トイレは風水だと、汚れていると家全体の運を下げる場所とされている。
特に健康運への影響が酷いので、体の調子を崩しやすい人はトイレの管理に気をつけた方がいいかも……。
この悪影響を防ぐためには、掃除を行うのが基本。
そして掃除をしたのなら、追加で運気を上げる措置をとるのが吉だとされている。
今回は、そんなトイレに盛り塩を置くことの効果についてお伝えする。
トイレの盛り塩効果は邪気を遠ざけるから
トイレへの盛り塩効果を知るには、まず塩の開運効果とトイレが持つ風水的な意味を知っておかなければならない。
だから、まずは塩とトイレについてお伝えさせてもらう。
塩の開運効果
塩には、厄除けと運気向上の効果があるとされている。
これらの力がなぜあるとされるようになったのかについては、色々な説があるけど特に有力なのは以下の2つ。
盛り塩がもつ厄除け効果の由来
厄除け効果については、日本では古くから海に入り穢れ(けがれ)を洗い落とす、禊(みそぎ)と呼ばれる儀式が行われてきた。
この禊から来ているとも言われている。
盛り塩がもつ運気向上の効果の由来
塩による運気向上は、中国の皇帝に由来する。
皇帝はたくさんの妃をを抱えており、牛を使って移動して望む妃の元へと向かっていた。
でも妃の側からすれば、妃の数が多いから滅多に自分の所に皇帝が訪れることが無い。
そこで妃は一計を案じる。
牛の好物である塩を自分の部屋の前に盛っておき、皇帝が乗った牛に食べさせて足止めをすることにした。
見事に作戦は的中して、塩を食べるのに夢中で毎回牛が動かなくなるので、仕方が無く皇帝はその部屋の妃の所に通うようになった。
このことが原因となり、盛り塩は運気を上げるとされるようになったと言われている。
そんなこんなで塩に厄除けと運気向上効果があると
他にも色々な説があるけど、そんなこんなで塩には厄除けと運気向上効果があるとされるようになったわけ。
だから、今ではこんな感じの効果があるとされている↓
で、次はトイレが風水的にどのような場所だと考えられているのかについて。
トイレは風水的にどのように思われているのか?
トイレは風水的に、厄や邪気の集まりやすい場所だとされている。
人間は排泄物を出すことで、厄なんかの嫌な物も外に出すとされているけど、その場所がトイレなので厄が他よりも多いとされている。
また、悪臭や汚れも発生しやすい場所なので、この点も厄や邪気が集まりやすい所以となっている。
更に、トイレは水回りの1つ。
水回りというのは、運気が水と一緒に流れていったり色々と悪い影響の出やすい場所。
この点を考えると、トイレは厄などが集まりやすい上に、運気が逃げる要素も持っている場所であるといえる。
トイレに盛り塩を行う効果
トイレに盛り塩を行うということは、逆効果になるという話しもある。
でも、そうではないという意見もある。
この点については、以下を参照して欲しい。
この後の話は、トイレに盛り塩を行うことをよしとする前提で続けさせてもらう。
トイレに盛り塩を行うことは、運気向上よりも厄除け効果を狙った部分が大きい。
なぜなら、厄などがトイレに溜まりやすいので、この悪い要素を遠ざけることは、運勢を上げるのにとても重要なことになるから。
運を悪くしている厄などを遠ざけると、運気が底上げされた状態となる。
また、厄などを遠ざけることで他の開運方法が効果を発揮しやすくなる点も見逃せない。
こういった点を考えると、トイレに盛り塩を置くことは運気アップの土台になるとも言える。
トイレの盛り塩効果を100%引き出すために必要なこと
トイレの盛り塩に限らず、運気アップの邪魔をするのが汚れ、ホコリ、散乱した物。
こういった要素があると、厄の発生を促してしまい盛り塩を行っても効果を期待できないとされる。
だから、盛り塩を行う場合は掃除を行ったりして、トイレは清潔な状態を維持しなければならない。
では、どのような点に気をつけるとトイレの清潔さを保てるのかというと──。
- 掃除をする
○便器全体をキレイにする
○特に便座の裏側や便器の縁は汚れを見逃しやすい - 物を置き過ぎない
○トイレの気が乱れる
→トイレにあるたくさんの物が発する気による影響
○置かれた物が悪い気を吸う
→置かれた物が悪い気を発するようになる - タオル
○定期的に取り替えないと汚れがずっと残る - 臭いに注意
○トイレの悪臭も運気低下の原因になる
○オススメの香り
柑橘系や花の香り
○特に天然由来のフレグランスが良い
○芳香剤を入れる容器は陶器の物がオススメ
→陶器は邪気を溜めにくいとされる - 空気の入れ替えを行う
○トイレの厄も淀んだ空気と一緒に外に出る
→窓が無い場合は換気扇を使う - インテリアに注意する
○トイレには明るい色のインテリアを
→暗い色は吸収や停滞を意味する
→良い色の例:アイボリーやパステルピンク - 植物を置くのも良い
○植物は気を浄化してくれるとされる
○造花は避ける
→ホコリが溜まり悪い気を吸収しやすい - トイレの使い方に注意
○便器のフタを閉める
○トイレのドアを閉める
○トイレの中で本や新聞は読まない
→紙はトイレの悪い気を吸う
○必要以上にトイレットペーパーを置いておかない
→紙は場の気を吸うので - 明かりに注意
○暗めに設定すると悪い気が溜まりやすい
盛り塩による運気アップを目指す場合、トイレのこういった部分には気をつけるようにしよう。
トイレの盛り塩効果を更に高めるには?
