七夕祭り|仙台の歴史と由来に伊達正宗の影あり!飾りもすごい!

仙台七夕祭りは、青森ねぶた祭り、秋田竿燈祭りとともに、東北三大祭りとして数えられている有名なお祭りです。

 

毎年8月5日には前夜祭として仙台七夕花火祭がおこなわれ、8月6日~8日まで仙台七夕祭りは行われます。

 

今回は、仙台七夕祭りをより楽しめる豆知識として歴史や由来、飾りが持つ意味をお伝えします。

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仙台七夕祭りとは?

仙台七夕祭りは毎年行われます。

 

毎年8月5日に前夜祭として仙台七夕花火祭、そして毎年8月6日~8日までが仙台七夕祭りの本番となっていますよ。

 

仙台七夕祭りでは、仙台駅~中央通り、一番通りのアーケード街にかけて豪華絢爛な七夕飾りが見られます。

 

また周辺の商店街でも素朴な笹飾りが見られますよ。

 

 

ちなみに、仙台七夕祭りには毎年200万人が訪れると言われています。

 

前夜祭である仙台七夕花火祭のお客さんは、仙台市民が中心だそうです。

仙台七夕飾りの笹飾りの内容

仙台七夕飾りの内容は、当日まで秘密となっています。

 

そして8月6日になると一斉に各お店で飾られて、6日の午後には審査が始まり、そのまま金銀銅の受賞が行われます。

仙台七夕祭りの由来

仙台七夕祭りは、さいしょ田んぼの神様を迎え入れるお祭りとして始まりました。

 

周期的にやってくる例外をなんとかしようと、豊作や田畑の保護を願って田んぼの神様に祈っていたそうです。

 

また、仙台七夕祭りは伊達正宗の大きな影響もあったと言われています。

伊達正宗と仙台七夕祭り

仙台の有名人に伊達正宗公がいます。

 

伊達正宗は、婦女に対して文化向上を目的に七夕を推奨しました。

 

女子の行事として七夕を推奨したのです。

なぜ七夕を女子の行事としたのか?

七夕が女子の行事として推奨されたのは、裁縫技術の上達を願う意味合いも含まれているからです。

 

年に一度だけ天の川で出会う星まつり伝説、機織り(はたおり)、裁縫、習字の上達を願う乞巧奠(きっこうでん)という儀礼が混ざったのが七夕です。

 

このように七夕には機織りや裁縫が関わっているので、伊達正宗公によって推奨されたのです。

仙台七夕祭りの歴史

仙台七夕祭りの歴史は、3つの段階に分けられます。

 

  1. 江戸時代に伊達正宗公が仙台七夕祭りを推奨したとされる
  2. 明治初期に、日本が新暦を使い始めたことがキッカケとなり仙台七夕祭りは人気が無くなっていく
  3. 昭和初期に仙台商人が不景気を吹き飛ばそうと今の原型となる派手な仙台七夕祭りを始める

 

なぜ8月に行われるのか?

一般的な七夕祭りは7月7日に行われます。

 

ですが仙台七夕祭りは、なぜか8月に行われますよね。

 

これは、一般的な七夕祭りは新暦に基づき、仙台七夕祭りは中暦に基づいて行われているからです。

新暦に基づく場合の不具合

新暦に合わせて七夕祭りを行うと、季節感に合わなくなると言われています。

 

このため仙台七夕祭りは1ヶ月を足した暦の中歴に基づいて行われています。

 

この中歴に基づいて行われるようになったのは、昭和3年くらいだと言われていますよ。

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仙台七夕祭りの見どころ

仙台七夕祭りは、前日の8月5日の仙台花火祭りと8月6日から始まる本番の2部構成です。

 

ただ、仙台七夕祭りは七夕飾りを眺めて楽しむ静的なお祭りですから、物足りなさを感じる方もいらっしゃいます。

 

ですから、仙台七夕祭りの中で行われるイベントに参加するなど、自分から積極的にお祭りに関わる気持ちでいた方が良いですよ。

 

そんなイベントは、お祭り広場で多くが行われています。

 

仙台七夕祭りのイベント例
  • 七つ飾り制作体験
  • フードコーテ(仙台の食べ物を楽しめる)
  • 短冊体験
  • ステージイベント
  • イルミネーション

 

なお、仙台七夕祭りの見どころは以下の3つがメインとなります。

 

仙台七夕祭りの主な見どころ
  • 笹飾りを見て回る
  • お祭り広場でのイベント
  • 8月5日に行われる仙台花火祭り

 

仙台七夕祭りの笹飾りについて

仙台七夕祭りの笹飾りは、全てが手作りです。

 

各お店が数ヶ月前から準備をするのですが、1本につき数10万円~数百万円もかかるとか。

仙台七夕花火祭りについて

仙台七夕花火祭りは、仙台西公園周辺一帯が会場。

 

16000初もの花火が打ち上げられます。

 

打ち上げ場所は、広瀬川の河岬ですよ。

仙台七夕祭りの飾りが持つ意味について

仙台七夕祭りは、とにかく派手。

 

色々な飾りが見られるのですが、基本となる飾りが存在します。

 

その飾りは、七つ飾りと呼ばれていますよ。

 

この七つ飾りには、しっかりと意味があるのでその点についてお伝えします。

 

七つ飾りの持つ意味
  • 短冊
     ○学問、書の上達を願う
  • 紙衣
     ○裁縫の上達や身代わり
  • 折鶴
     ○自分や家族の長寿
  • 巾着
     ○商売繁盛、貯蓄
  • 投網
     ○豊漁
  • くずかご
     ○物を粗末にしない、倹約、清潔
  • 吹き流し
     ○機織(はたおり)や手芸の上達

 

終わりに

今回は、仙台七夕祭りに行く前に知っておくと、よりお祭りを楽しめるかもしれない情報をお伝えしました。

 

仙台七夕祭りに限らず、多くの七夕祭りは自分から積極的にイベントに参加しようという心構えが大切です。

 

ですから仙台七夕祭りを回っても物足りなさを感じたら、お祭り広場に行くなどしてみると良いかもしれませんよ。

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仙台七夕祭りの七夕飾りは、かなり手の凝った物が多い。

 

もちろん自宅で七夕飾りを用意するときに、似た物を用意することも可能。

 

でも自宅で行うのであれば、温かみのある手作りの七夕飾りを用意するのもアリ。

 

例えば折り紙で作ったやつとかを……。

 

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