは食べやすかった
恵方巻きがメジャー化した大正時代。
この頃の恵方巻きは、今ほど太くはなかった。
当時はつけ上がったお新香を海苔巻にしただけのシンプルな物で細かった。
それが、時代の流れで色々と巻くようになり今のような太さに──。
この大正時代の細い恵方巻きの頃には、口を離さずに食べるという風習があった。
そんな口を離さずに食べるという風習は、恐ろしく太くなった今でも、続いてしまっている。
だから口を離さずに食べるというルールは、時代錯誤のルールとも言えるかもしれない。
恵方巻きの従いたいルールは方角!
恵方巻きには唯一無二のルールはないと先に書いた。
でも多くの人が知っているルールとして、恵方を向いて食べるというものがある。
恵方を向いて食べると歳神様が!
恵方を向いて食べると、その年の歳神様の力で願いが叶うとも言われている。
実際は、景気づけに恵方巻きを食べて動機づけ! そのついでに歳神様の力を借りよう!
このような感じで、副次的な効果を狙ったルールみたいだけど。
でも多くの地域で恵方を向いて食べるから、気持ち的にも恵方に気をつけた方が良いのではと思う。
今年の恵方はドコ?
恵方は毎年違う。
この恵方は、コンビニやスーパーの恵方巻き売り場や、恵方巻きのパックに書かれているからそれを見た方が確か。
もちろんネットなんかでも調べられるけど、その情報が間違っていたら台無しだからね。
なるべく確かな情報源から恵方を知るようにしたい。
恵方巻きの食べ方で笑うってどうなの?
恵方巻きの食べ方として、笑うことがルールという地域も。
これは笑う角に福来たるという考えが、根本にあるとされる。
一方で、恵方巻きを食べる時は無表情でという地域も。
こちらは、笑ったりすると恵方巻きから口を離してしまうのが原因ではないかと言われている。
だから口さえ離さなければ、笑っていても無表情であっても、好きな方で問題は無いとも考えられる。
恵方巻きの食べ方!願いごとがあるときどうする?
恵方巻きは、食べている間に願いごとをすることで叶うとも言われている。
願いが叶うというよりも、願かけの意味合いが強いから、恵方巻きを食べただけで願いごとが叶うというわけではない。
でも何か願いごとがあるのなら、気持ちを前向きにするために食べてみると良いかもしれない。
願いごとがある場合、願かけをするのなら恵方巻きは最低でも以下のポイントに気を付けて食べよう。
- 何も話さずに食べる
- 願い事は他の誰にも言わない
- 願いごとの数はいくつでも良い
- 恵方を向いて食べる
- 願いごとをする最中は口を離さない
地域によって恵方巻きを食べる時のルールは違うけど、上記の5つは願かけをする時に守る人が多い。
終わりに
節分に食べる恵方巻き
地域によって色々なルールがある。
だから、どれが正しいルールなのかを断言することは出来ない。
でも恵方を向いて食べるというのは、多くの地域で実践されているので、なるべく実践したいルールの1つ。
それと口を離さずに食べるというのは有名なルールだけど、現在の恵方巻きは大正時代の物よりもかなり太い。
だから口を離さずに食べるというルールが気になる場合は、細い恵方巻きを選んだ方がいい。
そして「他のルールに関してはお好みで!」と気楽に考えるのが良いのでは?