盛り塩の前に、トイレを掃除などでキレイにしなければ運気のアップは期待できない。
だから盛り塩をするのは、必ずトイレの掃除を行ってからにしよう。
更に、トイレを掃除してから盛り塩を行う場合、お皿に気を使うことで更に高い運気のアップを期待できるので考慮したい。
とはいえトイレは繊細な場所だから、シンプルな白いお皿を使うだけにして刺激を与えないのがもっとも賢い判断ではないかと個人的には思う。
だからトイレでお皿の色や形にこだわるのは、ある程度の勉強をしてからの方が良いかもしれない。
トイレの盛り塩効果を更に高めるのなら塩にこだわりたい
最初の頃はスーパーなどで売られている安い天然の塩を使うのが良いと思う。
でも盛り塩の効果を感じたら、少し高価な塩を使って更なる開運効果を狙うのもアリかもしれない。
トイレの盛り塩が溶けるのは運気的にどうなの?
トイレというのは湿気の多い場所。
だから、盛り塩を行うと湿気を吸って溶けるのは当たり前。
溶けてしまっても、なにか悪い事があるわけじゃないから安心して欲しい。
でも、湿気を吸った盛り塩を放置するのは避けよう。
溶けた盛り塩を放置したくない理由
湿気を吸って溶けた盛り塩そのものは、効果には問題が無いと考える人が多い。
でも放置すると、見た目の問題もあるしなによりもカビなど新しい汚れの原因になりかねない。
このため、放置することによって別の問題が生じて運気が低下する可能性が考えられる。
だから溶けた盛り塩は、できるだけ早く交換をした方がよい。
風水では盛り塩が溶ける事にこんな考えもある
トイレに盛り塩を置くと溶ける。交換しても、すぐにまた溶ける。
この交換しては盛り塩が湿気を吸って溶けるを繰り返していくと、徐々に運気が向上していくという考えもある。
だから、トイレに盛り塩を置いて溶けたら、運気の向上に一歩近づいたと考えてもいい。
トイレに盛り塩を置くのが逆効果っていうけど?
トイレに盛り塩を置くのは、運気的に逆効果という意見もある。
でも、この逆効果という意見には続きがあり、他の場所よりも管理が難しいからというのが大きい。
トイレ以外の置き場所よりも早いサイクルで盛り塩を交換するなどすれば、逆効果になることは滅多にないので安心して良い。
トイレに植物を置くと風水的に良い
トイレの開運方法で、特に手軽に行えるのが盛り塩。
でも、手間を惜しまないのなら植物を置くのも、風水的に良いとされている。
それどころか植物は、トイレと相性が良いとすら言われているので盛り塩と一緒に置いてもいいかもしれない。
トイレの開運向けの植物
トイレの開運でカギとなるのが、トイレに溜まりやすい厄や邪気を追い出すこと。
この厄や邪気を追い出すのに良いとされるのが、葉の先が尖った植物。
また、トイレに人が求める要素の一つにリラックスがある。
このリラックスを求めるのなら、丸い葉の植物が良いとされている。
トイレに観葉植物を置く場合に考えたいこと
トイレに観葉植物を置く場合、トイレが設置される場所の特徴を考慮したい。
なぜならトイレは、日の当たりにくい場所に設置されることが多いから。
この点を考慮すると、植物を置くのなら日陰でも育ちやすいものを選ぶ必要があるのが分かる。
- サボテン
○水やりの手間がほとんどない
○換気が重要となる
→窓辺に置くなどの工夫が必要
○サボテンの針が邪気を払う
○丸い形のサボテンは癒される - サンスベリア
○日陰でも育つ
○葉が鋭いので邪気を払うとされる
○頻繁に水を与える必要が無く育てるのが楽 - アイビー
○日陰でも育つ - ポトス
○日陰でも育つ
○恋愛運や活力アップに良いとされる
終わりに
今回は、トイレに盛り塩を置く効果についてお伝えした。
トイレは厄や邪気が溜まりやすいので、運気を上げるのなら丁寧に扱う必要がある。
特に掃除をするというのは、トイレから厄を遠ざけるためには必須。
そして掃除を終えたら盛り塩の出番。
盛り塩を置くことで、厄払いと運気向上をして開運を目指そう。